桧山　良秀「クラシックの愉しみ」裏話

親善試合とはいえ、相手もワールドカップの予選を戦っているチームだろ？そこに、為すすべもなく零封されたわけだ。同じ風景を何回観せられたことか。本田の居ないせいにする者も少なくないんだろうが、関係ない。とっくにザックの限界が見えているのに、誰もそこに手をつけない。たしかに、観てると、個々の技量で劣る選手は多いけれど、長い歴史と下地と裾野のある国々と、まだまだ伍して戦えるほどのレベルじゃないことなんか、端から判り切ってることだろ。残念ながら、ザックはヒディングではないのだ。もういい加減にしてほしい。こういう戦力（フィジカル、テクニック、メンタル）で勝てるチームを作れない監督は無用だ。長い目で日本のサッカーを構築してゆくためにはとか、勘違いも甚だしい。戦いの中で勝って行くことでしか、この国のサッカーを伸ばしてゆく方法論などないのだ。勝つか負けるかは、綺麗ごとじゃない。フォーメーションがなんぼのものか。綺麗にパスを繋ぐことに、何の意味があると言うのか。そんなことは、確実に勝てるようになってからやることだ。負けの中から、ましてや、DFもダメ、FWもダメ、中盤もダメで、零封されるような試合の中から、何が得られる？二言目には、課題が課題がとか言ったり、言わせたりするのは止めろよ。見苦しい。