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2020.02.24
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1787 ドント・ハングアップ


※オモテ面

【スタッフ】
・監督・製作・VFX ダミアン・メース
          「アバター」(マットペイント)
       アレクシス・ワスプロット
         「ドクター・ストレンジ」(CG)
・V F X  マシュー・ツイフォード
               「ハンガー・ゲーム」
       マックスウェル・スミス
       「ガーディアン・オブ・ギャラクター」


【キャスト】
・モズリー…
    ジャック・ベネット・アンターソン(白石智起)
・ブレイディ………ギャレット・クレイトン(高口公介)
・コーバイン…………シエンナ・ギロリー(五味紗也香)


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  ATVD-17931
・製作年度  2016年
・製 作 国  イギリス
・原  題  DON'T HANG UP
・発  売  アット エンタテインメント株式会社
・販  売  アット エンタテインメント株式会社

・提  供  ----
・字幕翻訳  安本熙生
・吹替翻訳  赤荻涼子
・吹替監修  ----
・字幕監修  ----

・リリース  2017.07.15.
・収  録  本編 83分
・サ イ ズ  16: 9 LB シネスコサイズ
・音  声  1.英 語 [5.1ch]
       2.日本語 [2.0ch]
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語吹替用字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD VIDEO、レンタル専用
・映像特典  予告編


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:「ドント・ブリーズ」に続く、
      ショッキングスリラー!
        生きたければ
        電話を切るな…
・ウラ面 :電話を切ると誰かが死ぬ。
        正体不明の恐怖が迫る
        極限のシチュエーション・スリラー!
      謎の男の目的とは――?

ジャケットのオモテ面のタイトルの下の画像は、シエンナ・ギロリー。でも、本作品の主人公ではない。プレオープニングに出て来ただけである。(汗)
ウラ面の左上の男の子が、本作品の主人公サムである。その右側の女の子が、サムの恋人のペイトン。なぜか、もう1人の主人公であるブレイディの大きい画像はない。
このジャケットは仕上がりが悪く、[ストーリー]も間違っている。主人公はサムとブレイディであって、モーズリーではない。確かに、彼もイタズラ電話の仲間だが、ピザ屋の店員として登場するだけの“殺され役”である。
おそらく、レイアウトされたデザイナーさんは、本作品を観ていないのだと思う。だから、こんな気のないジャケットになってしまうのだ。(溜息)

【感  想】
「ちょっとフツー過ぎてザンネン」

ディズニーチャンネルのスターだった若手俳優2人が、何故かスリラー映画で共演。然も、バカな若者の代表格として悲惨なめに遭う。そのイメージを考えると、意外な気がする。イメージチェンジか、セルフパロディか、理由は何であれ、彼らがディズニーから離れて一人前の役者として遣って行けるかどうかの試金石かも知れない。

――高校卒業を間近に控えたサムとブレイディ、モーズリー、ロイの 4人組は、イタズラ電話をしては、相手の反応を見てバカ騒ぎをしていた。その夜も、サムの両親がいないのをいいことに、親友のブレイディと二人でイタズラ電話をしていた。
ところが、折り返しかけて来た男がいて、二人は驚く。然も、こちらの名前や住所まで知っている。男の要求は「電話を切るな」ということだった。
二人は真面目に取り合わなかったが、ブレイディの両親がイスに縛りつけられた画像が送られて来たり、ロイが殺される場面がTVに映し出されたり、次第に冗談ではなくなって行く。
……というお話し。

程好くまとまった作品だが、全体的にインパクトに欠けるのが難点。サムとブレイディが、ギリギリに追い詰められて行く切迫感が伝わって来ない。役者さんたちの演技がイマイチなこともあるが、脚本がコンパクト過ぎて、作り手の情熱が感じられないのだ。(これなら、一幕モノの舞台劇にした方が面白かったかも知れない)

サム役には、グレッグ・サルキン。ディズニーチャンネルのTVシリーズ『ウェイバリー通りのウィザードたち』や『アヴァロン/千年の恋(10)』に出演していた俳優さん。
ブレイディ役を演じたのは、ギャレット・クレイトン。ディズニーチャンネル・オリジナル・ムービー『ティーン・ビーチ・ムービー(13)』『2(15)』で、TVの中のキャラクタを演じていた俳優さんである。
二人とも人気かあるようだが、どうも演技が薄っぺらい。カタチは出来上がっているのに、魂が入っていない感じだ。(メソッド演技を学んだら?) どちらかと言うと、俳優と言うよりも、アイドルとかタレントみたいなポジションなのだろう。
ゲイをカミングアウトしたG.クレイトンの方が役者としては見込みがあるかも知れないが、G.サルキンの方は、ディズニーチャンネルの世界から抜け出すのは難しそうだ。

ちなみに、プレオープニングに登場する人妻を演じているのはシエンナ・ギロリー。『バイオハザード』シリーズでジル・バレンタインを演じた女優さん。主演の二人に較べると、さすがの存在感で、彼女だけ質の違う演技をしていた。

本作品は、ヴィジュアル・エフェクト系のキャリアを積んだダミアン・マセとアレクシ・ワジブロアの長編初監督作品。丁寧だし、気合いも入っている。随所に面白い映像も見られる。それに、アルフレッド・ヒッチコック監督作品へのオマージュとおぼしき表現も見受けられる。ポストプロダクションの二人が撮影現場で采配をふるってみて何を感じたのか、興味深いところだ。

バカな若者に制裁を加える謎の男。素顔を見せず、名無しなのは、その存在を普遍化したかったのだろうが、ちょっと没個性すぎたのはザンネン。サムとブレイディを極限まで追い詰めるため、関係のないブレイディの両親やペイトンを殺してしまう復讐心の激しさを体現できていなかった。
個人的には、ホルモンに支配されて暴れまわる若者を幾ら殺してもOKだと思うのだが、そう思わない方もいるらしい。「何もそこまで」とか「ヒドイ」とか、私の友人は感想を述べていた。日本人は優しいなぁ。

むしろエンディングの1カットで、個人的な復讐譚が、ダークヒーローの話しに刷り変わってしまったのは、正直、いたたけなかった。(溜息)

バッドエンディングにもかかわらず、さほど後味の悪さを残せなかったことに、本作品のすべてが現れている。

ちょっとだけオススメ!


『1370 ドント・ブリーズ』
『1394 ドント・ノック・トワイス』
『1749 ドント・スクリーム』





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Last updated  2020.02.24 05:30:09
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