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Feb 24, 2005
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カテゴリ: ネット
4 結論(あるいはネットファシズムの台頭)


 強権を持って自らに対抗する意見を封殺し、同調する者だけに意見を述べさせ、対抗する者の存在自体をネットワーク内から閉め出そうとするその思想は、0項で既に述べた全体主義として括られる国家、思想が形骸化した共産主義国家、社会主義国家、独裁国家などで行われていた過去の歴史の悪しき遺産の矮小かつ卑劣な焼き直しにすぎないものである。

 しかしその危険さ、卑劣さは歴史上のファシズムを遙かに上回る。

 彼らの思想は完全に滅ぶことはない。
 歴史上に存在した前記のような国家で、言論を封殺し権力を握り我が世の春を謳歌していた者の大半は、そのバックボーンたる国家が崩壊したとき、ある者は失脚しある者は命を奪われその罪を償わされた。
 しかしネットワーク上のファシストは違う。
彼らはその責めを償わされることはなく、そしてまたそれを無制限にどこかのネットスペースで繰り返すことが可能なのである。

そしてその思想には左右の区別は無く、ネットワークという公器の中で当人が飽きるまで生き続け、そしてその後継者に世代交代して受け継がれ場合によってはその数を増殖させていくのである。



コンピュータネットワークの意義は今まさに危機に瀕しているのである。
ネットファシストは、ネットワーク社会における害悪なのである。


5 思想と言論の守護(あるいはネットファシストへの対抗策)
 ネットファシストへ対抗する方法はないのだろうか?
 コンピュータネットワーク内の世界に、現実世界の物理的影響力は及ばない、いや及ぼしてはならない。
しかしコンピュータネットワーク内の世界において、ネットファシストを滅ぼすことは前述のとおり、ほとんど不可能である。

 では我々は、ディスプレイの前に座して歯がみをしつつこれを眺めるしか手立てを持たないのだろうか。

 答えは「No」である。
 彼らが双方向性のブログを使用している場合、十分な対抗策はある。
あるいは彼らのサイトに掲示板があるならば対抗しうる。

 4項において、ネットファシストは滅ばないと私は書いた。

ネットファシストは聞こえのよい思想を聞こえよく書き、わずかでも同調する者を次第に染め上げていく。

 しかし、戦後教育を受けた日本人は馬鹿ではない。
理論的、冷静な反論を書き上げ、ネットファシストと言論の刃を交わす。
ネットファシストも戦後教育を受けており、当然馬鹿ではない。

 問答無用でいきなり書き込みを削除するような愚はそうそう犯さないし、論破できるなら論破して自らの陣営の士気を鼓舞したいと思うのは当然である。



 相手を敬い、理詰めで議論せよ。
 罵倒的・感情的な言葉は基本的には使用するべからず。
 相手の質問に対しては真摯に解答した後、こちらから質問せよ。

 コンピュータネットワークは、当然ネットファシストがすし詰めに詰まっている空間ではない。むしろごく普通の一般のネット利用者が大半なのである。

理詰めで冷静に礼儀正しい解答を続ける人間と、それに対して感情的に怒鳴り散らし、場合によってはその発言を封殺する強権を持つ者と、一般のネット利用者にはどちらが好ましく見えるだろうか。

 後継者無き独裁国家は当然崩壊する。

増殖しないネットファシストはいずれ自然に消滅していくのである。
我々の取る対抗策は、ネットファシストの後継者を作らせず、彼らがいわば種としての維持限界点を割り込むまで、理詰めで追いつめ、一般のネット利用者に愛想を尽きさせることなのである。

∞ 補足(ネットファシズム(ファシスト)の定義)

ネットファシズム(ファシスト)7条件
1 その当人の思想の左右には関係しない。
  ネットファシズムの絶対条件は、対抗者の言論を封殺するか否かであ
  り、思想の左右には関係しない。
  本来のファシズム(ファシスト)の意味(文末参照)とは異なるが、反
  対側の言論・思想を、管理者権限(強権)を発動させ弾圧・封殺する
  ことがその大きな条件である。
2 双方向のブログ・掲示板等を使用し、一見議論の場を提供しているこ
  とが多く、同一思想の取り巻きが常連として存在することが多い。
  注意!双方向の場を提供していない場合、それは単なる右翼又は左翼
     のプロパガンダサイトである。
     彼らはネットファシストになる可能性を持ってはいるが、現段
     階では日本人すべてに平等に保障された権利を行使しているに
     過ぎないことに留意すべきである。
3 ただし2のような場を提供していても、都合が悪くなると反対的な意
  見に対して強圧的かつ一方的書き込み禁止の処置・ログの削除などを
  実行するか、またはそれをほのめかせて言論自体を制限しようとする。
  また、対抗者の論を黙殺又は無視する場合はこれに該当しない。
  なぜならば、その場合は対抗者の反論は不特定多数のネット利用者の目
  に触れて評価されることが可能であり、言論を封殺したとの条件には該
  当しないからである。
4 提供する場は当人又は同調者の管理権が発動できる場に限定される。
  いわばネット内の自らの独裁国家でしか意見を出さない。(出せない)
  なぜならば、相手側管理サイトでこれを行った場合、削除されるのが
  誰になるかは、公平な目で見ればネットファシストの側であることが
  明白であるからである。
5 自分側が優勢と判断できるときは寛大で場合によっては丁寧な言葉遣
  いであるが、逆転した場合は感情的にののしり、理が通じなくなる。
  (はじめから感情的かつ罵倒を羅列する場合もある)
6 自分で書き込みを禁止しておいて「彼は逃げたので私の勝ちである」と
  宣言する場合が往々にしてある。
7 最後の逃げ場は「私のサイトである」の捨てぜりふである。
  「ならば双方向の意見交換の手段をおくな」と注意喚起しても全く意
  に介さないこともネットファシズム(ファシスト)の大きな特徴である。

語意
ファシズム [fascism]
 第一次大戦後に現れた全体主義的・排外的政治理念、またその政治体制。
 自由主義を否定し一党独裁による専制主義・国粋主義をとり、指導者に
 対する絶対の服従と反対者に対する過酷な弾圧、対外的には反共を掲げ
 侵略政策をとることを特色とした。イタリアのファシスト党に始まる。
 ファッショ。





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Last updated  Mar 21, 2005 07:53:59 AM
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