ブリジットみたいな日記

2008.05.13
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テーマ: ☆留学中☆(2582)
カテゴリ: カテゴリ未分類

そこには、果てしなく続き、深く広く永遠と言う言葉が当てはまる宇宙にも似たもののようだった。
そして、そこにはまだ見たことがない、
何も描かれていない、深く夜空に似た青が広がっていた。
ゴタツイていない、散らかっていない、浮かんでいない、
ただただその青は広がっていた。

私は長い間、この27年間、尖ったガラクタにも見える痛々しい道具や、
丸い優しさという気持ちに似た過去のカプセルを、
小さな生まれた時に、誰もが始め用意されている小さな箱の中に、
27歳になるまで
一生懸命整理整頓したり、思いきって捨ててみたり、拾ってみたり、
この小さな部屋に、ハテナマークを頭に浮かべながらも、
詰め込んで来ていたんだなと思った。
そう考えると、今までの私の疑問は仕方がないとも思えた。

こんな風に心の宇宙について考えだしたのは、
今日が初めてのことではなかった。
癒し系の本、エッセー、自己啓発やビジネス本でも、良くそういったことに触れてある本に出会ったし、
実体験で催眠や頭蓋仙骨、幾つかのセラピーなど、
色々と耳にしたり体で意識して感じてみたり、そういったことはあった。
言われてするのと、自分が後々突然来る閃きによる気付きとには大きな差があった。
氷山の一角だけを見ていたわけでもなく、
潜在意識の中から聞こえてくる声、直観的閃きが良くおこる。
それを自分の受け止める手のひらが小さいことを分っていたから。
どうすれば良いか、その答えなるものをずっと探してはいた。
何がおかしいのか、どうすればよいのか、そんなことを考えていた。

一時期は自分の思想など入り込む隙間がないほど、
大人たちの言う普通や、人間としての規則なるもの、
もしくはいつも自分以外の相手の感情について考えて居たり、その方法の説明書が入っていたから、
自分の立ち入る隙間なんてなかった。
自分の近くにいる人たちに嫌われることや、
ギロリと不満気にさせることが何よりも苦手だった。
苦手と言うよりも、外出している"自由時間"と自分が呼んでいる時間にまで、嫌な気持ちに自分がなったまま、生きて行きたくないと言うのがあったのだろう。
その自由時間は電車やバスの移動時間であって、特別何をしている時間でもない。
その間が一番、誰にも会わず、一人になれる時間だったからだ。
人の勝手な感情が私の頭や心にギュッと蓋をして、
押さえつけてくるのには、もう耐えられなかったからだ。

人形になった気分になって、考えた。
周りが子供にしか見えなくて、ちっとも面白くなかった小学校時代、
生意気な小学生だったが、そんなことを考えた。
私は人間として生きるのだろうか、
それとも、人形として生きるのだろうか。
私には選択権がどうやらないようだ、と。

人形になるしか、結局のところ、選択肢はないのだと感じたのは
中学に入ったときだった。
信じては裏切られ続けた。
裏切りと言う言葉を体で知ったのも中学だった。
その後、人の心を感じ取る習慣を身につけた。
何を言えば、喜ぶかとかそういった相手の気持ち察するのは難しくなかった。
大学に入っても、私の想い描く友情とか人情とかって、
こういうものが現実なのかと、自分の環境の悪さに落胆するより、
人間と言うものに嫌気がさして、そう感じてしまう自分自身も嫌だった。

私の通った女子校は、とても良い学校だった。
中高を出てからも、仲の良い友達と月に一度は会った。
6年一貫システムの私の学校自体は、大変素敵な学校だった。
そして、最後のクラスで出会った友達がとてもよかった。
不安にならない友達だった。
私の中高での生活が、めちゃくちゃになったのは大人によるものだった。
当時は大人は偉いものだと思わされていたから、全てが間違いないと思わなくてはいけなかった。だから、私の中で間違いがおこっていた。
つまり、私は、人に反抗もしないし、異見を述べることもなかった。
高校生活は彼女たちに出会えて、
終りよければ全て良し的に締めくくられたことにより、
悪い思い出は残らなかった。
ありがとう。

人ってこういうものかな、それとも私の周りだけかな、
それって自分が悪いのかな、とか沢山の疑問を抱き、幻滅していた私の唯一の救いの場所があった。
弱い自分を普通に傍にいて、支えてくれた先生が居たから。
私は幸せ者だと思う。
先生が居なかったら、私はどうなっていたんだろう。
唯一信じられる大人だった。

人形のように生きても、見た目は人間だ。
それに感情もあり、結局のところ、
人の心を満たす為に人形として生きたとしても、
自分の満足などは考えないとしても、最後に残され困るのは自分である。
そんなことは分っていた。
バカバカしくなって、
だけど操り人形の糸は、一生切れない糸で結ばれている。
私がどんなに速く走っても切れない。
50m速は、そんなに遅くもない。短距離速は好きだ。
大勢で走るマラソンや長距離は苦手だ。
けして長距離が苦手だと言う訳ではない。
大勢の波を受けながら走るのが出来ない。

少し肌に当たると痛い雨や雪の日、風がきつい日でも、
自分で決めた目標のためなら、シンドイと思わず黙々と自分のペースで走ることが出来る。
つまり、私は競争と言うもの自体に興味がない。
だから、挑発的に見えたあの異様な日本人同士のジャズセッションも苦手意識が高まってしまったんだ。
競争心は、自分を高めて行くと言うのに、私はこれ以上に伸びないのかと今、質問をしてしまって少し悔いた。

そんなことを思ったりする自分の入れ物が小さくて悩んだりしていたけど、
悩むと言うより、怒りを含んだ疑問と行った種類のものだった。

3月3日、27歳になった。
それから、アメリカに戻った。
今からそう遠くない前の日、
ふと、寝床に入った私は心が叫んでいて寝付けなかった。
その時の私はたくさんの思いが膨らんでいて、片付ける隙間もこれ以上入れる隙すら持っていなかった。
だけど、なんだぁ、そんなことだったのかぁと言った感じで肩の力がふっと抜けた感があった。
その横で、自分がすごいよぉと言う叫びと共に、青い心の宇宙を見て佇んでいた。
"場所が変わったんじゃない、見る場所が変わったんだ"と言うことに気がついた。
鼻から大きな新鮮で、新しい空気を大きく音を立てて吸い込んで、
私は宇宙の一部になって、見た宇宙の入り口は自分であることが分ると、
その日は静かに眠りについた。

バタンッ、と私の気付かせるかのように、大きな音で開いた宙に浮かぶ扉は、
今更潜らなくても、ただの枠組みだけにしか見えず、
私の目の前は広がりゆく宇宙で、今に始まったかのような感じは全くない。
幼き頃に戻った気持ちに似た感情にさせた宇宙は、ずっとずっと前からあるのだ。
だけど、私はこの扉を今日、敢えて潜ろうと思う。ひとつの儀式として。





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Last updated  2008.05.15 09:02:58
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Comments

hina-co@ ソラヲさんへ そうですよね。やはりプロの視点からみる…
ソラヲ@ Re:美術展(10/29) 美術展、いろんな刺激を受けますよね。や…
hina-co @ ソラヲさんへ コメントありがとうございます。 ソラヲさ…
ソラヲ@ Re:今日もがんばります。(10/05) ちゃんと休んでくださいね〜! 体が資本で…
hina-co @ Re[3]:こんばんは。(07/28) ソラヲさんへ もう20年になるんだ。そうで…
ソラヲ@ Re[2]:こんばんは。(07/28) hina-coさんへ 見てますよ〜♪ かれこれ20…
hina-co @ Re[1]:こんばんは。(07/28) ソラヲさんへ 見てくれていたんですね!コ…
ソラヲ@ Re:こんばんは。(07/28) 働き過ぎて、体壊さないようにしてくださ…

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