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2007年02月06日
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カテゴリ: 旅
2月6日、年に一度のお燈まつりにあわせて、神倉神社に近い熊野速玉大社と熊野那智大社に行くことにしました。1月に熊野本宮大社に行っているので、これで熊野三社すべてをお参りしたことになります。まさにインスタント熊野詣! この日はウイークデーのど真ん中で、会社で取れる休みはたった一日。日帰りでしかも夜には神倉神社に行かなくてはなりませんので、時間配分を気にしながらの行程となりました。

ということで、最短で目的地に着くために、大阪からの往路はJRの特急「オーシャンビュー」で紀伊勝浦へ。さすが、その名の通り、白浜から紀伊勝浦までの車窓風景は、美しい海、リアス式海岸や、立ち並ぶ奇岩など、魅力のある景色が続きました。進行方向右側の窓側席がベストポジションです。9時22分発の特急で、12時30分の到着です。これが最短というのもなあ、という印象ですが、紀伊半島の地形は、海岸以外、山・山・山…鉄道や自動車が高速で走れる平地がほとんどないのです。昔、地理で教わった「日本は山がちな国土」という表現がピッタリなところです。

紀伊勝浦からはレンタカーを借りました。もちろん、カーナビつき。深夜に大阪に戻るので、乗り捨てです。


☆熊野那智大社
紀伊勝浦から車で15分、熊野那智大社は山を少し上がったところにあります。「この先通行止め」と書かれた、みやげ物店のあざとい看板に見事にひっかかって、吸い込まれるように有料駐車場に入りました。

熊野那智大社は那智の滝を祀る神社です。滝と神社の間には400段を超える石段があり、一度に両方を見ることはできません。まずは石段を下り、那智の滝を見に行きました。

那智の滝は幅13m、落差133m。断崖絶壁を一気に流れ落ちる様は迫力満点!日本の三名瀑と言われるだけのことはあります。滝口には注連縄が張られているところに、滝を神として崇める、この地の特徴がくっきりと現れます。

熊野那智の滝

さらに300円の拝観料を払い、お滝拝所に上がると、さらに滝に近づけます。そこからは、滝つぼに虹がかかっているのが見えました。

今は岩肌が露出していますが、かつては滝の周りにも原生林が生い茂っていたといいます。想像するにつけ、自然の厳しさ、雄大さが伝わってきます。熊野信仰と自然崇拝が一体であったことをひしひしと感じます。



那智大社は、本宮大社とは違って、朱色の社殿が鮮やかです。お参りをして、熊野詣の必須のおみやげ「午王神符」を購入しました。社殿の向かいには休憩所があって、標高500mから紀伊勝浦の町を見下ろすことができます。

境内には、樹齢約850年の樟(くすのき)があります。太くて立派で強い生命力を感じさせます。なんと地面と接する部分が大きな空洞になっています。護摩木を購入し(300円)、願い事を書いて奉納すれば、中を通ることができます。もちろん、入ってみました。まるで胎内体験!(実際のところ、そんなのわかりませんが)少しは巨木の生命力をいただくことができたかもしれません。


☆熊野速玉大社
那智大社からは車で30分くらい、午後3時30分頃に着きました。お燈まつり当日で混んでいるかと思いきや、観光客の姿はそんなに目立ちませんでした。ただ、参道でまんじゅうを売っていたおばちゃんに「これから混むから、車はそのまま(参拝客用)駐車場にとめておいたほうがいいよ」とアドバイスしてもらいました。(確かにその通り、後で駐車スペースを探す車を何台も見ました)

神門の手前には樹齢約1000年というナギの木がありました。存在感以上の、生命力を感じさせます。社殿は、那智大社と同じく鮮やかな朱色です。それほど広くありませんが、由緒ある神社ならではの清らかな雰囲気がありました。早速ここでも「午王神符」を購入。これで熊野三社の「牛王神符」をそろえて持つことができました!

参拝をおえて、境内を出ると、「お燈まつり」に参加する上り子たちがパラパラと町に出てきていました。いよいよ、年に一度のビッグイベントが始まろうとしていました。

熊野三山は、「熊野本宮大社:来世の救済」「熊野那智大社:現世の救済」「熊野速玉大社:過去の救済」に色分けされます。この三社に詣でることで心と体がよみがえり、人間本来の美しい姿に戻るとされています。中世から続く熊野詣を、電車とレンタカーを使って巡れば、2日で回れます。神社のもつ清らかな雰囲気と、周囲の豊かな自然の中に身をおくことで、日本人が古くから持っていた自然を尊敬する心を感じ、安らかな気持ちになりました。





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最終更新日  2007年03月13日 00時40分35秒
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