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2017.06.23
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0811 殺人犯

『0811 殺人犯』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ロイ・チョウ
・製作総指揮 ビル・コン
・脚  本  トー・チーロン
・撮  影  リー・ピンビン
・編  集  チョン・カーファイ
・音  楽  梅林 茂

【キャスト】
・アーロン・クォック
・チャン・チュンニン

・チェン・クアンタイ
・チン・カーロッ
・ショシー・ホー(特別出演)
・タム・チュンヤッ

『0811 殺人犯』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  ASBX-4722
・製作年度  2009年
・製 作 国  香港
・原  題  殺人犯MURDERER
・発  行  アミューズソフト
・販 売 元  アミューズソフト

・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・日本公開  2010年 6月 5日
・収  録  約 123分(本編約 121分)

・音  声  1.広東語・北京語 オリジナル
         2.0chステレオ ドルビーデジタル
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用
・映像特典  予告編

【ジャケット】
・オモテ面:容疑者は、自分自身。
        失われた記憶。意識が戻ったとき、
        刑事は疑惑を向けられた。
        殺していない、と、言い切れない。
・ウラ面 :アジアで賛否両論!
      驚愕のサスペンス・ホラー、遂に解禁!
        [第29回 香港電影金像賞
        二部門(主演男優賞・新人監督賞)
        ノミネート]
        [ゆうばり国際ファンタスティック
        映画祭2010正式出品作品]
      犯人は自分なのか?
      それとも別にいるのか?
      記憶を取り戻していくうちに明らかになる、
      連続猟奇殺人事件に潜む驚愕の真相とは??

オススメしたい作品ではないので、気がのらないのだけれど、このコピーはダメじゃない?
ほとんどストーリーを暴露してしまっているような気がする。文章になっていないのは、最後のオチだけか……。
とりたてて目新しいところのジャケットだった。

『0811 殺人犯』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「アクロバティックな真相」

アジアの映画は、あまり観ないので、その情勢には疎い。
最近の韓国映画にしても香港映画にしても、残忍な描写と暗いテイストのイメージが強い。クライム・スリラーばかり観ているからだろうか。(苦笑)
重い映画は好きじゃないし、わずか2時間前後のレクレーションに気分がどんよりしては、休日が台無しだ。結局、“お口直し”の1本を用意しなければならないため、まとまった時間が必要になる。
そうかと言って、純愛モノやラブコメにドキドキするほど、私も若くない。だから、最近は、よほどのことがない限り、アジアの作品を観ることはなくなってしまった。(汗)

――昇進を間近に控えていたクォン刑事は、猟奇的な連続殺人事件を追っていた。しかし、未だに被害者同士の接点すら見つけられず、捜査は暗礁に乗り上げていた。
或る日、クォンは、アパートの7階の廊下で倒れているところを保護される。その真下には、同僚の刑事が血まみれになって横たわっていた。上階から投げ落とされたのだ。背中にはドリルで付けられた穴が幾つも空いていた。間違いなく彼らが追っていた連続殺人犯の犯行だ。
同僚は一命をとりとめたが、意識は戻らず、瀕死の重傷だった。ところが、事件の際の記憶は失っているものの、クォンは軽傷だった。そのことが彼に嫌疑が向けられる要因となった。
実際、幾つもの証拠が、彼が犯人であることを指し示しており、彼は誰に相談することも出来ず、次第に追い詰められていくことになる。
……というお話し。

途中で真相は読めてしまうのが難点。「まさかね」と思っていたら、その通りだった。(苦笑) こういうアクロバティックな事件の真相は、キチンと描かないと説得力に欠ける。本作品は、可愛くない子役に説得力があったが、実行犯のくだりで台無しにしてしまった感じ。
結局、誰が誰を殺したんだ?

途中から主人公の妹が登場する。他の出演者とは明らかに違うオーラを放っている。それに、どこかで見た顔だった。
なかなか思い出せなかったが、最後の方で、はったと思い出した。『ドリーム・ホーム』で夢のマイホームのために住人を殺しまくる女性を演じたジョシー・ホーだ。あの作品ではプロデューサーもつとめていた。道理で、格が違うわけだ。(笑)
残念ながら、本作品では事件に関わることもなく、友情出演の範囲を出なかった。

ストーリーの骨格はリチャード・ドナー監督の『オーメン』と同じ。どうせなら、エンディングも同じにしてくれたら、まとまりが良かったのだが、アジア映画の常でビンボー臭いバッドエンディングだった。
そう、『エスター』を連想していたが、もしかしたら『オーメン』シリーズの“ダミアン”の方が近いのかも知れない。

クライマックスの展開はデヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』を思い出させる。
それに、子供(?)が40年間の人生を振り返る場面を観ながら、野村芳太郎監督の『砂の器』を思い出してもいた。(あれほど哀しくも美しくもないが…)

どうやら、いろいろゴッタ煮になっているのかも知れない。もしかしたら、丁寧に観て行くとヒット作にインスパイアされたシーンをもっと見出すことが出来るかも知れない。

でも、緩急に乏しい演出は途中で飽きるし、どう考えても犯行にムリがある。共犯者がいることは早い段階で示唆されているが、それだけでは納得できない。警察にしても、被害者が幼い頃に同じ町で暮らしていたことを突き止められないのも、不自然だ。

いろいろツッコミどころが満載で、ゴアシーンに力を入れて、不気味な雰囲気を演出しようとしていたが、監督さんのスキル不足といった感じだった。

なので、オススメは致しません!





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Last updated  2017.06.23 06:37:12
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