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ブラジルはサンパウロに来た。
この地の”肉”事情はどうなっているのだろうか。
現地ガイドさんに聞くと、所謂日本式の”焼肉”屋さんは心当たりがないという。
しょうがないのでそれらしい店をしらみつぶすことにする。
1、韓国料理店

なんてことはない、プルコギだ。
近年サンパウロでは韓国系の住民が増えているらしく、この手の店も増加しているらしい。
2、シュラスコ

ブラジルの肉料理といえばコレだろう。
岩塩をまぶした肉の塊を炭火であぶり、表面からナイフで削ってもらって食す。基本的には食べ放題の”わんこそば”方式で、もう食べられないという意思表示をしない限り、写真の各部位を持った店員が入れ替わり立ち代り席に訪れてくれる。オススメは写真の1番、現地では「ピカーニャ」と呼ばれるお尻肉の部分。日本ならランプもしくはいちぼだろうか。
全部位制覇を狙ったが、なぜか写真の7番、「ヒレ」部分が運ばれてこない。残念ながら7番だけはトライできなかったが、アンデス産牛はどの部位も赤身の味がしっかりあり、噛み応えはあるものの、薄くスライスしてくれるため沢山食すことができた。
がしかし、自分で焼けないフラストレーションはたまる。
3、ステーキ

「フィゲーラ」という、とてもお洒落なお店を訪れる。樹齢約150年くらいの大木を中心に、広大なオープンテラスが広がる人気店。ビンテージワインのストックは800本以上とのこと。
にもかかわらず、店の外観や内装は撮影せず、肉ばかり撮影していたら同行者から失笑される。
やはりアンデス系の赤身肉をミディアムレアでいただく。
臭みもなく、筋張らず、適度な噛み応えで非常に美味。この写真とは別に、「ベビービーフ」という子牛肉もいただいたが、そちらはやや乳臭さが残り、癖になる味。ボリュームフルだったが無事完食。
ただし、やはりまだ自分では焼けていないことにはかわりない。
4、ビアレストランにて

最終日の仕事を終え、現地スタッフの方々と打ち上げをかねてビアレストランへ。
注文はお任せしていたら、何気なく卓上グリルと表面を焼かれた牛肉の塊が運ばれてきた。聞くとここから自分たちで好みの焼き加減に仕上げて食べるとのこと。なんという料理かはわからないが、他のお客さんも皆注文している。
なんだ、ブラジルにも”焼肉スタイル”があるじゃないか。
皆にことわり、しっかり肉奉行を務めさせてもらう。
日本の裏側でも肉を焼ける喜びをかみしめ、もちろん現地スタッフへの感謝の念をこめてしっかり焼かせてもらった。
肉を焼く楽しさに、洋の東西はないと実感。
オブリガード、ブラジル。