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2007年08月04日
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カテゴリ: 旅
日本一の広さを誇る、十津川村。関西の秘境と言える、人里離れたロケーション。日帰りドライブは盛りだくさんの旅になりました。


☆恐怖の「野猿」☆
村の最北端にある谷瀬の吊り橋から最南端へ、細い国道を40分以上走った先に手動ロープウェー「野猿」があります。猿が木のつるをわたって行くさまに似ていることから、名づけられたそうです。これで川を渡ることができます。今は近くに橋があるので観光客向けの素朴なアトラクションです。

野猿1

見るよりもやってみないと、ということで早速一人乗りの籠に乗り込ました。自分でロープを手繰り寄せることによって前に進みます。純粋に腕力だけで進むわけです。最初は快調そのもの、スイスイ進んでいきます。が、そもそも腕力に自信があるわけではないので、中間地点より少し先に進んだところでUターンしました。

野猿2

野猿3

ところが、復路のあと5mくらいのところで、突然、腕が疲れて動かなくなりました。目の前には次に乗り込もうと待ち構える親子連れ...全身から冷や汗が出てきました。まわりの景色を撮影するふりをして、時間稼ぎをしてみましたが、そんなことで腕力は回復してくれません。なんとか最後はボートをこぐような要領で、足と腰を総動員して、スタート地点まで戻りました。

野猿4

はぁ~しんどかった。本当の汗と冷や汗で全身汗でぐっしょりです。ロープが細かったので、人差し指の皮がむけました。もし野猿にトライしようという人は、軍手を持ってきたほうがいいかもしれません。


☆これぞスピリチュアル!玉置神社☆
「野猿」から10kmあまり、ほとんど対向車が来ない、ひっそりとした山道をひたすら登っていった先、標高1000mをこえたところに玉置神社があります。駐車場から境内まで、深い木立の中を約10分ほど歩きますが、これが実に気持ちいいのです。空気はきれいで、日陰では少しひんやりとするほど。歩くだけでかなりリフレッシュします。

玉置神社・参道

さらに進むと、境内が見えてきます。ひっそりと静かに鎮座する様子に圧倒されます。その存在感は大峰山寺や三徳山投入堂に似ています。それもそのはず、7世紀後半に大峰山が修験道の本拠地になってから、修験者の拠点として栄えたのだそうです。修験道の厳かな空気に満ちていました。

玉置神社1



この玉置神社の雰囲気を神秘的にしているのは、樹齢3000年ともいわれる杉の巨木が境内に点在していることです。代表的なのが、神代杉(じんだいすぎ)。高さ28m、太さが胴まわり8.4m。周囲を柵で囲っているために、直接触れることはできませんが、とにかくずっしりとした存在感です。同時に圧倒的な生命力を感じます。

玉置神社・神代杉

そのすぐ近くにある、夫婦杉(めおとすぎ)。こちらも別れることがなさそうな(!)安定感と迫力です。

玉置神社・夫婦杉

このほかにも常立杉や磐余杉と名づけられた巨木があり、国の天然記念物に指定されています。広大とまでは言えない境内に、これだけ立派な杉が点在することに畏敬の気持ちすら生まれます。

玉置神社の社務所も必見です。国の重要文化財に指定されていて、杉の一枚板に描かれた襖絵が有名です。行ったのが午後4時半ごろで、そろそろ閉めようかという時間でしたが、お願いして入れていただくことに。拝観料は300円です。

玉置神社・襖絵1

襖絵を見た瞬間に「入ってよかった!」と実感。襖は樹齢600年前後に相当するという、現代ではありえないほど立派な一枚板が並びます。そこに鶴や鶏、松などの花鳥図が生き生きと描かれていました。(もちろん、撮影はフラッシュなしです)

玉置神社・襖絵2

この襖絵ができたのは1745年頃、狩野派の絵師・橘保春らが描きました。これだけの一枚板に絵を描くというのはあまりにも大胆です。

玉置神社・襖絵3

玉置神社・襖絵4

人里離れた山奥に、これだけ立派な神社があることは驚きです。杉の巨木と、生き生きとした襖絵...熊野信仰の奥深さをひしひしと感じました。


☆温泉「泉湯」☆
十津川村では「源泉掛け流し」以外は温泉と認めない、というストイックなルールがあります。これなら安心して純粋な温泉を楽しむことができます。村には「湯泉地」「上湯」「十津川」の3つの温泉があり、それぞれ泉質が違います。今回は時間の都合で、「湯泉地」(とうせんじ)温泉の公衆浴場、泉湯のみに立寄りました。

湯泉地温泉・泉湯

この湯泉地温泉、古くは1581年に戦国時代の武将、佐久間信盛が訪れたという記録が残っているほどの歴史があります。

源泉温度が60度と高いので、恐る恐る湯船に入ってみると、これがなんとも良い湯加減で気持ちいいのです。同時に入っていた地元のおじさんは「水入れ過ぎや」とボソッと言ってましたが、自分にとっては本当にちょうど良い感じでした。とてもスッキリしました。

十津川村の風景






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最終更新日  2007年08月13日 09時08分37秒
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