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2021.01.27
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カテゴリ: 邦画
2125 ひきこさん


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・企  画  榎本 靖
・プロデューサー 鈴木 智
       高橋浩一
・脚  本  高橋祐太
・監  督  永岡久明
・撮影監督  佐藤和人
・録  音  菊地進平
・音  楽  大岡伸二
・主 題 歌  「宝石」Survive

       Survive
・制作協力  ゴセント
・製  作  「ひきこさん」製作委員会

【キャスト】
・河愛きょうこ
・河西舞桜
・千晴
・絵里花
・藤原詩音
・高橋麻依
・白洲慶子
・三上剛史



※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】
・型  番  DTMR-015
・製作年度  2008年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発  売  ----

・製  作  ----
・価  格  9,240円(本体価格 8,800円)
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・制作協力  ----
・日本公開  ----
・リリース  2008.11.21
・収  録   62分+映像特典 17分
・サ イ ズ  LB ビスタサイズ
・音  声  1.2.0ch ステレオ
・字  幕  ----
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:それは、
      都市伝説のはずだったのに…
・ウラ面 :「ねぇ、ひきこさんって知ってる?」
      それは、
      女子高生たちの噂話から始まった…。
        伝・説・降・臨
        あの「口裂け女」を超えた、
        都市妖女伝説…!
        平成の現代社会が生んだ、
        おぞましい怪奇の正体は…!?
      「ひきこさん」とは
      本名は、森妃姫子。姓名を逆に読むと
      「ひきこもり」になる。いじめと虐待を
      受けて、ひきこもりとなった。
      彼女が。その恨みから小学生を襲う。
      「口裂け女」に次ぐ、都市伝説のひとつ。
        ※本作品は、フィクションです。いじめ
         や虐待は行わないでください。
         その結果、「ひきこさん」が出没して
         も弊社では責任を負いかねます。

ジャケットのオモテ面の顔は、ひきこさんだろうか? 陶器みたいにヒビが入っている。意図するところは分からないではないが、こんなんでは誰も観たいと思わないんじゃないか?
ウラ面も、そうだな。本編の雰囲気が伝わって来るのは、左下の小さな[本編画像]だけ。つまり、ほとんどイメージイラストで構成されているワケだ。よほど本編に自信がなかったんだなぁ。そんなに悪い作品ではなかったぞ。(溜息)

【感  想】
「時代を感じる眉毛」

学校でもイジメられ、家庭でも暴力に苦しむ女子高生が、ひきこさんになってしまうお話し。あまりにストレート過ぎて、今となっては物足りない。「もう少し捻りがあっても良かったんじゃない?」と思う。

――女子高生のカオルは、友人のリサ、アサミ、トモミと楽しい学校生活を送っていた。
或る日のこと、彼女たちの学校の近くで少年の遺体が発見される。身元が判らないくらいに引き摺られ、河川敷に遺棄されていたのだ。
カオルは、この事件が「ひきこさん」の仕業だと直感し、ホームページを立ち上げて情報を発信し始める。その執着ぶりに眉をひそめる友人たち。しかし、それが転落の始まりだった。
程なくして犯人が捕まり、さんざん煽ったカオルのホームページはバッシングのターゲットになってしまう。然も、アサミの幼い妹のナナが殺されて河川敷に遺棄される事件が起きる。犯行を予知したようなホームページの情報からカオルがナナを殺したような噂が立ち、やがてイジメが始まる。
……というお話し。

製作が2008年度だが、何と言っても、女子高生たちの眉毛に時代を感じる。なんで、みんなあんなに細くて尖ってるんだろ。今見ると、笑える。(笑)

笑えないのが、カオルの境遇。単に「空気の読めない」女の子かと思っていたら、次第に彼女が「ひきこさん」に執着する理由が明らかになって行く。

――カオルは、家で父親から暴力をふるわれていた。ビールのコップが空になったからと殴り、仕事で失敗した腹いせに蹴る。ひきこさんもまた、家庭内暴力を受けていたことから、彼女は親近感を抱いていたのだ。
やがて、カオルは、ハンドルネーム「ひきこさん」とメールを交換し始める。家にも学校にも居場所がなくなった彼女にとって、メールをしている時が唯一心が休まる時間だった。
しかし、暴力とイジメがピークに達した時、或る裏切りがカオルの精神を瓦解させてしまう。
……という展開。

何とも後味の悪い作品だった。どんより暗くなる。
体にアザを作っていたら、友人や教師が気づくのではなかろうか。あれだけ派手にイジメていたら教師にも分かるだろ? そう思いたい。
本来、生徒を守る立場の教師が本作品には登場しない。女子高生が妖怪と化してしまうフィクションだから当然なのかも知れない。でも、それが本作品を観た後に気持ちが重くなる理由だろう。僅かな希望を残しておいて欲しかった。

カオル役を演じたのは、可愛きょうこさん。自分の境遇に重ねて「ひきこさん」に執着する女子高生を熱演。次第に仲間から浮いてしまい、イジメのターゲットにされて行く様子が、ごく自然に描かれていた。

親友のトモミ役を演じたのは、河西舞桜さん。登場人物の中で彼女だけ何かに怯える場面があり、それがラストの伏線ってことなのだろう。

厳密には、本作品にひきこさんは登場しない。或る意味、都市伝説に相応しい内容だと思う。ラストシーンは、「イジメや暴力よりも裏切られることの方が心に与えるダメージが大きい」と言いたいのだろう。ちょっと唐突ではあるけど、何か変な余韻を残した。

映像も退色加工をしたのか、スッキリしない上に4:3のスタンダードサイズ。いまさらオススメ出来るほどの仕上がりではないけど、都市伝説を題材にした作品を追いかけた時、本作品を外すことは出来ないだろう。

ちょっと興味があるなら、観てもいいかも。(笑)


【 永岡久明監督作品 】
『1518 ひきこさん VS 貞子』
『2114 ひきこさん VS こっくりさん』
『2115 ひきこさん VS 口裂け女』
『2124 紫鏡』

【 「ひきこさん」作品 】
『2105 恐怖都市伝説ファイル/ひきこさんの呪い』





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Last updated  2021.01.27 05:30:07
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