B級映画ジャケット美術館

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2017.12.05
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0976 デス・ゲーム2025

『0976 デス・ゲーム2025』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  アーネスト・ディッカーソン
・製作総指揮 ウェズリー・スナイプス
・原  案  スティーヴ・デ・ジャーナット
       ロバート・ヒューイット・ウルフ
・脚  本  ロバート・ヒューイット・ウルフ
・撮  影  ジョナサン・フリーマン
・音  楽  スチュアート・コープランド

【キャスト】
・ウェズリー・スナイプス

・ディーン・ケイン
・レイチェル・シェーン
・ビル・スミトロヴィッチ
・ケン・カージンガー

『0976 デス・ゲーム2025』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  LBXS-024
・製作年度  1998年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  ----
・発 売 元  映像文化社
・販 売 元  株式会社ファインディスクコーポレーション

・価  格  ----
・日本語字幕 ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・吹替演出  ----

・リリース  ----
・収  録  90分
・サ イ ズ  16: 9
・音  声  1.オリジナル(英語)
       2.日本語吹替
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語吹替用字幕
・そ の 他  片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、
       DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、
       セル専用
・映像特典  ----

【ジャケット】
・オモテ面:ゲームの勝者が
      世界を手に入れる
・ウラ面3:『ブレイド』ウェズリー・スナイプス×
      『デスパレードな妻たち』
           ヴァネッサ・ウィリアムズ×
      『新スーパーマン』ディーン・ケイン
      豪華俳優陣で贈る
      大迫力の近未来SFアクション!!

「うわー、ビンボーくさっ!」というのが、このジャケットを見た時の感想。(笑)
いまどき、こんなセンスのないジャケットは、なかなかお目にかかれない。冗談かと思ったくらい。(苦笑)
昔、3番館くらいでしか公開できない映画のチラシが、こんな感じだった。2色刷りのチラシで、全体のデザインもチープ。やたらと過激な煽り文句が並んでいるのが、かえって物悲しかった。封切り館で幕開け出来るメジャー作品とは異なり、2番館や3番館で封切られるB級映画は、端から客が入るなんて思っちゃいない。たいてい2本立てだったし、仕事をサボったサラリーマンの昼寝の子守歌くらいにしかならない。“ぴあ”で情報を収集し、さて「観に行こう!」と思っていた矢先にチラシを手に入れ、あまりにチープなデザインに観る気が失せてしまったこともある。
本作品のジャケットは、たぶん多くの人の「観てみようか」という気持ちを奪ったと思う。(溜息)

『0976 デス・ゲーム2025』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「日本文化の影響」

ジョン・マクティアナン監督の『ローラーボール(02)』を彷彿させる“未来のゲーム”を素材にしたSFアクションTVM。(1975年のノーマン・ジェイソン監督版の方ではありませんので、念のため)
1998年の作品なので、特撮はそれなりの出来映え。でも、昔の作品らしく丁寧に撮っているし、ロケ地もセットの数も多い。キャストも手堅いところを揃えているので、贅沢な印象だ。このグレードなら、劇場用映画として紹介されても納得するだろう。(笑)

――2025年、HLO(ハワイ解放機構)は、ハワイ独立を掲げて過激な活動を繰り返していた。その活動を非難した“フューチャースポーツ”のスーパースター、トゥレ・ラムジーは、決勝戦の直前、HLOに襲撃される。
しかし、その場に居合わせたチームのメンバーとともに、これを撃退。更にラムジーの人気が高まる。ところが、決勝戦は、彼のスタンドプレイが原因で“ロサンゼルス・ラッシュ”は負けてしまう。
……というお話し。

トゥレ・ラムジーを演じるのは、ぼんやりした二枚目のディーン・ケイン。TVシリーズ『新・スーパーマン』でクラーク・ケントを演じた俳優さん。特徴がなさ過ぎだな。(笑)

“フューチャースポーツ”の創始者オビケ・フィックスを演じるのは、ウェズリー・スナイプス。『ブレイド』がヒットする前後の出演だが、キレのいい動きを見せてくれる。本作品では、プロデューサーも兼ねている。

TVキャスターのアレックス・トーレスを演じるのは、ヴァネッサ・ウィリアムズ。歌手から女優デビューした方なので、歌手のイメージが強い。ディズニー・アニメ『ポカホンタス』のエンディングテーマを歌い、グラミー賞を受賞している。

また、特筆すべきことは、ヒロ・カナガワ(金川弘敦)がプレイヤーの1人として出演していること。英語版『機動戦士ガンダム』でギレン・ザビの声をあてた声優さんで、あれがデビューだった。

同じカナダの声優さんでデビッド・ケイが出演されていることも見逃せない。日本のアニメを数多くアテている方だ。

思えば、本作品には、日本文化への傾倒がうかがえる。声優を役者として起用しているのも、その一端なのかも知れない。
主人公のラムジーは、日本風の部屋で暮らし、巻き寿司を作ってアレックスに食べさせたりしている。
コーチのダグラスは、ラムジーに対して両手を合わせてお辞儀をする。まるでお参りの風情だ。(ラムジーは神様か?!)
ヒロ・カナガワが演じるプレイヤーの役名が“アキラ・オートモ”なのも無関係ではあるまい。大友克洋さんの『AKIRA』が封切られたのは、1988年だ。
製作に当たって、日本の文化、特にサブカルチャーとしてのアニメを意識していたことは確かだろう。

そう思って製作に目を転じると、なぜかデボラ・ラフィンの名前が……。(笑)
ミルトン・カトセラス監督の『エーゲ海の旅情(73)』でデビューした方で、『ダブ(74)』や『いくたびか美しく燃え(75)』など、私たち世代には忘れられない女優さんの1人である。『ラスト・レター(80)』では記念すべき第1回ラジー賞のワースト女優賞を受賞している。(笑)
そんな彼女が、どうして本作品で製作総指揮に名を連ねているのか不思議でならない。後にも先にも、製作に携わったのは、この1本だけである。

現代のCG満載のSFアクションもいいが、1970~90年代の作品には、形容し難い魅力がある。私自身、その時代に映画を観て育ったせいもある。あの頃の空気感が蘇って来るのだ。
でも、TVMであれ劇場映画であれ、1本1本を丁寧に撮っていたのは確かだ。
手軽に撮れるようになって粗製濫造気味の現代だからこそ、昔の作品を観る価値があるのかも知れない。

ちょっとだけオススメ!





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Last updated  2017.12.05 07:09:24
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