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2017.06.14
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カテゴリ: 邦画
0802 悪の経典 -アクノキョウテン-

『0802 悪の経典 -アクノキョウテン-』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 三池崇史
・原  作  貴志祐介(文春文庫刊)
・音  楽  遠藤浩二
・主 題 歌  THE SECOND from EXILE
        「THINK ’BOUT IT!」(rhythm zone)
・製  作  市川 南
・エグゼクティブ・プロデューサー 山内章弘
・企画・プロデュース 臼井 央

       坂美佐子
       森 徹
・プロダクション統括 金澤清美
・撮  影  北 信康
・美  術  林田裕至
       佐久嶋依里
・録  音  中村 淳
・照  明  渡部 嘉
       佐藤宗史
・装  飾  坂本 朗
・編  集  山下健治

・製作担当  竹岡 実
・ステイリスト 前田勇弥
・音響効果  柴崎憲治
・CGIディレクター 太田垣香織
・特殊造形  松井祐一

・キャスティング おおずさわこ
・ラインプロデューサー 今井朝幸
・製  作  「悪の教典」製作委員会
・製作プロダクション 東宝映画 OLM
・企画協力  文藝春秋

【キャスト】
・伊藤英明
・二階堂ふみ
・染谷将太
・林 遣都
・浅香航大
・水野絵梨奈
・山田孝之
・平 岳大
・吹越 満

『0802 悪の経典 -アクノキョウテン-』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  TDV23079R
・製作年度  2012年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  株式会社電通
・販 売 元  東宝株式会社
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・リリース  2013.05.10.
・収  録  本編 129分+映像特典
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・音  声  1.5.1ch ドルビーデジタルサラウンド
       2.2.0ch ドルビーデジタルステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、R15+、DVD、レンタル専用
・映像特典  「悪の教典」「悪の教典/序章」予告編集

【ジャケット】
・オモテ面:まるで出席を取るみたいに、
      先生はみんなを殺し続けたんだ。
・ウラ面 :絶大な人気を誇る
      高校教師が
      クラス全員、
      皆殺し。

本作品の内容を端的に表現したジャケットだと思う。いいイラストだ。銃を構えた伊藤英明くんの画像とか、撃たれる生徒の画像とかをオモテ面に使わず、このイラストだけで勝負したところにセンスの良さがうかがえる。
ウラ面は、生徒と談笑する蓮実先生の画像、血まみれのレインコートを着て散弾銃を構えた蓮実先生の画像を対比させていて面白い。どんな内容の映画なのか既に宣伝されているから、このレイアウトは有効だろう。
いいジャケットだ。

『0802 悪の経典 -アクノキョウテン-』ディスク
※ディスク

【感  想】
「フランク・シナトラの♪マック・ザ・ナイフ♪」

三池崇史監督作品群は、バリエーションに富んでいる。(笑)
何でも起用にこなす監督さんだ。頭が良くてセンスがあるのだろう。然も、いずれの作品も彼独特の“毒”が含まれている。これは稀有なことだと思う。

――晨光高校で集団カンニングの疑惑が浮かび上がる。防止策を巡って職員会議も紛糾したが、それを見事におさめてみせたのは英語教諭の蓮実だった。
彼は、赴任して1年余りの新参者だったが、さわやかなルックスと優しい物腰、分け隔てのない態度で、たちまち学校中の人気者になる。
しかし、蓮実には、誰も知らない裏の顔があった。人知れず校内を支配していたが、ささいなトラブルから少しずつ何かが狂って行く。
クレイマーのPTA、問題児の生徒、彼の素性に気づいた物理教諭と生徒……。
文化祭の前夜、修正のきかなくなった彼の世界をリセットするために、蓮実は大殺戮の道を選ぶ。
……というお話し。

“伊藤英明”というあまりセリフが上手くない役者さんを使ったところに、本作品のミソがある。彼のウソ臭さが、“蓮見”というキャラと見事にマッチしてリアルだった。(苦笑)

おかげで見応えのある作品となったが、ひとつ解せないことがある。「なんで立ち向かうヤツが出て来ないんだ?」ということ。体育会系のヤツとか、勘違いしているヤツとか、ひとりや二人、蓮実に立ち向かってアッという間に殺されても良さそうなものだ。或いは、みんなで倒す方法を考えるとか。(伊藤さんの体格を考えると、ちょっとコワイけど)
そう言えば、火災報知器を鳴らして消防を呼ぶこともしなかったなぁ。警備会社に発報するとか……。ま、いずれにせよ、本作品に登場した高校生が無策だったのはザンネン。(苦笑)

とはいえ、2時間オーバーの上映時間を飽きずに観ることが出来たのは、三池監督の演出力のなせるワザ。比較的、邦画は長めだが、昨今の洋画は2時間未満が主流だ。長くても 110分くらい。それに較べると、本作品は十分に大作と呼べるボリュームだ。お見事。

それに、蓮実の凶行にブレヒトの『三文オペラ』を重ねたことで、奥行きのある作品になったことも見逃せない。
音と映像で表現する映画は、小説よりも直接的に観客に訴えることが出来る。♪メキ・メッサーのモリタート♪若しくは、♪マック・ザ・ナイフ♪を知らなくても、映画なら聴かせることが出来る。小説では、こうはいかない。映画ならではのアドバンテージを十分に活かした作品だと言えるだろう。

そして、ところどころに三池監督らしいユーモアが見られるところもいい。
女子高生の下着を投げられた教師が、受け取ってにおいを嗅ぐシーンがある。笑いました。然も、女子高生の名前まで当てるなんて……。コレって、男の本能なんだろうなぁ。山田孝之くんの名演技でした。(笑)

当たり外れが多い監督さんだが、本作品は“当たり”ではなかろうか。かなり面白かった。

オススメ!

(でも、“TO BE CONTINUED”って、どういうこと?)





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Last updated  2017.06.14 06:15:33
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