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カテゴリ: 生き方を学ぶ:本
消費大国のアメリカでは宣伝広告が氾濫して商業主義が子供の世界まで浸透しているようです。これに子供が受ける影響は想像以上です。


子どもを狙え! 子どもを狙え! キッズ・マーケットの危険な罠

アメリカは世界1消費志向が強い社会。貯蓄率が低く、成人は年間平均48点の衣料品を購入するのだとか。

今、業界は子供に熱い視線を注いでいる。

1歳の赤ちゃんの時からテレビ番組でCMを見て商品を脳裏に刷り込まれる。小学校1年生の時には1日2時間のテレビを見ている。8~13歳になると1日3時間半に増える。2004年に子供の市場につぎ込まれた宣伝費とマーケティング経費は150億ドルに達している。20年前は10億ドルと言うから異常な増加ぶり。
この経費の元が取れるのだから消費額は恐ろしい数値だろうと思います。


親の労働時間が長くなり、子供と過ごす時間がなくなるほど、親は子供のためにますますお金を使うようになる。子供に時間を避けられない親が覚える気持ちの代償であって、「贖罪の金」と呼んでいるようです。

ある調査では、テレビなどのメディアとの接触時間が長いほど、消費文化に書き込まれやすいという結論が導かれています。

他人をうらやみ、自分の持ち物を気にし、金銭と物質に対して強烈な願望を抱く者は、うつや不安症に陥りやすいといわれているようです。私は「煩悩」という言葉と共通するものを感じました。
消費文化に取り込まれることで、読書などほかの有益な活動に感心を失せることもあるのではないでしょうか。

心理学者テイム・カッサー氏は、金銭的願望が強い人ほど、自己実現と生命力の面で薄弱だという結論を導き出しています。


著書では、子供を消費市場から守るためにいくつか提言しています。
例えば、小遣い帳によって、欲しいものを必要なものを区別し、欲しいものを買うために予算を組むことを覚えていく。子供たちはそうして経済についての教訓を学んでいくのだとか。


一番耳が痛い言葉がありました。
『消費文化の影響から子供を守るためには、親も身を持って示す必要がある。高価なスニーカーをねだる子供をあきらめさせるには、自分のクローゼットに高価な靴が並んでいては効果があがるはずがない。』
『物質主義の子供は物質主義の親の場合が多い。価値観を伝えるためには、親は子供と同じ生き方をしなければならないのだ。』

結局は理想の生き方を子供に見せること、これが全てなんだと悟りました。
まだ手遅れじゃない!と信じて、今日から頑張ります。


子どもを狙え! 子どもを狙え! キッズ・マーケットの危険な罠 著者:ジュリエット・B.ショア /中谷和男 出版社:アスペクト 発行年月:2005年11月 本体価格 1,900円 (税込 1,995 円)


【目次】
1章 マーケットに呑みこまれていく子どもたち/2章 変化しつづける子どもの消費環境/3章 子ども向けCMのメッセージを読み解く/4章 増殖するコマーシャル・ウイルス/5章 公立学校の営利化が招く危機/6章 消費者としての子どもを解剖する/7章 ジャンクフード、麻薬、暴力/8章 消費文化が子どもの幸せを奪う/9章 子どもの自律性をどう育てていくか/10章 子どもをマーケットから守るために


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Last updated  February 2, 2006 01:12:29 AM
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