ジャパンカップの◎マスカレードボールは、
予想でも書いた通り、秋天で古馬との
勝負付けも済んでおり、クロワデュノール
が本調子を欠いているのも明らかだった
ので、ほぼ勝つだろうと思っていた。
まあ、逆転の可能性があるとすれば、
たしかに、世界最強馬(仮)カランダガン
だけだったのだが……

直線入口、マスカレードボールを外から
ブロックするようにカランダガンが進出。
ルメールの仕掛けが、あと一呼吸遅れて
いれば、完全に進路をブロックされていた。
ルメールの好判断、好騎乗………だと、
その時は思ったのだが。
いや、結果論だが、むしろ慌てて動かず、
そこは、カランダガンを先に行かせて、
いったん外に立て直してから追い出すのが
正解だったのかもしれない。
ゴール直前までは前に出ていただけに、
カランダガンの動きにつられて、一呼吸、
仕掛けが早くなったのが、最後に響いた。
あのルメールを慌てさせるとは、やっぱり、
バルザローナ、タダモノではなかった。
カランダガンも(仮)を外して、本当に
世界最強馬と呼ばなくちゃねえ。