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R1250Rに乗り始めて、初めての本格的な旅に出たのは2020年10月20日。結果的に帰宅したのが10月27日なので、7泊8日のツーリングとなった。行先は能登半島。
約30年くらい前にもバイクで能登半島に出掛けており、その時に見たある風景が忘れられないでいた。それは海沿いの狭い道を走っていた時にちらりと見た入江の集落。集落に向かう道の先に防波堤と海が見えた。その場で停止したかどうかは記憶がないが、時間の都合で通り過ぎてしまった。
その風景をもう一度見たいというのも能登半島を選んだ理由だった。今思えば、もっと早くツーリング先に能登半島を選んでおけばよかった。
宿泊はもっぱらテントである。R1250Rの純正パニアに入るテントも購入した。モンベルの「クロノスドーム2型」。このおかげで、左よりも容量の小さい右のパニアに、テントとシュラフとマットを余裕で収納することができるようになった。
モデルチェンジした「ムーンライト2型」を購入しようと思ったが、ポールがパニアに入らないのであきらめた。クロノスドームの方が1万円ほど安かったので良しとしよう。山岳用との位置づけで、居住性はムーンライトには及ばないが、構造的に強度は高いと思う。
私の荷物の積み方の基本は、繰り返しになるが右パニアに「テント、テントの下に敷くマット、テントの中に敷くマット、シュラフ、ペグ打ちハンマー」、左パニアに「調理道具、食器、照明、衣類など」、トップケースに「雨具、カメラ、三脚、洗面道具、お風呂セット、防寒具など」にしている。
走行中に取り出す頻度が高いものはトップケース、頻度が低いものはパニアという考えである。また、積載しやすさを考えて、左パニアには純正のインナーケースを使用しており、これによって積載できる空間は減るが、積載できる量は増える。純正品の値段は相変わらず高いと感じるが、パニアの内壁の形に合わせたつくりで、頑丈そうである。
今回は、防寒具として、前開きではないフリース、ダウンジャケット、薄い化繊のインシュレーションが入ったジャケットを持って行った。また、グラブは皮一枚のスリーシーズン用と冬用の二つを用意。この時期のツーリングは気温差が大きいので、持っていく衣類の量が増えてしまうのは仕方のないことである。
フリースは、初日の高速道路上でしか着用しなかった。ツーリング中に思ったのは、フリースは収納時に小さくならず、着用していない時の占有スペースが大きく邪魔になるということ。専用の収納ケースもないので積みにくい。
さて、越後湯沢ICで関越自動車道を 9時頃に
R1250Rのライディング・ポジションにもだいぶ慣れてきて、快適である。疲れなくなってきた。
この快適さは、電子制御サスペンション(前後とも電子制御式可変リバウンドダンピング調整)のおかげであることがわかっている。 実は、まだ夏のうちに「F900R」に試乗しており、たった30分弱の乗車で違いがわかってしまったのである。F900Rはサスペンションが固い。ロードスターというカテゴリーなので、どちらかというと攻めるためのサスペンションのセッティングなのである。そのために疲れる。慣れの問題もあるとは思うが、肩が痛くなってしまった。

それに比べ、R1250Rのサスペンションは踏ん張るときには踏ん張るが、通常の走行では柔らかめ、というかショックをよく吸収するようにダンパーを電子制御しているのである。段差を乗り越える瞬間にダンパーを瞬時に調整して大きな衝撃をライダーに与えない。サスペンションの電子制御の優秀さはディーラのスタッフも言及していた。
これだけでもR1250Rは、旅バイクとしても十分使える仕上げになっていると思う。
最近では、疲れづらいタイヤもあるくらいなので、路面からの衝撃を吸収する性能は長距離ライディングの快適さに直結するのだと思う。
昼食では、名立川河口近くのセブンイレブンでカツサンドと野菜ジュースを買い、道脇の防波堤の上で食べた。すぐ近くに道の駅にも寄ってみたが、持ち合わせの現金が少なく、クレジットカードが使えないのでやめた。ちなみに今後に備えて、セブン銀行のATMでお金を引き出した。

一泊目は富山県高岡市にある「雨晴キャンプ場」を考えていたが、15時で富山県入善町におり、雨晴キャンプ場到着が17時くらいとなりそうなので、町内の園家山キャンプ場に泊まることにした。この時期の17時はすでに暗く、キャンプ場到着には遅すぎる。
さて、このキャンプ場は無料だが、ゴミを置いていく場合はゴミ袋を買う仕組み。燃えるゴミとペットボトルと缶類の3袋を購入した。とはいっても10円/袋なのでなんてことはない。
サイトは駐車場の一段上の松林の中、地面は砂地で、水場は湧水が流れっぱなしである。
キャンプ場の様子は翌朝に撮影した。

奥の松林の中がサイト。
写真左の建物がトイレ。
受付はさらに左の建物で行う。

炊事場の水道は湧水の流しっぱなし。
入善町は湧水に恵まれているようでうらやましい。

地面は砂。水平な場所は少ない印象。
トイレ脇の青い自動販売機の左側に見えるのがゴミ置き場。
中央右奥に見えるのが受付のある建物。
テントを張り終えてからバイクで少し戻って、「コスモ21」内の「バロー」というスパーマーケットで買い物をした。
最近はどこに行ってもこのようなスーパーマーケットがある。
私のキャンプは基本的に火は使わないので、ペットボトルの飲み物、缶ビール、おつまみ代わりのお惣菜、そして翌朝の食事用のおにぎりといった類のものを買う。
「キャンプ・イコール・焚火」は私の主義ではない。火を使わない方が明らかに楽である。だが、念のため、小さめのコンロとコッヘルは持っていく。
ビールは防波堤の上に座って海を眺めながら、暗くなってからは波音を聴きながら飲んだ。
他の利用者は私を含め5名ほど。皆、それぞれのスタイルで静かな夜を過ごしているようだった。
こうして、明日の石川県入りを楽しみにして、安らかな眠りに入った。
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