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2017.06.18
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カテゴリ: 邦画
0806 ストレイヤーズ・クロニクル

『0806 ストレイヤーズ・クロニクル』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・原  作  本多孝好
    「ストレイヤーズ・クロニクル」(集英社刊)
・監  督  瀬々敬久
・脚  本  喜安浩平
       瀬々敬久
・音  楽  安川午朗
・主 題 歌  ゲスの極み乙女。
       「ロマンスがありあまる」

・製  作  中山良夫
       福田太一
       藪下徹也
       柏木甕
       下田淳行
       米田弘志
       熊谷宣和
       茨城政彦
・ゼネラルプロデューサー 奥田誠治
・エグゼクティププロデューサー 門屋大輔
・企画・プロデュース 佐藤貴博

・撮  影  近藤龍人
・照  明  藤井 勇
・美  術  磯見俊裕
・装  飾  天野竜哉
・録  音  小松崎永行

・アクション監督 下村勇二
・編  集  早野 亮
・スクリプター 松澤一美
・スタイリスト 纐纈春樹
・ヘアメイク 橋本申二
・助 監 督  李相國
・製作担当  星野友紀
・ラインプロデューサー 及川義幸

【キャスト】
・岡田将生
・染谷将太
・成海璃子
・松岡茉優
・白石隼也
・高月彩良
・清水尋也
・鈴木伸之
・柳俊太郎
・瀬戸利樹
・黒島結菜
・青木崇高
・渡辺 大
・忍成修吾
・団 時朗
・日向 丈
・布施紀行
・本郷奏多
・豊原功補
・石橋蓮司
・伊原剛志

『0806 ストレイヤーズ・クロニクル』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  VPBT-2488
・製作年度  2015年
・製 作 国  日本
・英  題  STRAYER’S CHRONICLE
・発 売 元  株式会社バップ
・販 売 元  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・リリース  2015.11.
・収  録   126分(本編)
・サ イ ズ  16: 9 LB シネスコサイズ
・音  声  1.日本語ドルビーデジタル2.0ch STRERO
       2.日本語ドルビーデジタル5.1ch STEREO
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用
・映像特典  ----

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :『デスノート』『GANTZ』の
      製作チームがおくる次世代アクション超大作!
        望まぬ“能力”と限られた“命”。
        それでも僕らは、生き抜くんだ。

ジャケットのオモテ面は、まずまずの出来映え。いいイラストだが、崖の上にずらりと並ぶ超能力を持った子供たち。でも、何故か、その上にアップになった子供たち。……これって、意味ないじゃん。クローズUPのイラストを活かすのなら、下方には、別なモチーフを描き込むべきだった。
ウラ面は、何故かナナメにイントロダクションやストーリー、クレジットが記載されている。これって、見辛いなぁ。
二つのグループのリーダーが対峙するデザインだが、もう少しカッコイイ画像を選んであげればいいのに。きっと良いスチールがあるはずだ。あるものの画像でレイアウトするから、こうなる。手間暇惜しまず、良い画像を探し出す熱意が欲しかった。

『0806 ストレイヤーズ・クロニクル』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「ひとつ屋根の下」

どこかで見たり聞いたりしたような設定とストーリーで、その幼さは犯罪に近い。先人たちへのオマージュと言うより著作権侵害、“映画泥棒”と同じなんじゃないか?(苦笑)

90年代初頭に行われた実験で超能力を得て生まれて来た子供たちのお話し。
冒頭のボウリング場のシーンは、大友克洋さんの『アキラ』を思い出させる。超能力を持った少年が暴れるのだからなおさらだ。
主人公のスバルは、“未来が見える”らしく、誘拐犯たちの攻撃を楽々とよけてみせる。でも、演じた役者さんの身体能力が低く、スイスイとナイフや拳をかわす動作が実にマヌケだった。思わず鼻で笑ってしまった。(笑)
カメラも、どう撮ったら良いのか解っていなかったと思う。これは、キチンと絵コンテでイメージを伝え、その通りに演出する計画を立てられなかった監督さんの責任だろう。

“瞬間移動(ただ速く動けるだけ)”の能力を持った少年が登場するが、『X―MEN2』に登場したアラン・カミングを思い出させる。或いは、『ジャンパー』のヘイデン・クリステンセンか……。そうした作品らの劣化版といった感じ。奥行きがなく、ペラペラのVFXには全く迫力がなかった。
韓国や香港の土産で貰う偽ブランド品みたい。よく似ているが、偽物は所詮、ニセモノでしかない。たとえ、ホンモノだと信じ込ませるほど精巧に出来ていたとしても、ニセモノであることに変わりはない。

そう言えば、エコテロリストの場面もヒドかったなぁ。劇中の成海璃子さんのセリフではないが、「なにコレ?」って感じ。黒幕の心情を語らせたかったのだろうけど、あまりに稚拙で頭を抱えてしまった。(溜息)

超能力を持って生まれた子供たちは、大人になるまで生きられない。彼らは“生みの親”を訪ねて、理由を訊く。何故、生み出したのか、と――。
これって、レプリカントじゃん。リドリー・スコット監督の『ブレードランナー』に憧れたんだろうなぁ。デビュー当時から高校の文芸部員みたいな小説を書いて来た本多孝好さんらしい。白いハトがアゲハ蝶に変わっただけ。実に幼い。(苦笑)
原作を読んでいないので判らないが、彼らが何をしようとしていたのか、本作品を観る限り、私には解らなかった。

本作品の監督さんは『感染列島』を撮った方。何故か、本作品でも致死率80%のウィルスが出て来る。超能力グループ“アゲハ”のリーダーが死ぬと、ウィルスが放出されるんだとさ。(何かバカバカしい) 何で、それが分かるんだ?

彼らは、動植物(?)の遺伝子を組み込まれて、その特徴を持っているようだ。三池崇史監督の『テラフォーマーズ』を思い出してしまった。
残念ながら本作品では、あれほど明確に描かれていない。イルカやチーター、ヘビらしいが、説明もないので、よく分からない。口からスイカのタネみたいなのを噴き出す女の子や速く動ける男の子、体が硬質化する男の子(私も体の一部が固くなる)、“死の接吻”をする女の子、能力のない女の子。(エコーロケーションらしいが、能力が描かれるのは序盤の1回きり。クライマックスでは何の役にも立たない。こういうところが本作品のダメなところだ)
描き分けが出来ていないので、クライマックスは、グズグズとキャラが1人ずつ死んで行くだけ。これじゃあ、役者さんも可哀想だ。(溜息)

それにしても、なぁんか、みんな同じ顔に見えるんだよなぁ。(苦笑) 若い男の子は、みんな今風の顔立ちをしていて、演じるキャラはチンピラみたい。こんなのがカッコイイのだろうか。私には、理解出来ない。歳をとったなぁ。(遠い眼差し)

“アゲハ”のリーダーを演じた染谷将太くんは、車椅子に乗りっぱなしだったが、役作りに力を入れていて好感が持てた。天性のヒラメキと集中力は、他の出演者の中でも群を抜いていた。いい役者さんだ。
『デビルマン』の“デビルイヤー(地獄耳)”の女の子を演じた成海璃子さんは、いつも通り場違いな雰囲気を漂わせて面白かった。(笑) 彼女の存在感は、圧倒的だなぁ。
他の方々は可もなく不可もなく。監督さんの演出にかたよりがあって、残念ながら印象に残るカットがなかったのは致命的だった。出番は少なくても、記憶に残るようなシーンやショットを撮ってあげるべきだ。

ちなみに、長男(?)がバラバラだった兄弟を集めて家族を作ろうとするところは、TVドラマ『ひとつ屋根の下』みたいだった。(笑)

オススメ致しません!(ワーナーの配給ではなく、アルバトロスからリリースされたのなら、話しは別ですけど……)





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Last updated  2017.06.18 06:37:45
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