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2016.12.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「板倉」





 『平沢官衙遺跡』、最後の復元建物は、『板倉』。

板倉1

 高いとこに、あんね~。

 もちっと頑張って、登ろ。



 もぐらの穴を避けつつ、登って行くと、

『板倉』の裏側にでたよ。


板倉2


 おや、ここはまた、違った雰囲気をしてるな。

 壁が板だ。だから『板倉』っていうんかな?



 調べてみました。



 溝に合わせて板状にした木を落としこんで、

 壁にする建築方法でな。


 壁は壁塗りをせずに、板のままにしとく。

 だもんで、左官を必要とせず、大工だけでこしゃれるんだって。

 伊勢神宮など、古い建築物にも、

 たくさん使われている技法なんだと。



 最近ちょっと見直されてな。

 現代にあうように開発された『板倉』で、

 家を建てる方法があるんだって。


『落とし込み板壁』っつう方式でな。



 最初から寸法を合わせた一枚板のようにしてから、落とし込むらしい。


『板倉工法』または『板倉構法』っつってな。

『筑波大学の安藤邦廣』っつう教授が、提唱してな。

 あちこちで、施工されてんだって。



 へ~。そんな方法があるんだ。





 正面さ、回ってみた。

『平沢官衙遺跡の板倉』は、扉が二つ、くっついてる形だな。

板倉3

 ここは倉庫として使われてたらしいど。


 だども、どうして、ここの建物が『板倉』だってわかったんだべ?

 建物はとうの昔に、なくなっちまってんのにな。

 想像でこしゃったのかな?



 園内の案内版によると、どうやら穴ぼこが、ヒントになってるみたいだど。

 穴ぼこ、っつってもな。普通の穴じゃなくって。

 建物の柱が埋まってた、穴のことだど。



『板倉』があった場所には『掘立柱建物』の跡が、めっかってた。

『掘立柱建物』は、文字のとおり、

 穴を掘って、穴の中に柱を立てて支える建物なんだ。

 だから、大きくて深い穴ぼこが、残る。


 その穴の大きさや位置、掘られた間隔なんかを調べていくと、

 建物の大きさが、わかるんだな。


 んじゃなんで『板倉』かってわかったか、っつうとな。

 普通は一つの穴にゃ、柱は一本、なんだけど、

『板倉』の場合は、一つの穴に二つの柱の跡がめっかったんだと。



 床を支える添束っつう柱と、

 床の上まで伸びて桁や梁を支える通し柱の

 二本があった跡じゃないか、って考えてな。

『板倉』の形で、復元したんだと。



 どうやら『板倉工法』で建物をこしゃると、

 柱の数がちょっと多くなるみたいだな。


 いろんな技術があるんだね。



板倉4


 遠くから眺めてみる。

 う~む。柱の様子までは、わからないな。


 高さがやたらと高い、ってことは覚えてるんだどもな~。


 こったら建物は、どこを注意して観察すればいいのかな?

 よくわからないな。



 まだまだ、勉強がたりないな。






《参考》


 平沢官衙遺跡の案内パンフレット

 (小田城の案内所で、もらってきた)


 現地の案内板



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最終更新日  2016.12.15 22:54:50
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