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2010.03.11
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カテゴリ: 読書、映画
本日、晴れてはいますが、とても寒い大阪です。

現在も、室温は7度。

寒いですクール



さて、昨日から、読んでいた椿姫彩菜さんで、別の本を読み終えました。

「椿姫以前」
椿姫以前

これは、「わたし、男子校出身です。」
わたし、男子校出身です。

ほど赤裸々な体験談ではなく、最近までの、3年間の、

椿姫彩菜として、ブログを書いておられた時期の文章をまとめたような本です。




気になった記述を抜きがきしますね(^^)

何人もの人に偶然言われた言葉。
『出る杭は打たれる。出ない杭は腐る。
出すぎた杭は打てない。打たれない。
だから出すぎるよう頑張れ。出てうたれる杭はその程度。
世の中は<ふるい>の世界。振り落されないように頑張れ』
(「椿姫以前」P186より抜粋)





私はいつも「個性的」といいときには言われ、

悪い時には「変わっている」「普通でない」と、陰口を言われてきました。

なので、この言葉は、とても心に沁みました。

私は、仕事とかへ行っても、あまり群れないので、

普通の状況なら、「あぁ、とだいさんは個性的だから・・・」

で過ごされるところが、

「うつ病でみんなに迷惑をかけている!」

とみんなが噂したり、そういう風に認知されてしまった時には、

挨拶してもみんなからシカトされ、

ほとんどない中の、親切にしてくれた人でさえ、私に手紙をくれ、

「あなたは、約束を守らないから信頼が得られないのよ!



みたいな、ありがたい(?)手紙をいただいたことがあります(苦笑)



今なら、家でゆっくりもできていて、ストレスもほとんどない中で過ごしているので、

授業参観や、いろんな行事もなんとかこなせるようになってきましたが、

フルタイムで仕事をしていた、独身時代、

私は、



 ずるい人」

みたいな見方をされていたように思います。

いまならば、

「うつ病だから大変だね?」

って声をかけてもらえたかもしれないけど、

当時は、

「うつ病なんて言って、社会に適応できない人が怠けて言っている!」

というような認識しかなくて、

「君がうつ病だとわかっていたら、雇わなかった(当時の人事担当者)」

と言われたり、

イギリス研修へ行かせてもらった時も、途中で体調を崩した私に対して、

府の研修担当者は、

「うつ病だとわかっていたら、研修メンバーとして選抜しなかった!」

と言われました。



たぶん、そういうことを言った人は、私にそんなことを言ったこと、

忘れているかもしれません。

でも、私は、小さいころから、

「普通でない。」

「ひねくれている。人生を拗ねてみている」

「変わっている」

と言われ続けていたので、

陰口も私に聞こえるようによく言われていました。

なので、私が何か人に言っても、

私の言葉で人は傷つかないのかな?

どうせ私は、「普通の人間としてみられていない」のだもの・・・

と本気で思っていたのです。

なので、高校生、大学生のときとか、

「あなた、信じられないほどひどいこと言うね?」

って言われることが何度かあって、

実は、自分も人を傷つける普通の存在なんだ・・・

ということに気がついていませんでした。

なので、私のことをひどい人間だと思って、

去っていったり、すごく毛嫌いされたことがあります。




今でも、被害妄想がひどいときとか、

「あぁ、たくさんブログ更新しても、書き込みが無いのは、

 私が普通じゃないからかな?」

とか思って辛くなる時があります。

親からも、「最近はだいぶ普通になってきた」

とか言われたりするし、

きょうだいからは、

「とだい姉ちゃんがほんまに死にたいなんて思ってたなんて、

 『普通』思わへんよ!」

って言われたりして・・・

私にとって、いつも 「普通って何?」 って思いがあります。



高校時代、部落問題研究会に入り、部落問題や朝鮮人差別について、

マイノリティと呼ばれる人の差別について、学んだのも、

自分が「普通ではない」とよく言われてたからです。



だって、中学生の時のあだ名が、

「怪獣、恐竜」でしたもん号泣

黴菌扱いだったし、「バケモノ!」とか言われることも多かったし、

「キモイ」「エグイ」と言われたこともあまた・・・




性同一性障害の人に対して、心を寄せてしまうのは、

彼らが、「おかま」と呼ばれ、

「バケモノ」「普通でない!」などと呼ばれているのに、

完璧にシンパシーを感じています。






また、「椿姫以前」からの抜粋・・・

2007年4月、22歳で大学生に戻りました。晴れて、本物の女子大生です。そして、朝起きて夜眠る、普通の生活に戻ったとき、もっとはっきりと「現実」に気づいたんです。華やかなイメージをもっていた女子大生生活も、それはイメージに過ぎず・・・・・・。皆、毎日を生きるのに精いっぱいで、人のことに気を回したり、人に興味を持ったりする余裕はないんだと。だから、常識と思われているような、「流れ」を止めたり、普通とちょっとでも違う人は受け入れられない。そう「正常」の世界も「偏見」だらけだったんです。
 身体も戸籍も本来の自分になれたのに、さらに大きな社会の壁にぶちあたった一年です。(『椿姫以前』P219より)




ここもなるほどな~~と思わされた部分。

私が、普通の幼稚園ママとして過ごしていた数年前、

幼稚園ママたち同士でグループを作り、

お茶したりランチしたりしていました。

たぶん、外からみたら、

「仲のいい人たちがいていいな~~」

って思われていたかも知れないけれど、

意外と、グループにいた人たちの間には、

中傷や噂話、家庭生活のあれこれ、年収の多い少ないの比較、主人は何の仕事をしているか・・・

などなど、そういう偏見や差別が実際にありましたね。

私自身も、同じ境遇のサラリーマン世帯のママさんたちとつるんだときには、

「やっぱり弁護士や医者とは、収入が違うしね~~~。

 彼女らはやっぱり豪邸に住んでるね~~。」

とか言ってましたから(苦笑)。

あのときが、私の、もっとも最近の「普通」の生活だったかもしれません。





またまた抜粋。

最近よく、
「あ、アゲハに出てるおかまだ」って言われたりします。
私は自分自身が「おかま」って呼ばれると
すごく心が痛みます。
ご存じの方も多いと思いますが、
ホモセクシャル=男として男が好き。
なかには気持ちの半分が女(?)で「オネエ言葉」を使う方もいます。
いわゆる、同性愛。おかまさん=基本はホモセクシャル。
また、夜の仕事のために女装したリメイクしたりする人。
こういう方も、基本は男として男が好き、なのかな?
一方、ニューハーフ=性同一性障害と言われています。
MTFとか、GIDとも言われたりします。性自認は女性。
ニューハーフは一般的に夜働く人と思われがちですが、
みんな夜しか働けなかったり、
やむをえない事情でやっていたりすることが多いです。
だから、性自認が女性であれば、
ニューハーフと称していいと思います。
私は「女性の中の個性」と言った方が
一般の人にもわかりやすいかなと思います。
生まれたときに体の一部が違って産まれてしまった女の子、みたいな。
ちなみに「異性愛」に入ります。
・・・・・・
(『椿姫以前』P238~239抜粋)




私も「ニューハーフ」「おかま」「オネエキャラ」「ホモセクシャル」

など混同していましたが、

ホモセクシャルとおかまは、別のカテゴリーに入れられるとしても、

ニューハーフとオネエキャラはなかなか

ご本人たち(椿姫さんら)でも、判別は難しいようですね。




最後に、関連本のご紹介、

上川あや「変えてゆく勇気」(岩波新書)
変えてゆく勇気

この方は外見は女性で性同一障害当事者として

初の世田谷区議会議員に当選された、

そして戸籍変更の法律を通すために、全力を尽くしてくださった方。

の本だということです。

機会があれば、私も読んでみたいと思います。





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最終更新日  2010.03.11 13:59:41
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