作家たなひま&占い師ひまあいの野望

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彼女を家に招き、二人で飲んだ。

同世代にしては珍しく、旦那様と仲がいい彼女のことを私は羨ましく思っていた。

守られてていいな…。

そう思っていた。



以前、共通の友達が、

「50過ぎてどうしようもなくなったら、独身で家を持ってる友達がいるから、一緒に住まわせてもらおうかと思ってるんだ。

そういう仲間がいっぱいいるから安心」

と言っていた。

私はその頃どうなるんだろう…。





だが今日、AYちゃんの口から面白いことを聞いた。


「女の方が寿命が長いんだから、死ぬ前の数年は一人で暮らすことになるでしょ。

だから、今のうちに一人でも楽しめるように種まいとくのよ。

結婚してようとなかろうと、いつかは一人になるんだからね」


彼女は、市の広報で見つけた社交ダンスに通うのだという。


「無料に近いお金でいろいろな講習があるよ。探してごらん。

それに仲間と暮らすとか言ったって、一人死に、二人死にってなるんだから。

一人で楽しみを見つけられるようになっておく方がいいって。

80くらいのおばあちゃんが一人で楽しそうにプラプラするみたいに」


人を頼っても、いつかはその人もいなくなるのだと。


「でもさ、ひまちゃんは小説っていうインナーワールドをちゃんと持ってるじゃない。




外の空気を吸わないと時々息苦しくはなるのだが、何とか確立させたい自分の目標を持っていることは確かだ。


「そうじゃない人がいっぱいいるんだから、すごい強みだと思うよ」


そっか……。

最後にはしっかりと納得させられた。



仲間に関するくだりは、いないということで悲観することはないなと思えるようになった。



やっぱり、自分のことは自分で守る事が一番なのだ。

一人でいても平気になることが一番なのだ。



「講習に端から参加すれば小説のネタがゴロゴロしてるかもよ。見聞を広げられる。

疲れやすいって思うのは精神的にだよ。それで家にいるから血の巡りが悪くなる。

食べず嫌いしないで、無料体験いろいろやってみ」



この先、年老いた時に一人になることに対して恐怖感を拭えないでいた私に、強くなるヒントをくれたAYちゃんに感謝。




ふと、思った。

一緒に住んでくれるような仲間はいないし、友達も少ない私だが、

少ないというだけで「ひまちゃんには私がいるよ」と言ってくれる友達がいる。

近いうちに遊びに行こう。

昔みたいに、連絡もなしにふらっと…とはいかないが。

そばにいなくても、長い間全く連絡を取らなくても、繋がりを感じられる友達。

物理的に一緒にいなくても、そういう存在がいるだけで十分だよね。





強がってるかなぁ。

でも、現実に向き合わないと、いつまでも辛いのは自分だからね。

抜け出さないと。





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最終更新日  June 26, 2011 01:17:17 AM
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