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R1250Rの2年及び20,000kmの点検整備をしてもらった。
冷間時に行うバルブ・クリアランスの調整があるので、バイクを預ける。結果的に1週間程度。
ディーラーから自宅、自宅からディーラーで久しぶりに鉄道を使った。短いながら鉄道旅も良い。
経費は約55,600円。高価とは思うが、長くバイクに乗るためには必要だとも思う。反面、5年保証も決められた点検整備が大前提でもあり、万が一のための保険のようなものでもある。
バルブ・クリアランスの調整で余ったシムを受け取った。次回の調整で使えることもあるそう。この小さな金属の塊が一枚で約1,000円。

フォー・バルブの2気筒なので、シムは8個使われているが、一つは再利用ができたので7個が余ったそう。厚さが0.1mm刻みのシムがあるそうなのだが、個体差があり、マイクロメーターで厚さを測定しながら調整していくということのようだ。
クリアランスの規定値は、イン側が0.10~0.17mm、アウト側が0.34~0.40mmと記載されている。
アウト側が大きいのは、イン側のバルブステムは吸気で冷やされるが、アウト側は排気で熱せられる一方だからである。
調整後は、左のインが0.15と0.13、右のインが0.16と0.14、左のアウトが0.38と0.40、右のアウトが0.40と0.38になった。エンジンを使えば当然ながらシムが削れていくので、規定値の大きい方に近づけるのそうだ。カム・チェーン・テンショナーとロッカー・アームの脱着もあり、結構大変な作業であると想像する。
今までいろいろなバイクに乗ってきたが、バルブ・クリアランスの調整をしてもらった記憶がない。こういう調整があるからこそ、長く乗っていられるという結果になるのであろう。
他には、ドライブ・シャフトのファイナル・ギア・オイルの交換、スパーク・プラグの交換、エア・フィルターの交換が主な内容。その他細かな点検があり、クーラントの補充がされた。
そして、診断機によるデータの読み取りとソフト・ウエアのアップデートがあった。

データには「混合気形成エラー」が1回記録されていた。非常に細かい間隔で混合気を制御しているうちの1回である。DME(Digital Motor Electronics)のコネクタの汚れでもエラーが記録されてしまうことがあるらしく、コネクタの清掃も行わていた。
DME とはドイツ製の車やバイクに搭載されているエンジンを制御するための頭脳で、一般的には ECU といわれているようである。この装置はシート下に設置されていて、すごい数の電気ケーブルを伴うコネクタがつながっていて、ボッシュのマークが付いている。
ボッシュはドイツに本社があるが、調べると、1911年(明治44年)に日本で事業を始めていて、今は日本法人がある。BOSCH という文字をよく見るはずである。そういえばホームセンターでボッシュの電動工具が売ってる。私も持っている。優良企業でブランド・イメージも高い印象である。
今後の点検整備は、ブレーキ・フルードが2年毎、バルブ・クリアランス調整、スパーク・プラグ交換、エア・フィルター交換がそれぞれ20,000km毎、フロントフォークオイル交換が30,000km毎だそうである。
出費は痛いが、専門のメカニックに診てもらえるというのは安心感があると思う。
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