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2020.08.12
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カテゴリ: 邦画
1957 女の子よ死体と踊れ


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・監督・脚本 朝倉加葉子「クソすばらしいこの世界」
・撮  影  岩永 洋
・録  音  根本飛鳥
・美  術  中谷暢宏
・音  楽  ゲイリー芦屋
・ガンエフェクト・VFX 遊佐和寿
・メ イ ク  河口朋美
・助 監 督  三村 薫
・製  作  「ゆるめるモ!」映画製作委員会

・企画・制作 TRUSH-UP!!

【キャスト】
・ゆるめるモ!
 <もね、けちょん、しふぉん、ようなび、あの、
 ちーぼう>
・松田 優
・原扶貴子
・尾本卓也
・国分 崇
・川連廣明
・信國輝彦
・古内啓子


※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】

・製作年度  2017年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  キングレコード株式会社
・販 売 元  キングレコード株式会社

・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録  本編 70分+特典映像 2分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・音  声  1.日本語 (ドルビーデジタルステレオ)
・字  幕  ----
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  劇場予告編


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:話題のニューウェーブアイドルグループ
      “ゆるめるモ!”映画初主演作品!
        ファンタジック・ガーリーホラー映画
        誕生!!
・ウラ面 :ちゃんと自分で死にたい――。
        話題のニューウェーブアイドルグループ
        “ゆるめるモ!”映画初主演作品!
        ファンタジック・ガーリーホラー映画
        誕生!!

銃やカタナを持った女の子たちの姿を中心にあしらったジャケットは、売れないオリジナル・ビデオみたい。(1人だけ手鏡を持っているが、彼女だけグループの中では異質だった)
白いシーツをまとって銃を構えているのが、ちーぼう。他の子たちは見分けがつかない。たぶん、真ん中の手前の女の子が、蘇った女の子、あの。ウラ面で横になっているのが、彼女だ。
左下には空を見上げている4人の女の子の画像が使われているが、ここにいない1人は、特典映像のところで愛嬌を振りまいている。そう手鏡の女の子である。
6人それぞれが平等に扱われているところが、面白い。

【感  想】
「女の子とは何か?」

異色のホラー映画『クソすばらしいこの世界(13)』でデビューした朝倉加葉子監督の劇場用長編2作品目。何故かアイドル・グループを主人公にした不思議なホラー映画。(?) プロモーション・ビデオのようにも見える。ジャンルが難しい作品だが、朝倉監督が考える「女の子とは何か?」が描かれていることは確かだ。

うーん、でも、見分けがつかないなぁ。イマドキの女の子たちって、みんな同じに見えてしまう。(笑)

――若い女の子ばかり5人が働く清掃会社のYMMクリーナーは、迫力のある女社長に仕切られていた。今日も今日とて、コキ使われる彼女たちだったが、メンバーの一人、ちーぼうが、林の中で死体を見つける。綺麗な女の子の死体だった。
その死体をどうするか考えあぐねた彼女たちは、会社に持ち帰ることにする。だからって、何が出来るわけでもないのだが、「死」の実感がない彼女たちは試しに、死体を復活させる儀式を行ってみる。何しろ、そのままにしておけば、やがて死体は腐ってしまう。綺麗な姿でいられるのならと、噂に聞いた方法を試してみることにしたのだ。ところが、儀式は成功し、本当に死体が生き返ってしまう。
……というお話し。

YMMクリーナーのメンバーを演じたのは、アイドル・グループ《ゆるめるモ!》。そういうグループがいることを知らなかったけれど、何だか独特なテイストだった。飛びきり美人ってワケではないし、モデルのようなスタイルでもない。お○ぱい勝負のグラビア・アイドルにも程遠いかな。才気活発なタレントにも見えないし、舞台や映画で観客を魅了する女優さんタイプでもなさそうだ。でも、「フツーの女の子」というのも違う。何だろ、この感覚。(笑)
のんびりマイペースだけど、メンバー同士、特に仲がいいワケでもなさそう。グループと言う感じがしないのだ。
それに、本作品を観る限り、どの子もお芝居の経験はなさそうだ。一生懸命に稽古して来たようにも見えない。ほとんどシロートさんの芝居だし、セリフがないと素のままで立っている。まるで集合写真に集まった女の子たちみたいだ。でも、まぁ、それが本作品の魅力になっている。特に主人公ちーぼうは、そうだな。

丸顔で髪は長く、顔を隠すようなヘアスタイル。うつむいていることが多くて、引っ込み思案のクセに目立ちたがり屋。「私を見て」オーラが、ほのかに滲んでいる。真面目で、はしゃぐのが苦手。自分の話しは「つまらない」と思っている。羞恥心が強く、たぶんMだけど、Mに振り切れるほどの勇気はない。実に相反する特性を持っている女の子だ。本作品の魅力は、間違いなく、ちーぼう、彼女である。(好きなタイプなので、依怙贔屓はたぶんにあるかな)

もちろん、朝倉監督らしく映像も美しい。屋上で踊る彼女たちを映すエンドロールは最高だ。明け方の陽が登る直前、或いは夕暮れ時の陽が落ちる直前の光は、柔らかくて豊かで美しい。その光の中、白い服で踊る女の子たちの姿は、まさしくファンタジーだ。それに、靄が立ち込める山道も雰囲気抜群。夜景を背景にしたシーンも、いい。
撮影は、『かぐらめ(15)』の岩永洋さん。繊細なセンスをお持ちの方らしい。

映像だけでなく、音もいい。自然音も効果音も、バランスよく仕上がっていた。担当したのは『ミスミソウ(18)』を手掛けた根本飛鳥さん。 実に贅沢だ。

贅沢なのは、音楽もそうだな。『ドクムシ(16)』で朝倉監督と組んだゲイリー芦屋さん。もちろん、《ゆるめるモ!》の歌も面白い。(歌詞が面白そう)

売れないアイドルを起用した、そこらの安っぽいオリジナルビデオとは、一線を画す。例えば『サバイバルゲーム S―GAME/アイドル VS ヤクザ』とかね。ジャケットだけなら、同じレベルの作品に思えるが、全く違う。カメラも音楽も演出もプロの仕事、一流の作品だった。ウソだと思うなら、騙されたと思って観てみて下さい。(笑)

超オススメ!(おいおい、ちーぼうに惚れたな)





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Last updated  2020.08.12 05:30:06
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