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2009.10.21

聖女の救済

テーマ：こころに天使を育てる(224)

カテゴリ：読書、映画

聖女の救済

を、読みました。

これはガリレオシリーズの長編小説でした。

ガリレオシリーズは短編が多いので、

長編は結構読むのに疲れました。

謎解きが長いので、読んでて大変でした。

でも、結局は、子供の欲しい男が、子供を産めない女を次々に捨てて行き、

それに復讐される話でした。

「結婚しても、一年以内に子供が授からなかったら、離婚しよう！」

その男性は、血縁に恵まれなかった人なので、

どうしても血のつながりが欲しかったからそういうことをしていたそうなのですが、

なんとも、女性としていたたまれない話でした。

結婚しても、子供が産めない女性のことをその男性は、

置物とか厄介者扱いに思っているのです。

もし、自分が、子供を産めない女性だったら、

たまらない話だなぁ・・・と思いました。

東野圭吾はおもしろい本を書く人ですが、

時々、とんでもない発想が小説から出てきて驚くことがあります。

今回の話もなんとも言えない後味の悪さが残りました。

でも、東野圭吾のガリレオシリーズはおもしろいです。