焼け焦げた紙片が10ページに渡って掲載された本を見て、お金を
出して買った素材にしてはあまりにひどいのではないかと憤慨しました。
でも、このお金をどぶに捨てたのも同じだと思ったヴィンテージ素材集の
おかげで、私は足踏み状態のままだったPhotoshopの画像処理の面で
一歩前進出来ました。
これまで photoshop についてはおおよその事は理解していましたが、
趣味という甘えがあっていつまでたっても使いこなせず練習ばかりで
実際に使えるレベルには達する事が出来ませんでした。
でも、この本の素材を見ると「さすがはお金を取れるプロの作った
素材はレベルが違う!」とはどうしても思えず、この程度なら私にも
出来るわよっ!とムカムカ.
腹立ちまぎれにその本の中から取り出した素材を超拡大して
とっくりと観察しこれと同じレベルになるように丁寧にphotoshopで
自分が撮った数枚の写真から素材を切り出して、少しずつ慎重に
背景を削除していくうちに徐々にコツや要領がわかってきました。
そして、超拡大したプロの作品を観察していると、ああ、さすがに
こういう点では手抜きがしていないわとか、ほぅ~ここでは
こんな処理をしていたのかなどと理解できてこれまで面倒だと
思って丁寧にやった事がない削除の作業自体が楽しくなりました。
そして自分の写真にもあれこれ工夫を加えながら作業していくと
写真加工のテクニックがワンランク上がってきたような手ごたえを
感じまる事が出来ました。
この本を買って細かく観察したことで、これからはもう手持ちの布や
紙などでいくらでも欲しい素材が作れるという自信が出来ました.
専業主婦の私には自由に使えるお金はなくても、時間だけはあったので
何を始める時も教室に通って要領よくポイントを習たりせずに独学で
コツコツやっていくのが習慣になっていましたが、この無駄が多く
要領の悪い勉強法は道草も多くてなかなか前に進めませんでした。
ただ、いつも何らかの目標があってそれを自力で解明する事自体が
面白くてたまらず、どんなに時間がかかっても諦めずにいられました。
自分の疑問に対する答えが出てくると同時に自分のスキルも
徐々に上がっていき、道草しながら興味本位でバラバラにやってきた
様々な遊びがここにきて大きくまとまり、何かに使えそうな気がして
きました。
指導者のいない私には他はともかく教科書代りの専門書籍にかかる
お金だけはケチる事は出来ませんでした。
これまでささやかなへそくりが溜まるたびにセッセと買い込んできた
グラフィックソフトの攻略本の数々は、単語の意味すら分からずに
未消化のまま、ただそれを所有して眺めているだけで満足でしたが、
今なら作者の言っている事も大体わかるようになったと思います。
今回もこの本に巡り合えたおかげで大きな収穫を得られた事を
深く感謝しています。これからはテクニックよりも良い作品を
たくさん見て、自分自身のセンスを磨いていきたいと思います。
PR
Calendar
Comments