思いつくまま

2024年06月01日
XML
カテゴリ: 老人
 作家五木寛之は、私より5カ月前に生まれた同年齢。
現在の北朝鮮で国民学校(戦時中の小学校)に通い、戦後苦労して引き揚げている。日本では貧困な生活を過ごした。
終戦時に北朝鮮で母を亡くしている。
 少年時代から小説が好きだった。当時の人気作家だった山中峯太郎、南洋一郎、佐々木邦、江戸川乱歩などの人気作品を読んでいた。私も読んでいた。
娯楽小説好きは同じようだ。私は小学高学年時には中里介山の「大菩薩峠」など大人の時代物も読み耽っていた。身体が虚弱だったせいでもある。
と、ここまでは私と同じような人生を歩んで来ている。
中学、高校に至ってからは彼とは較べようもない。彼は高校時代にはロシア文学を読んでいたそうだが、私はスポーツに明け暮れ、身体は丈夫になったが読書からは離れていった。
 彼は小説家に留まらず、随筆、戯曲、作詞、更にテレビやラジオに出演し、その活躍のほどは限りがない。ジャズと流行歌を愛し、外国に興味を抱き海外に渡航してる。そこらは相通じるものがある。
 彼のその後の人生は私とは大違いだが、私が彼に勝るものはスポーツぐらいだろう。彼が子供や孫に恵まれなかったことは較べるべきものではないが、人生の過程においてその違いはあったと思う。
 そして現在、彼のトレードマークである豊かに波打つロマンスグレーの髪、も私と同じだが私の髪は硬く苦労している。彼は頻繁に床屋に行っているのだろうと推察している。
 これからの余生も異なるものだが、さて末期も少しは似ているな、となるのだろうか。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年06月01日 12時52分36秒
コメント(0) | コメントを書く
[老人] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: