ひつじ飼いの遊牧民的日常

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トルコの羊飼い

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2011.10.22
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10月19日。

ニュースが
かけめぐりました。

イラクとの国境沿いに近い
兵隊の駐屯地などが

PKKゲリラの
一斉攻撃にあい

24人の兵士が殉死

というものです。

DSC02819.JPG

トルコとの国境から
約15キロほど

イラクの内陸部へ
入ったところに

「ZAP」キャンプといわれる
PKKゲリラの駐屯地が
あるそうです。

ここから、
約300人のPKKゲリラが
トルコ国内に侵入


戦闘がおこなわれた結果

大量の死者を出した
というわけで…。

亡くなった兵士たちは
それぞれの


送られて行って

昨日は一日中
各地の葬儀の話題で
テレビはもちきりでした。

DSC02820.JPG

哀悼の意を表す時
喜ばしい事があった時

トルコ人は
窓に国旗を掲げます。

兵士達の死を悼んで
窓から見える団地の

あっちにもこっちにも
国旗が掲げられています。

DSC02821.JPG

皆、20代前後。
まだ、前途のある若者ばかり。

皆兵制の国だから
他人ごとじゃあ、ないんです。

テレビのキャスターが
ニュースを伝えながら
泣いてました。

インタビューされた
ある大臣は

目頭をハンカチで押さえて
インタビューを打ち切りました。

明日は、自分の息子…
自分の孫…
自分の夫…

全国民が怒りで
総立ちになり

各地で抗議集会が
ひらかれ

トルコ政府は
間髪を入れずに

イラクへ越境攻撃に
でました。

血で血を洗う
争いは続きます。

実は。
2009年に
トルコ政府はひとつの
提案をしました。

ゲリラ諸君。
銃を捨てて、投降しなさい。

そうすれば、お咎めなしで
家に帰してあげます。って。

実際は、いくらか
お咎めがあったらしいですが。

それに応じて
34人のゲリラが
投降し

これは、平和解決の
糸口になるか、と

当時、全国民が
期待したのですが…。

PKK側は
これを自分達の勝利と位置づけ

トルコ政府が自分達に
コウベを垂れた証、とし

各地で大規模な
勝利パレードともとれる
集会を開いて
トルコ側の感情を逆撫でし

平和ムードは
うやむやのうちに
霧散してしまったのです。

一部では
PKKゲリラは

イラク北部の
自治政府からも
見放されて

後ろ盾をしていた
諸外国政府からも
支援してもらえず

窮鼠猫を噛む、で
状況を打開しようと

決死の作戦に
うって出ているんだ、とも
いわれています。

そうかもしれない。
最近のPKKの行動には

憑かれたような
異常さがあります。

毎日、どこかで
戦闘が起こり
兵士が死にます。

毎日、どこかで
警察が襲撃されてます。

巻き込まれて
死んでいく

一般市民の数も
うなぎ昇りです。

昨日。
こんな、不穏な噂が

ネブシェヒール中を
包みました。

ネブシェヒールに
隣接する

ナル・カサバス
という村で

体に爆弾を巻きつけて
隠れていたPKKゲリラが
3人、逮捕されたって。

パレスチナからこっち。
人間爆弾は

世界中のテロリスト達の
常套手段になりました。

PKKだって
ご他聞にもれず
ちゃんと使ってます。

なんでも。
総勢10名ほどの

アジトのような場所が
ナル・カサバスにあって

そこに警察が
踏み込んだらしいのですが。

残りのテロリスト達は
逃がしてしまった、と。

最近、PKKは
攻撃対象を

中部アナトリア地方にする、と
宣言した、といわれているそうですが。

観光客の来る場所に近いけど
割と、一般市民が多い
ネブシェヒールは

どうも、格好の
標的のようです。

大型スーパーや
ショッピングセンターのような

人の集まる場所は
避けた方がいい、って
皆、口々に言ってます。

もちろん
爆弾攻撃を考えて、です。

多分、カッパドキア観光が
打撃をうけないように

新聞などには
公表されてないんだろう、って。

本当だったら。
恐ろしいことです。

まさに死と
隣合わせです。

クルド人の主張を
ナイガシロにしてきた
結果だ、と言う人もいます。

確かに。
主義主張を
訴えようとするのは

全世界中の人間の
権利だと思います。

でも。
そのための手段として

罪のない人間を
巻き込んで殺すのは

もう、極悪非道の無差別殺人と
何も変わりがない、んじゃあないでしょうか?

大義も名分も
この手段に訴えた時点で

雲散霧消して
しまうと思う。

これは、全然
違う次元の問題じゃない?!

やられたから
やりかえしていると

いつまでたっても
問題が解決しない、と
言い続けて

国民に
自制を訴えてきた
トルコ政府ですが

今回はかなり
頭に血が上ったようです。

越境して
イラク北部に
爆弾の雨を降らしています。

平和って…。
何て、手に入れにくい

宝物のようなモノ
なんでしょうね。

誰も傷つかずに
誰も悲しまずに

一生が終わらせられる。
何て、かけがえのない事でしょう。

トルコ国内に
住んでる以上

他人事では
すまされません。

どうか。
事態が好転して
いきますように…。と
切に願ってます。




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Last updated  2011.10.30 07:37:03
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