B級映画ジャケット美術館

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2019.01.07
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1374 ビヨンド・ザ・トレック


※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 イアン・トゥルートナー
・製  作  ヘイリー・ヘルムライク
       マシュー・S.ゴア
・撮  影  ジャスミン・クーン
・音  楽  ローマン・コバリク

【キャスト】
・サニー・メイブリー『スピーシーズ3/禁断の種』
・ランス・ブロードウェイ
・T.J.ホーバン



※ウラ面

【仕  様】
・型  番  TWAD-1398
・製作年度  2016年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  Teleios
・発  売  株式会社トランスワールドアソシエイツ
・販  売  株式会社トランスワールドアソシエイツ
・提  供  ----
・価  格  4,700円+税
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----

・吹替演出  ----
・吹替版制作 ----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録  本編 approx.90分

・音  声  1.オリジナル (英語) 5.1ch
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面 1層、COLOR、MPEG-2、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、
       DVD、セル or レンタル
・映像特典  1.オリジナル予告編


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:地球に残された
      唯一の希望。
・ウラ面 :消息を絶った宇宙船で
      一体何が起きたのか!?
      救助に向かったクルーたちが、
      かつてない危機に直面!
        巨大な陰謀に翻弄された者たちの
        運命を描くSFアクション超大作!!

宇宙空間での銃撃戦を描いたジャケットのオモテ面は、なかなかカッコイイ。地球と木星(?)を背景に、爆発を起こす宇宙船。主人公と男性乗組員が、どこか目線を向けて銃を構えている。『スター・ウォーズ』が公開された後、たくさんの亜流作品、スペースオペラが登場したが、その中の1本ってカンジ。でも、本作品は、2016年度の製作なんだなぁ。(笑)
それに、体躯のわりには、頭が大きく、少しズレている。この辺りの違和感が、さらにチープな印象にしている。
ウラ面も、なかなかカッコイイ。ハチの巣の形状をモチーフにして、画像をレイアウトしている。
キャッチコピーも、あながち間違ってはいない。
全体的に良いデザインだが、そこはかとなく漂うB級の感じが、マニアにはたまらない出来映えだ。

【感  想】
「昔懐かしいSFゴッコ」

ちょっとだけハードなSFミステリー。リドリー・スコット監督の『エイリアン』や『ブレードランナー』をリアルタイムで観て来た世代の1人としては、「懐かしい」のひと言だった。

だから、「2015年、人間の胚の組み換えに成功」と、プレオープニングに流れるテロップを見た段階で、ストーリーが読めてしまった。(笑)

そうして産まれた完璧な人間はIQが高くて肉体的にも優れていた。気質も整っている。彼らはGCヒューマンと呼ばれ、過酷な深宇宙探査にかり出されることになる。
まるで、レプリカントだ。(笑)

環境汚染の激しい地球の大気を浄化するため、《アトロミトス号》は、タイタンから触媒を採取精製していた。けれど、或る日突然、アトロミトス号からの連絡が途絶。積み荷を回収するために、5人のGCヒューマンが、《テレイオス(完璧)》号でタイタンに向かう。
この辺りの設定は、『宇宙戦艦ヤマト』って感じ。イスカンダルじゃないけど。(笑)

数年後、テレイオス号は、無事にアトロミトス号に接舷する。内部は荒れており、生き残っていたのは、乗組員のオニールと女性型人造人間のルルだけだった。然も、積み荷も、ブラックボックスも消えていた。
やっぱり、人造人間は女性型でなきゃね。(♪)

しかし、問題は、そんなことではなかった。5人が次第に変調を来たし始めたのだ。神経質になったり、性慾におぼれたり、記憶が跳んだり……。完璧に調律されたはずのGCヒューマンが少しずつ人間に近づいていた。
もう、ここまで来ると、ほとんどレプリカントだな。(爆)

GCヒューマンは普通の人間に戻り、一方では、人造人間が自ら改造をして人間に近づこうとする。SFの大命題「人間とは何か?」に通じる面白いプロットだ。ただ、それをストーリーで語ることが出来なかったところが、脚本の弱さだろう。

予算規模の割には、セットや小道具が細かいところまで凝っていた。チープだけど……。監督さんは、心底スペースオペラが好きに違いない。その愛情が、画面から伝わって来る。(笑)

それに、役者さんに美男美女を揃えたところは良かった。男性陣はマッチョで、みんなクラーク・ケントに見えて仕方なかった。『スーパーマン』のオーデションに落ちた俳優のリストからチョイスしたような感じ。
女性陣も、お○ぱいが大きくていいなぁと思いながら見た。(見どころは、そこではないのだが、つい目が行ってしまう) それに、衣装が合っていそうで合っていないところに、手作り感があって微笑ましかった。(笑)

とはいえ、やっぱり、子供のゴッコ遊びの印象が拭い切れないのも事実。イメージが、私たち(観客)と大して差がないってことだろう。それに、役者さんたちが、その宇宙船の内部システムの存在を信じていないので動作がぎこちない。(大作と違って、キチンとした説明もされず、訓練をする時間もなかったんだろうなぁ)
低予算で頑張っていたし、撮れないシーンを大胆にカットする潔さにも好感が持てる。クレバーな監督さんだ。

『スタートレック/ビヨンド』にあやかって付けた邦題には笑ってしまったが、内容的にはマジメ。中学生くらいなら、いろいろ触発されるのではなかろうか。原題が『TELEIOS』と言うのも、意味深だしね。

ジャケットのイメージとは異なるテーマなのはいただけないが、『宇宙大作戦』や『スペース1999』に馴れ親しんだ方々には、オススメ!(笑)





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Last updated  2019.01.07 05:30:05
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