2005年04月10日
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カテゴリ: フィクション
『震災列島』


講談社
★★★☆

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天災は忘れたころに
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東海地震におびえながらも平穏であった上汐町に、突如あらわれて嫌がらせを始めた阿布里組の企業舎弟・阿布里住宅。阿布里に家族を奪われた明石父子は、東海地震を利用して復讐を計画する。


おはなしは、阿布里vs明石親子を縦糸に、「東海地震と国家」を横糸に展開します。

特に横糸である「地震と国家」は、重要な項目がストーリと絡めて、わかりやすく解説されています。

たとえば、

・東海地震予知(委員会)
・浜岡原発
・地震と経済
・4つのトラフ
・地震の種類

といった基本的な情報が自然に吸収できます。


寺田寅彦のことばがふくむ、「深さ」を改めて感じました。


<了>





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最終更新日  2005年04月10日 20時01分13秒 コメントを書く


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