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2017.10.03
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カテゴリ: オカルト映画
0913 悪魔の儀式

『0913 悪魔の儀式』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本・撮影・編集 ジョージ・A.ロメロ
・製作総指揮 アルヴィン・C.クロフト
・製  作  ナンシー・M.ロメロ
・共同製作  ゲイリー・ストライナー
・音  楽  スティーブ・ゴーン

【キャスト】
・ジャン・ホワイト
・レイ・レイン
・アン・マフィ

・ビル・サンハースト
・ヴァージニア・グリーンウォルド

『0913 悪魔の儀式』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  BIBF-3088
・製作年度  1972年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  SEASON OF WITCH
・発  売  株式会社ビーム エンタテインメント
・販 売 元  株式会社ビーム エンタテインメント
・PRESENTED BY REDRUM
・税抜価格  3,800円

・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・監  修  ----
・公  開  ----
・リリース  ----

・サ イ ズ   4: 3 スタンダード
・音  声  1.英語 モノラル(DBデジタル)
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面 1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC、DVD、セル専用
・映像特典  ----

『0913 悪魔の儀式』チャプターリスト1
※チャプターリスト1

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :《マスター・オブ・ホラー》
      ジョージ・A.ロメロが描く黒魔術の世界!
        魔術によって開かれた扉。
        そして、その向こう側。

『0913 悪魔の儀式』チャプターリスト2
※チャプターリスト2

セピアカラーのジャケットだが、安っぽく見えてしまうのは、微妙にカラーバランスが崩れているからだろう。この辺りは、デザインされる方のセンスが影響するので、何とも言えないが、私は失敗ではないかと思っている。むしろ、チャプターリストのオモテ面のイラストの方が、ジャケットに相応しい気がする。それにしても、このイラストの女性は誰? 本編に出て来ましたっけ? うーん……。
実のところ、収録された映像のクオリティが低く、こんなジャケットにしてしまった気持ちも解らないではない。(笑)
ウラ面の取り込み画像のカラーの鮮やかさだけ秀逸。(それとも、悪夢と現実を分けて表現したのだろうか?)

『0913 悪魔の儀式』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「ラテント・イメージの迷走」

ジョージ・A.ロメロ監督の2作品目。Wikipedia だと、そうなっている。けれど、多くの資料に2作品目として『There's Always Vanilla』という作品が記載されている。
確かに、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(NOTLD)』のコレクターズBOX(DVD3枚組)の特典ディスクに数カット収録されていた。「完成しなかったのかなぁ」と思っていたら、米国で本作品とカップリングでDVDがリリースされているのを見つけた。そんなことなら北米版を買えば良かった。(苦笑)

また、本ディスクに特典として収録されたフィルモグラフィには、デビュー作『NOTLD』の後、『The Affair』という作品を撮ったことになっている。が、これは発売元の間違いだろう。調べたが、本作品のカナダでのタイトルが『The Affair』らしい。
本作品自体、いくつものタイトルが付いているので、制作をしたラテント・イメージ社の混乱ぶりが伝わって来る。そう言えば、『NOTLD』もタイトルの変更が著作権表示の欠落を招いた。最初は『ナイト・オブ・ザ・フレッシュイーター』というタイトルだった。ところが、配給会社の意向で急遽変更したと、ロメロ監督がインタビューで答えていた。

本作品も、完成時は 2時間10分だったが、配給会社がダメ出しをして90分まで短縮。タイトルも 『JACK'S WIFE』から扇情的な『HUNGRY WIVES』に変更。あたかもセクスプロイテーションのような扱いになってしまった。(まぁ、確かにポルノ映画のような題材なのだが……)

『NOTLD』は、映画を作りたいと集まった10人が中心となって製作された。その時、「たまたま映画づくりの知識があった自分が監督をすることになった」とドキュメンタリーでロメロ監督は発言している。おそらく謙遜なんかではなく、事実だろう。完成から公開までの“販路”の確保が出来ていなかったことからも、それはうかがえる。たぶん何のコネもなかったに違いない。
製作から配給までキチンと管理するハリウッド式の映画づくりを嫌うロメロ監督の意識の根底には、この頃の苦労が色濃く反映しているような気がしてならない。

さて、本作品は、夫にかまって貰えない妻の情念を描いた女性向けのホラー映画。多くの方がネットで指摘される通り、“退屈”である。(苦笑)
特に男性は、彼女がおかれた環境に対して感情移入できない分、理解しにくい。想像力が足りないと言われればそれまでだが……。
同じ題材の作品としては、アンジェイ・ズラウスキー監督の『ポセッション』が思い出される。イザベル・アジャーニのファンである私は「さすが映画祭で賞をとるだけあって熱演だ」と感激しきりだったが、LDを貸した知人は「延々と女のヒステリーと妄想を見せられて疲れた」とゲンナリしていた。(評価とは、そういうものである)

おおかたの評価は兎も角、監督2作品目にして、既にシロートっぽさは抜けていることに感心してしまった。
特に、夢と現実、実生活と魔術を切り分けることなく、乱暴なほどに混在させているところが秀逸である。もっと突き詰めて行くとロシア映画のようになって行くのではないかと思った。このあと撮影した『マーティン/呪われた吸血少年』が欧州で受け入れられたのも、自明のことだったのかも知れない。

オススメ出来る作品ではないが、ジョージ・A.ロメロ監督を知る上で欠かせない1本であることは確かだと思う。





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Last updated  2017.10.03 05:16:21
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