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2017.07.11
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0829 ランド・オブ・ザ・ロスト

『0829 ランド・オブ・ザ・ロスト』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  C.トーマス・ハウエル
・原  作  エドガー・ライス・バローズ
・脚  本  ダーレン・ダルトン
・撮  影  マーク・アトキンス
・編  集  ブライアン・ブリンクマン
・音  楽  クリス・ライデンハウア
・製  作  デヴィッド・マイケル・ラット
・製作総指揮 デヴィッド・リマウィー



                 「アウトサイダー」
・バローズ船長(麦人)…ティモシー・ボトムズ
                  「エレファント」
・リンジー(斉藤梨絵)…リンゼイ・マッケオン
               「ヴェロニカ・マーズ」
・カレン(日野由利加)…アンヤ・ベントン
・ロンゾ(黒澤剛史)…スティーブン・ブラックハート

『0829 ランド・オブ・ザ・ロスト』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  ALBTS0060
・製作年度  2009年
・製 作 国  アメリカ

・発  売  アルバトロス株式会社
・販  売  アルバトロス株式会社
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----

・リリース  ----
・収  録  89分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタ
・音  声  1.オリジナル <英語> (Stereo)
       2.日本語吹替 (Stereo)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語デカ字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、セル専用
・映像特典  予告編収録

【ジャケット】
・オモテ面:そこは、時に忘れられた世界。
・ウラ面 :ロストワールド?!タイムスリップ?!
      息をもつかせぬサバイバル・アクション!
      世界的SF冒険小説『時に忘れられた世界』を
      映像化!!

まるで子供向けの本の表紙みたいだ。月もT-REXも翼竜も本編に登場する。ドイツの潜水艦だって出て来るし、描き込まれた登場人物の衣装も忠実に再現されている。爆発シーンだってある。このイラストを描いた方は、本編を観た上で描いたことは明らかだ。(戦闘機や砂漠に埋もれた都市や橋は出て来ないが……) そこに、本作品の愛情を感じることが出来る。
ウラ面は、まるでティモシー・ボトムズが主人公のように扱われている。ちょっとした誤謬はあるが、まずまず作りこまれた出来映えだろう。
いいジャケットだ。さすが、アルバトロス!

『0829 ランド・オブ・ザ・ロスト』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「失われた夢の記憶」

『ヒッチャー』に主演したトーマス・ハウエルは、鳴かず飛ばずの四半世紀を過ごしたようだ。いまや、くたびれた営業マンみたいな姿になってしまった。ライトバンの荷台に売れない商品を積んでアメリカ全土を放浪しているような顔つき。とてもスターとか俳優とか呼べる輝きはない。古いイメージで恐縮だが、荷台の商品はゴムひもとか荒物雑貨に違いない。(笑)
そのトーマス・ハウエルが監督、主演した作品が、これ。軟弱な主人公を演じている。監督業としても、涙が出るくらいヘタクソで情けなかった。こんな作品で名を汚すとは……。(泣)

――男女4人のグループがプエルトリコへとクルージングに出る。しかし、ヨットは嵐に遭い、異次元(?)に飛ばされてしまう。そうして彼らは、或る島に辿り着くが、そこは太古の恐竜が棲む島だった。
……というお話し。

エドガー・ライス・バローズ原作らしいが、そのテイストは皆無のような気がする。まだ義務教育を受けていた頃に観た『恐竜の島』『続・恐竜の島』の方が、まだ原作に近かったように思う。既に40年から昔の記憶なので定かではないが、本作品の出来映えに較べたら、超大作だったのかも知れない。(笑)

当時は多感な年頃だったので、子供向けの映画を観たいと言えなくて1人で観に行った。(と思う) 親には「『メーテルリンクの青い鳥』を観に行く」と言ってお金をせびり、ちゃっかり『恐竜の島』を観て来たりしていた。何しろ、エリザベス・テイラーが出演した『青い鳥』は、文部省の推薦映画だった。○○○推薦映画ほど退屈な作品はない。(笑)

そう言えば、あの頃は『恐竜の島』シリーズに続いて『地底王国』とか、毎年のように封切られ、目に見えて作品の質は低下していったが、実に楽しい時代だった。程なく、荒唐無稽な空想科学映画は姿を消し、『レイダース/失われたアーク』に代表される大人向けの冒険映画にシフトされてしまう。それはそれで善いのだが、小中学生が純粋に楽しめる映画が作られなくなったことは、寂しい。それは、ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグがもたらした悪い影響のひとつだと私は思っている。

「地球上には、まだ見つかっていない無人島があって、そこには巨大生物が生息している」と夢見る子供が、どれほどいるだろうか。
私は、誰かに先に発見されやしないかと、ドキドキして夜も眠れないまま幾日も過ごした。早く大人になりたかった。そのうち、船乗りクプクプのように船に忍び込んでしまうかと考えたりもした。船乗りたちは、海の上でたくさん不思議なものを目撃しているのに仲間たちだけの秘密にして、陸の人たちには本当のことを喋らないだけなんだ、と思っていた。

子供たちに、そういう夢を与えてくれる映画が、いまはない。そのせいか、スイカの定期券をぶら下げ、ランドセルを背負って携帯ゲーム機をいじっている子供ばかりだ。ランドセルには防犯ブザーまで付いていて、みんな眼鏡をかけている。
この子たちに『十五少年漂流記』や『地底探検』の興奮を教えてあげたい。アトラクション・ムービーでは体験できないホンモノの興奮を――。
勿論、本作品で、その体験をすることは出来ないが、ちょっとだけ、そんな気分にさせてくれる。

共演にティモシー・ボトムズ。 懐かしい名前だ。いいオジイチャンになってしまった。クルーズ船の船長役だが、酔っ払いのプール清掃員にしか見えない。(退役軍人ね)

ゲーム機を捨てて夢を見よう。ほんのほんのほんの少しだけ、オススメ!





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Last updated  2017.07.11 05:57:40
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