思いつくまま

2019年04月25日
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カテゴリ: 海外
NHKの秘境を巡る旅としてボリビアが紹介されていた。若い日本人俳優がボリビア東部のサンタクルスから列車に乗ってブラジルとの国境まで大平原を列車で旅するドキュメントだ。
私もこの列車に乗って同じルートを旅したことがある。
1976年、ボリビアで発見された天然ガスを利用した肥料工場建設のための現地調査で出張したときのことだ。
ボリビアの首都ラパスから空路アンデス山脈を越え大平原の最初の都市サンタクルスに飛び、ここから大平原の列車の旅は始まる。
サンタクルスは南米の地図に十字架を合わせると、その十字架の交点に位置することからサンタクルスと名付けられたと聞いた。日本人の開拓者も移住しており、またナチスの高官が戦後隠れ住んでいたのを発見された逸話もある。
そのサンタクルスからの列車の旅をテレビで見ながら、40年前にあった出来事を思い出していた。
私たち一行4人が乗ったディーゼル列車はサンホセデチキトス駅の近くで脱線し、我々はその田舎町と言うより村のホテルに止む無く3泊させられた。
この一帯は昔チキート族の土地で、チキートとはスペイン語で小さいという意味であり、小さい種族が住んでいたそうだ。たぶん乗り込んできたスペイン人が最初に会った連中が小さかったのではないだろうか。
泊ったホテルはスペイン風の中庭のある小さい宿屋だった。蠅が多くトイレが汚く、料理がまずく、宿にはいい思い出がない。この宿屋を切り盛りしていた女将も小ぶりでチキータだった。

テレビで紹介されているその鉄道は、今でもあまりに揺れるので乗っている俳優が心配そうだったほどだ。その昔は脱線するのが日常のことだったのかも知れない。
ボリビアについては何回か記しているので重複している部分があるようなきがする。
   脱線したディーゼル列車を見守る売り子たちと世界遺産となる前のスペイン教会





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最終更新日  2019年04月25日 12時13分27秒
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