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2012.10.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類








展望台


 これは『茂木城』の『出丸』んとこにある展望台でな。

『姫の望楼』って名前さついてんだ。

 これには、悲しい伝説があんだって。




姫の望楼伝説


 ええ~と。城内に、伝説を紹介する案内板さあったんだけど。

 えびねっこ風に脚色して、紹介すんね。








『姫の望楼』



 毎年夏になると、茂木の城下町じゃ~、祇園祭りさあるんだと。

 笛やら太鼓やらあって。



 こんときに、



「お城跡の二本松さ植わっでる出丸さ、行っちゃいげねえど」



 って、言われてんだと。



 理由はな。

 蛇に姿さ替えた茂木城の姫君が、

 二本松の間から、城下町のお祭りを

 恨めしそうににらんでいるからなんだとか。




 だども、これはあくまでも、伝説でな。

 ちょこっと、ちがう理由があったみたいだど。







 茂木城さ納めてた殿さまが、秋田へ移動になったときの話なんだけどな。


 殿さまは、たくさんの家臣や、その家族たちをつれて、

 新しい土地へ移っていったんだ。



 だけんど。当時の秋田っつったら、





 無事に、つけんだべか?



 って、心配しっちゃうほど、遠い道程だった。




 茂木からは、ちと遠いけど。

 奥州街道さ通っていったんかな。




 とにかく、途方もないほど続く道を、

 とぼとぼ、歩いて、

 あるいは、馬っこさ引っ張って。

 または、荷物さみっちり積んだ、荷車さ押しながら

 もくもくと、進んでいったんだな。




 そったら苦労の多い移動だもんだから、

 家族さ全員、つれてこられなかった人も、いたんだ。



 たとえば、体力のない女性や子供たち。老人。病人。

 長旅は無理だって、理由で、茂木の城下町さ残されちまった。



 そんな中に、城主の娘、つまり姫君さまも、入ってたってわけだ。



 茂木氏が去ってしばらくすると、新しい人たちさやって来て、

 また茂木の城下町は、賑やかになってきた。

 祇園祭りも、楽しそう。



 だども、姫君や、茂木に残された人たちは、

 新しい人たちの輪になじめず、城跡から、眺めているだけだった。



 新しく茂木に移ってきた人たちは、

 そげな残った人たちの気持ちを思ってな。



 城跡さいくんじゃないよ



 って、いったらしいんだ。




 ・・・ んで? その後はどうなったんだ?


 残念ながら、そこんとこは、案内板にも書いてないんで、わかんない。

 みんなが仲良くなって、幸せになりました、

 って結末だといいな。


 だって。不幸な伝説ば~りだから。

 幸せな伝説も、聞きたいべ。




 ・・・だども、なんで蛇になったんだべ?


 って、疑問は残るけど。



 ・・・茂木の殿さま。ほんとに姫君、追いってったんけ?


 って、謎もあるけんど。





 ま。ま。伝説だから。史実じゃ~ないから。

 大目に、大目にw。


 こういう伝説が、残ってるよ、ってことで。


 楽しんでもらえたら、うれしいべ。





《参考》

 茂木城の案内板 「姫の望楼」






 最後まで読んでもらって、うれしい~ど~♪ あんがと~。


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最終更新日  2016.01.09 00:37:19 コメントを書く


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