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2017.12.04
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0975 7BOX/セブン・ボックス

『0975 7BOX/セブン・ボックス』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・製作総指揮 ロシオ・ガリアー
       カミロ・グアネス
       マリア・ヴィクトリア・ラミレス・ジョウ
       タナ・シェムボリ
・監  督  ファン・カルロス・マネグリア
       タナ・シェムボリ
・脚  本  ティト・チォモロ
       ファン・カルロス・マネグリア

・撮  影  リチャード・カレアーガ
・音  楽  フラン・ビリャルバ

【キャスト】
・セルソ・フランコ
・ビクトル・ソサ
・ラリ・ゴンザレス
・ニコ・ガルシア
・マヌエル・ボーティロ
・ネリー・ダヴァロス
・ロベルト・カルドゾ
・ジョニー・キム

『0975 7BOX/セブン・ボックス』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】

・製作年度  2012年
・製 作 国  パラグアイ
・原  題  7CAJAS
・発 売 元  株式会社トランスフォーマー
・販 売 元  株式会社ファインディスクコーポレーション

・価  格  ----
・日本語字幕 ブレインウッズ
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・吹替演出  ----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録  本編105分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・音  声  1.スペイン語(一部、グアラニ語)
         ステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、
       DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、
       セル専用
・映像特典  ----

【ジャケット】
・オモテ面:命をかけて、7つの箱を守りきれ!
        南米の小国で誕生した奇跡の

        エンターテイメント、日本上陸!
      [トロント国際映画祭正式出品]
      [スペイン・アカデミー賞(ゴヤ賞)

       スペイン語外国映画賞ノミネート]
      [マイアミ国際映画祭観客賞受賞]
      [サン・セバスチャン国際映画祭
       ユース賞受賞]
      [サンタバーバラ国際映画祭
       スペイン・ラテンアメリカ映画賞受賞]
・ウラ面 :世界各国の映画祭で絶賛の嵐を巻き起こした
      最高傑作!
        映画製作本数20本以下のパラグアイで
        生まれた、奇跡の超ハイスピード・
        スリラー・アクション!!
      謎の7つの箱を巡り、
      少年の決死の逃亡劇が始まる――
        ★映画史を変える
        最高のエンターテイメントだ!
        ――バラエティ誌
        ★驚愕の一言! こんな映画と
        出会えるのを長年待っていた!
        ――トゥイッチ・フィルム

煽り文句が、ジャケットのオモテ面とウラ面を埋め尽くしている。それだけでも、惹かれるものがある。(笑)
これって、ポスターやDVDのジャケットのセンスではない。おそらく、チラシ等の宣材をデザインするセンスだと思う。
子供の頃、映画のチラシを随分と集めていた。インターネットのない時代だ、映画雑誌とチラシだけが、情報を集める手段だった。特に、チラシの裏面にはイントロダクション、ストーリー、スタッフ&キャストが掲載されて、重要な情報源だった。
本作品のオモテ面は、そんなチラシを彷彿とさせる。優れたデザインだとは思わないが、売ろうとする熱意が伝わって来るし、懐かしい雰囲気がして好ましい。いいジャケットだ。(笑)

『0975 7BOX/セブン・ボックス』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「箱の中身は?」

パラグアイの作品。なかなか面白かった。独特なテンポが楽しく、最後まで一気に観てしまった。中盤は少しダレ気味だが、ユーモラスな展開に厭きずに観ることが出来た。(笑)

正直、サスペンスというには“穴だらけ”だし、スリラーと呼ぶには箱の中身が早い段階で分かってしまう。
それでも厭きずに観ることが出来たのは、主人公の2人にリアリティがあったこと、風俗習慣が珍しかったことが、理由に挙げられる。携帯電話のモデルや中盤に登場するオカマの娼婦、荷物を台車で運ぶことが仕事として成立すること、などなど。昔、淀川長治さんが「映画は、世界中のさまざまな国のことを教えてくれる」と言っていたが、まさに本作品は、その見本だろう。(笑)

ところで、パラグアイがどこにあるのか知らなかったのでネットで検索。こういう時、ネットは便利だ。いい時代になったものだ。(苦笑)
パラグアイは、南米のド真ん中に位置し、大きな川が貫いている。人口は 645万人(2010年度)。東京の3分の2程度。かなり人口密度が低い。貧富の差が激しく、10%の人が国富の43%を占有している。国民の4割が貧困層だと言われる。日本からの移民は日系人を含めて 7,000人。これに比して援助も多い。そのため、日本に対する感情は良好なようだ。

本作品は、実際の市場で撮影されている。エキストラも、市場で働いている人たちとのこと。夜の熱く湿った空気と、すえた匂いが伝わって来る。南の国に特有のざわついた雰囲気が、本作品にピッタリだ。
そう言えば、主人公のビクトルや女友達のリズを演じた役者さん達も、本当に市場で働いている人たちのようで、見事にハマっていた。とても演技に見えなかった。(笑)

――パラグアイのスラムに広がる市場メルカド・クワトロ。少年ビクトルは、手押し台車で荷物を運び、生活費を稼いでいた。
或る日、彼は、新型の携帯電話が欲しいばかり、怪しげな仕事に手を出してしまう。7つの箱を指示通りに運ぶだけ。然も、報酬は 100ドルだ。最初は簡単な仕事に思えた。
しかし、スリに箱を奪われ、警察官も箱の中身を確認しようとする。商売敵のネルソンも箱を狙っている。
ビクトルは箱を守りながら、勝手知ったる市場の中を箱を守って駆け巡る。
……というお話し。

何となく、顔立ちが日本人と似ている。モンゴロイド系なのだろう。スペイン語を主言語としながら日本人と同じ顔立ちって不思議な感じだ。
それに、貧しい国の警察官は“悪人”と相場が決まっているが、本作品に登場する警察官は、良い人ばかり。その誠実さは、モンゴロイドに由来しているような気がする。(差別の意図はありませんので、念のため)

だからなのかも知れないが、南米パラグアイという見知らぬ国の映画にも関わらず、懐かしい気分になってしまった。
沖縄の公設市場だって、昼間は観光客に溢れかえっているものの、夜はこんな感じなのに違いない。

携帯電話の動画機能に惹かれ、ブラウン管に映るキャラクタに惹かれ、映画の登場人物に惹かれる少年ビクトルは、最後の最後にTVに映る自分の姿を見て微笑む。
ふと、ビクトルは、監督さん自身の分身なのではないか、という気がした。

それって、なかなかステキなことだ。(笑)

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Last updated  2017.12.04 06:22:58
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