『とんとこひ・セクスアリテ』

February 7, 2008
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(高判昭55.2.5刑集33-1-1K)




*「裁判官・検察官といった優秀な方が、誤った判断を下すことはないであろう」

三好清一裁判長は公判調書に「被差別部落」を「非差別部落」と記載、認印まで押して公開しました。・・・「エタ・非人」の「非」をあてるという三好裁判長の部落差別。裁判長は「誤記だ。被差別部落民と会い声を聞く必要などない」と居直り、法廷内外に怒りを呼び起こしています。

時計の発見について、警察が「石川はうそばかり言っていたのでまさか、その通りの場所にあるとは思わなかった」と言っていることに対して、弁護側から「時計の発見の前に万年筆が石川さんの『自供』に基づいて自宅から発見されている。その『自供』が本物だったのなら、時計の『自供』も真実となるのが普通ではないか。またそのとき、指紋がつくといけないというので、ビニールの袋まで用意している。それをわざわざかくし場所の鴨居の穴から父親にとらせたのはおかしいではないか。あきらかにデッチ上げではないのか」と追及されて、検察側は激しく怒った。

*「事件解決は、警察の仕事だから、警察にまかそう」

この事件は石川さんの逮捕の前後を含めて四人の自殺者が出ており・・・そのうちの一人が野犬狩りをしており、野犬をつかまえるとき縛り方が“ヒコツクシ様”であることから、関係があるのではないかと弁護団は追及した。警察、裁判所はいずれも・・・終始一貫無視している。

*「マスコミは、情報を流しても、誰かを犯人扱いするような記事は書かないであろう」

「新聞は警察より先に一雄を犯人扱いして報道した」と父富造さんは糾弾しています。私たちの働く新潟日報社(発行部数約30万、朝夕刊)も例外でなく、狭山事件当初から石川氏に対し「中学も行かず遊び歩く」「人間性一片もなし」等、犯人キャンペーン差別報道を展開。一方、二審冒頭無実が宣言されるや、沈黙、一片のニュースも流さない差別姿勢をつづけています。


*「最後は、弁護士という法律の専門家に頼るしかない」

弁護団までが、裁判の過程で、警察のデッチ上げをかなり鋭くつきながら、石川さんの無罪を見通すことができず、・・・一審第八回公判で石川さんの精神鑑定を要求し、さらに控訴趣意書でも、
「I養豚屋での五ヵ月間は、それまでうちにひそんでいた被告人の性格の歪みや精神的偏奇を顕在化したのだろう」と述べており、部落即ち悪の温床と予断につらぬかれてしまっている。



*「御上のいうことに間違いはない」・「御上には逆らえない」

「そんな事は聞きたくない」と叫んだ石川さん、「裁判長、それはペテンだ」と立ち上がった山上弁護士



 「頼れるのは自分だけ」という不利な条件下にあって、石川一雄さんは、依存心をすて、「御上に逆らう」ことをはじめました。
 石川さんがこういった不利な条件におかれたことが問題なのです。

1980.2.7東京高裁(四ツ谷裁判長)狭山事件第一次再審請求棄却きゅうだん!





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Last updated  February 7, 2008 04:54:12 PM
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