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下記の写真は取り付け時のジャッキアップした写真です。

まずは、現状のストローク量を確認です。
ホイールセンターからフェンダーまでの距離で計測しました。
初めに1G状態で測定。
続いてジャッキアップして(タイヤが浮いた状態)ショックが伸び切った状態を測定。
次に縮み側の測定のためにリヤスプリングを取り外し。
コペンのリヤサスはスプリングとショックが別体なので簡単に取り外せます。

ショックのみ取り付け直し、バンプラバーが当たるまでリヤサスを持ち上げ測定。
コペンのバンプラバーはスプリング側に取り付けられてます。

計測結果です。(ホイールセンターからフェンダーまでの距離)
1G:304mm
伸び:322mm ストローク量:18mm
縮み:257mm ストローク量:47mm
伸びが18mmしかないとは、これでは乗り心地が悪く、トラクション抜けも起こりやすいはずです。
この車高調は、全長式なので単純にショックを伸ばせば伸び側のストロークは確保できるのですが、バンプラバーにタッチするまで完全に縮んだ時のショックのストローク量が足らなくなってしまいます。
ショックの方にもバンプラバーが入っており、縮めた状態ではあと5mmぐらいしか隙間がありません。
伸ばしてもあと5mmしか伸ばせません。

ショックのバンプラバーは、万が一ショックが底付した時の保護の為と思われます。
先にスプリング側のバンプラバーがタッチすれば問題ないのでこのバンプラバーは必要ないかと。
外そうかとも思いましたが、万が一の事も考えて、今回は切断することに。
バンプラバーは2山あるタイプでしたので下側の1山を切断。


切断したバンプラバーの厚さは約12mmありました。

これで、切断前の5mmの余裕と12mmでおよそ17mmぐらいはストロークが伸ばせる計算です。
ショックを8回転(ピッチ2mm)伸ばして16mm伸びしました。
再びバンプラバーがタッチするまで縮めてショックが底付していないか確認。

底付もしてないみたいで一安心。
バンプラバーとショックの隙間は1mmぐらいになりました。
ジャッキアップしてもバネの遊びは全くなし。
再度ジャッキアップしてストローク量がどれぐらい増えたか確認です。

ホイールセンターからフェンダーまでは337mm・ストローク量は33mm(15mm増加)まで増えました。
写真で見比べても明らかに伸びたのが分かります。
調整後、街中での段差での乗り心地が格段によくなりました。
コーナーを攻めてる時もリアの踏ん張りというか追従性・安定感がアップしました。
やはり今まで伸びきってしまってたことが多々あったのでしょう。
早く調整しとけばよかった今回の作業でした。
PS
縮み側は、ストローク量が47mmもありましたので、もっと車高を落とせって事かもしれませんね(笑
トータルストロークは47+18mmで65mmでした。
現在の車高は一番高い状態まではいきませんが、車高調の調整範囲からは高めの調整です。

これを仮に全下げすれば15mmぐらい車高が下がりそうです。
全下げした状態だと縮みストローク32mm・伸びストローク35mmまで増加します。(今回の作業をしない状態にて)
全下げするといい感じですね。
今の車高でも純正より25mmぐらいは下がってはいるのですが...
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