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2019.02.20
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カテゴリ: ファミリー映画
1418 ピノッキオ


※オモテ面

【スタッフ】
・原  作  カルロ・コッローディ(大岡 玲 新訳
       角川文庫刊/岩波少年文庫刊)
・監督・脚本 ロベルト・ベニーニ
・音楽監督  ニコラ・ピオヴァーニ
・撮影監督  ダンテ・スピノッティ
・ビジュアル・エフェクツ ロブ・ホジソン

【キャスト】
・ロベルト・ベニーニ(ユースケ・サンタマリア)
・ニコレッタ・ブラスキ(島本須美)



※ウラ面

【仕  様】
・型  番  AEBR-10159
・製作年度  2002年
・製 作 国  イタリア
・原  題  PINOCCHIO
・発  売  アスミック
・販  売  アスミック
・提  供  アスミック・エース エンタテインメント
・価  格  ----
・字幕翻訳  石田泰子
・吹替翻訳  前田美由紀

・吹替演出  ----
・日本公開  2003年劇場公開
・リリース  2003.
・収  録  本編 111分
・サ イ ズ  16: 9 スクイーズ

         イタリア語
       2.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド
         英語
       3.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド
         日本語
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面 2層、COLOR、MPEG-2、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  1.「ピノッキオ」ディスプレイ
          in ニューヨーク( 5分)
       2.ロベルト・ベニーニ
         インタビュー(10分)
       3.ニコレッタ・ブラスキ
         インタビュー(10分)
       4.英語吹替版キャスト
         インタビュー( 4分)
       5.ユースケ・サンタマリア
         インタビュー(10分)
       6.予告編集


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:「ライフ・イズ・ビューティフル」
      ロベルト・ベニーニ監督作
       究極のファンタジー・アドベンチャー!!
      ピノッキオ生誕120周年記念作品
・ウラ面 :感動×冒険!
        アカデミー賞3部門を受賞した
        『ライフ・イズ・ビューティフル』の
        ロベルト・ベニーニが贈る
        誰も見たことがない原作に忠実な
        ピノッキオ・ストーリー!
      人間になりたい
      愛する人のために
        第3回ノーベル賞平和賞世界サミット
        “世界平和貢献賞”受賞
        文部科学省選定

ジャケットのオモテ面は、ファミリー映画っぽいデザインだが、ちょっとアートな雰囲気の出来映えになっている。ウソをついて鼻の伸びたピノッキオのシルエットの内側に、人間になったピノッキオのシルエットが見える。デザイナーの意図が明確に伝わって来る。いいデザインだ。
ウラ面は、一転したファンタジー映画っぽいデザイン。悪くはないが、ちょっと本編の印象からすると、違和感がある。でも、主要な場面の画像が使われているし、端正なレイアウトは、いい出来映えだと思う。
異論がないワケではないが、いいジャケットだろう。(笑)

【感  想】
「ラジー賞最低主演男優賞受賞の迷作」

A「ピノキオはいつ自分が人形だと気づいたか?」
B「?」
A「シコってる時さ」
ノルウェー製ホラー映画『アサイラム・バスターズ』からのセリフ。(たぶん……)
下ネタだが、ここに重要な命題が隠されている。つまり、ピノッキオは「いつ人形であることに気付き、いつ人間になりたいと思ったのか」ということである。本作品は、親子の関係にフィーチャーするあまり、ストーリー上の大切なところが疎かにされているような気がする。

だから、『ライフ・イズ・ビューティフル』でオスカーを2部門も受賞したロベルト・ベリーニが、一転してラジー賞をめでたく受賞したことも、さもありなんと思うのである。(苦笑)

――フィレンツェ。青い髪の妖精の魔法の影響を受けた1本の丸太が、貧しいジェペットじいさんの家に辿り着く。じいさんは、その丸太から操り人形を削り出し、“ピノッキオ”と名付ける。
ピノッキオは、口が出来た時からうるさく喋り、服を着せた途端に部屋中を跳ね回り、一時もじっとしていない。やがて、町に飛び出すと、さまざまな騒ぎを起こしてじいさんに迷惑を掛けてしまう。
それでも、じいさんは上着を売って本を買うと、ピノッキオに読み書きを学ばせようと学校に送り出す。けれど、ピノッキオは、客で賑わう人形劇を見たくて本を売ってしまう。
……というお話し。

ピノッキオもコオロギもキツネもネコも、普通に役者さんが演じている。CGではない。確かに、コオロギは触覚がついているし、キツネやネコにはモコモコの髭がついている。ちょっと『キャッツ』みたい。ピノッキオにしても、操り人形に見えない。それらしいメイクもしていない。
それが演出だと理解できるが、馴染むまでに時間が掛かる。ただ、個人的には、もう少し解りやすくメイクなりして欲しかったと思う。(ディズニーが実写映画化に取り組んでいるようだが、どうするのだろ? ちょっと気になる)

屋内外のセットはリアルだし、美しい。衣装も揃っている。CGを含めた特撮も、綺麗かつ楽しく出来ている。いい出来映えだ。

ただ、ピノッキオを演じたロベルト・ベニーニのイタい演技に最後まで身悶えが止まらなかった。駄々をこねる大人コドモの姿なんか見たくないしね。(銃を持っていたら、私なら迷わず撃ち殺しているな) それに、吹き替えを担当したユースケ・サンタマリアさんのお芝居が、これまたヒドかった。(でも、青い髪の妖精の声をアテた島本須美さんが、いいなぁ。私の理想だ)

ロベルト・ベリーニが、なぜ本作品を撮ろうとしたのか、その意図は充分に伝わって来る。いかにも、イタリア映画らしいテーマだし、演出方針だと思う。
けれど、親不孝を重ねて来た私としては、そのことを嫌というほどを思い知らされるので少々ツラい。(汗)

それに、子供が騙されて、次から次へと転落して行く様子は、正直なところ、あまり気持ちいいものではない。ピノッキオが、いくら躾のされていない子供であってもだ。それが原作の狙いだとは解っていても、やはり、気分が悪い。
でも、ディズニー・アニメでは、そんな気持ちにならなかった。その違いが何なのか、私には分からないが、大勢のクリエイターによって推敲には推敲を重ねて作られた作品と、一人の男が駄々をこねて監督・主演した作品との差だろう。

映画もまた、演劇と同じように総合芸術だ。たった一人の思いだけでは、どうしたってカタワになってしまう。本作品は、オスカーを取って偉くなったロベルト・ベリーニが血迷ったとしか思えない作品だった。

でも、見事なまでに人生と社会の縮図を描いている点では、小学生の高学年から中学生くらいまでの子供たちに是非とも観て貰いたいと、心から思う。

オススメ!(やっぱり、ラジー賞は侮れない)





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Last updated  2019.02.20 05:30:06
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