ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2014年11月24日
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中学3年生の多くが今週末、学期末テストではないでしょうか。
今回の定期テストで、ほぼ内申点が確定ということで、必死な人は、必死なはず。

そのような訳で、本日は休日返上で定期テスト対策という名の授業でした。

中学生の国語の教科書は、授業時間数以上の単元を盛り込んでいるため、私が知る限りでは全ての単元を学校の授業ですることはありません。
学校の采配に任されています。

塾は一つの学校の生徒だけではありませんので、国語は各学校によってばらばらです。

その中で、とある学校では論述文「ネット時代のコペルニクス」という文章を扱っていました。

著者は吉見俊哉氏 。
教科書への書き下し文のため、これそのものの著書はありません。



ネットと本の違いさえ分かれば、案外分かりやすい内容だと私は思っていたのですが、そうは問屋がおろさない。

タイトルからもわかるように、比喩表現として「コペルニクス」の天動説が出てきます。
そして、「森の中のりんご」。
これが何を例えているか分からないようなのです。

おまけにこれらに関する問いがほとんどですから、余計に混乱を招きます。
そのため、「分からない」と投げ出してしまう生徒の多いこと(汗)。

私が推測するに、ネットと本の違いは脳みその中で分かるけれども、この違いについてどれがどのたとえをしているかが一致しないというところでしょうか。

この部分をどのように子どもたちに理解させるのか、ちょっとだけ翻弄させられてしまいました。

====

そして、魯迅の『 故郷 』。




しかも、情景=心情ですから、情景がプラスのイメージなのか、マイナスのイメージなのか分からないと、問題以前に、文章も理解できません。

「鉛色の空」と書けば、気持ちがどんよりとしていると分かりそうなものなんですけどね。

そして、母が場合によっていは、ご隠居様というように、言い換えも多数でてきています。
私のように活字中毒だと自然とこの言い換え部分というのは、意識しなくても読んでしまうのですが、これも難しいようです。

生徒たちにはとにかく、あらすじが書けるほど(実際には、書けなくても、語れるほど)にまずは読まないと本書は問題を解けないのですが、こちらもあらら~という生徒が一部。




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最終更新日  2014年11月24日 15時01分39秒
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