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2013.02.17
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カテゴリ: 90's
Dip



ソロ・アルバムでは Neil Young の "Helpless" や "After The Gold Rush" 、或いは Canis Lupus の "天使" をカヴァー、メジャー第 1 作となる次作 "I'll slip into the inner light" では Pink Floyd の影響も窺わせるなど、音楽的な引き出しは結構広そうですが、まだまだバブル景気の残滓が見え隠れしていた時代背景もあってか(?)、マニアックに閉じこもることなくポップに纏め上げているところが良い。また、一見装丁ミスかと見間違う歌詞カードは、指定に沿って切り込みを入れて折り畳むと正常に読めるようになる。そんなちょっとした遊び心のある仕掛けも「ポップ」な印象を助長しています。

次作で再演されるサイケデリックな "lilac accordion"、爆音とともに僅か 3 分弱を怒涛の勢いで駆け抜ける "稀有" 、一転、静かな波間を漂うようにゆったりとした "クロウル"、ノイジーなギターをバックに叙情的な表情を見せる "セル" と、デビュー作にして全くの捨て曲なしながら、実は本作のハイライトはシームレスに演奏される Velvet Underground の "here she comes now" と Beatles "tomorrow never knows" の 10 分に亘る(一応トラック・マーカーは分かれていますが)メドレーでしょう。絶叫調のヤマジのヴォーカル、テープの逆回転等も織り交ぜた暴走気味にも思える音の洪水が快感。更に、圧倒的なノイズの余韻に浸りつつも昂ぶった神経を慰撫するかのような、打ち込みのアンビエント・ナンバーで幕を閉じる辺りも秀逸。

【Track Listings】
01. lilac accordion
02. 稀有
03. クロウル
04. セル
05. here she comes now

07. clip





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Last updated  2013.02.17 18:13:28
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