猫とカタルシス

猫とカタルシス

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danny0402

danny0402

2006.09.26
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カテゴリ: 分類無し



何だかわからないけど、呼吸をしていたので、生きものだとわかりました。

そしてその生きものは何故か僕にとてもよく懐きました。
その生きものにちゃんとした形があったらきっと僕の顔を舐めたり僕のまわりを走り回ったりするだろうけど、
なにしろこいつには形がなかったので、ただぼんやりと、そして確実に僕の隣で呼吸をしているだけでした。


僕はその生きものと仲良くなりました。
歯を磨くときも寝るときも散歩するときも、そいつはぼくの腕にくっついたり肩に乗ったり、ぽけっとにはいったりして、
いつも一緒にいました。


ある時、僕は僕の頭にくっついている生きものに僕の大好きな歌を聞かせてやろうと思いました。


最初はすこし抑えてながしていたのですが、僕はだんだん楽しくなって、最後にはとても大きな音でながしました。

すると生きものはだんだん小さくなっていきました。

どんどんどんどん小さくなって、最後には赤い小さなこんぺいとうになって、僕の額を伝って手のひらに落ちてきました。

僕はそのこんぺいとうを傍にいた猫にあげました。
猫はなんてことない顔で赤い甘い固まりを舐めはじめました。


ああ、またいなくなっちゃった。
これで何回目だっけ。


おい猫や、そのこんぺいとうはおいしいかい?


すると僕の横に何かが座っているのが目に入りました。

それはとても小さな生きものでした。




って夢をよく見る。


なんなんだろ。






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Last updated  2006.09.26 17:15:00 コメント(1) | コメントを書く


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