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Tuesday, September 15, 2020 午前4時起床。晴れ。最高気温は昨日に続き30℃に達しませんでした。 ツール・ド・フランスの観戦が続きます。第15ステージは厳しい山岳コースでした。昨年優勝のベルナルが大きく遅れ、キンタナも優勝は絶望的。コロンビア勢は失速です。ログリッチ、ポガチャル、スロベニアの二人が首位を争っています。見応え有り。小説家の真似事は暫く封印、読書も摘まみ読み程度。レースに没頭です。音楽は午睡の折りに聴くBGMくらいかな。ぼんやりNHKFMにチャンネルを合わせたら、今日のその時刻は「パガニーニの主題による狂詩曲」をやっていました。ラフマニノフ本人の弾くピアノ、フィラデルフィア管、ストコフスキーの組み合わせでした。若い頃、CLASSICに入れ込んでいて、こういう歴史的録音にであうと真剣になったものです。昨今、ネット上に貴重な音源が溢れ始めてからは、興醒めとなり、疼かなくなりました。歳をとったせいかもしれません。 スマホの着信音に目が覚めました。Kさんからでした。先月、案内した場所に雑木が出始めたから見に来ないか、という内容でした。押っ取り刀で駆けつけました。軽トラで5分の近場です。しかも横付け可能。既に玉切って作業しやすいよう、一所に纏めてくれていました。好きなだけ小切って持ち帰っていいとのこと。中にウバメガシやシロカシが混じっています。薪ストーブ仲間に教えてあげよう。 家に戻って、野菜へ水遣り。大根や蕪、菠薐草なんぞを播いた場所に、土の表面が乾燥しないよう、籾殻を振りました。芽が出て撒水の折、土の跳ねるのを防ぎもするのです。 こちらはキャベツなんぞを植えたところです。紋白蝶が卵を産み付けるのを防ぐため、ネットで覆いました。両袖の下に隙間のあってはいけません。土を被せました。(籾殻もネット被せも昨日のこと) さてと、走るか、それとも自転車の練習をするか。悩んだ末、サイクルで畑野浦峠をこなしました。太腿と脹ら脛パンパン。いい感じです。 戻ってシャワー。今日は最初からいも焼酎でした。写真はヘダイの煮付けです。私のよそおった盛り付けは見てくれが悪い。 こちらはチダイの昆布締め。といっても、昆布茶の粉を振ってラップしたものです。ちょっとした裏技なんです。もちもちになっていました。今日は朝も昼もヘダイ、チダイの塩焼きでした。ちょっと塩分のとりすぎかな。 メインはピーマンの肉詰め。台風後、この木を始末しました。これが最後となりました。 Youtubeで小野リサを。日付変更線近くまで聴くともなしに聞き流しました。寝る前、喉が乾いてプシュッ。ああ美味しい。バタンキュー。今日の一句八代の豊水を剥く金剛兵衛今日のランサイクリング10km(畑野浦峠)今日の酒いも焼酎1合 三楽1合 ウイスキー1ショット SAPPOROゴールドスターレギュラー缶1今日の写真は薪を見に行ったところに動いていた乗用草刈り機です。これ、欲しいなぁ。写真のそれは建機リース会社のものでした。以前、個人所有のものに試乗したことがあります。その折り、1台1,700ラー前後すると聞きました。手が出ない。
2020年09月15日
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Monday, May 4, 2020 午前4時起床。夜来の雨は夜明け前に上がりました。午前中、雲が切れませんでした。午後になって日強い陽射しになりました。 東京在住、今は長野に単身赴任の義弟が、母の日近しということで、義母に長芋を送ってきました。土曜日、実家に泊まった妻が、その箱を丸ごと持って帰りました。午前「さああなた、今日から薯蕷三昧よ。頑張ってね」 アイアイサー。今日は二鉢こさえました。 これは私の父母へ届けた分。義母へはタッパーに詰め、夕刻、妻が届けました。 昼をした後、よし、山へ行こう。野良着に着替え、地下足袋を履きました。途中、親方の家近くを通ります。何時も貰うばかりなので、欲しいものはないか、予めTELしました。彼曰く「なんでもくるるもんがあらーもろうちゃるわい」 小松菜とエンドウ豆を届けました。「豆御飯にする」 奧さんに喜ばれたようです。よかった。 薪にする樫は、先日、倒しておきました。玉切るだけです。忽ち満車になりました。今日のは赤樫かな。 積載重量オーバーかもしれません。タイヤがめり込んでいました。 と、その時でした。親方がやってきました。すぐ傍に流れる谷水に引いた大根を洗うためでした。 うん、見事な出来映えです。漬物にしたら美味しそう。大根葉のそれ、好物なんです。 彼にさよならし、家に戻って薪割り。持ち帰ったそれには瘤(枝分かれする部分)が多かったです。写真がそれです。そこは割れにくい。 しかし、所有の薪割り機にかかると、この通り。メリメリ、割っていきます。もう斧は不要だな。 始末を終えました。写真は、2月から4月までの3ヶ月間に溜めることの出来た薪です。軽トラ16台分。概ね、一冬の分量です。拙宅の暖房は平屋46坪に薪ストーブ1台のみ。加えて隙間風のいる荒ら家です。ガンガン燃やさないといけませんから。 薪割り機とそれに使った発電機を片付けました。午後5時をまわりました。風呂にしようか、走ろうか。と、その時でした。実家から戻った妻が、鋏を持って勝手口から出て来ました。ブロッコリーの脇芽を摘みながら、明日からの天気や茶摘みを何時にするか、ブツブツ勝手な言い分を並べました。なるようにしかならないと返し、私もそのまま畑に残りました。天気予報が明日の晴れを約束だったので、玉葱の残りを全部引きました。数日前の分も合わせると300玉余り。毎日食べ、ドロドロ血液をさらさらにするぞ。 前後しますが、妻の摘むブロッコリーの脇芽。これにビタミンが多いそうなのです。 一つの茎に出来る蕾の数が減りました。そろそろ終わりかな。でも大丈夫です。次の植え付けを待つ苗です。先日、隣のH姉に貰ったものが控えています。 育った菠薐草も、食べたり人にあげたりで、残りの株が少なくなりました。でも、こちらも抜かりありません。次のそれが芽を出しました。 風呂から出たのは午後7時半。夜のお勤めが遅くなりました。今夜の当ては山かけ。妻が鮪を見繕ってくれました。うん、いい感じでした。今日の一句谷水に大根洗い陽の落ちて新玉や鶏魚の刺身押さえつけ今日のランなし今日の酒サッポロ黒ラベルレギュラー1缶 ハイボール1 冷酒1合 ウイスキー1ショット今日の写真は山に咲き始めた蛇結茨(ジャケツイバラ)です。花は見事ですが、茎に鋭い棘があり、これに絡まると大変です。怪我をします。マメ科だそうです。花言葉は賢者。もう一枚は拙宅梅林の実です。収穫は6月初めですが、今年は早まりそう。裏年です。生りが少ない。
2020年05月04日
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Friday, May 1, 2020 午前4時起床。快晴。 写真は朝ご飯のおかずです。鰤の漬け。醤油に味醂と酒を混ぜ、それに一晩浸しました。これを熱々の御飯に載せたものを当地では「熱飯(あつめし)」といいます。食がすすみました。おかわりました。 午前、野菜に水を遣った後、親方の山に。といっても、杉の伐倒ではありません。コロナ禍のせいで木材市況も散々。山仕事を休み、私に声を掛けてくれました。樫を切りにおいで、とのことでした。根元の直径40~50cmほどのものを4本倒しました。 5本目に取りかかった折、藪を払っていてチェーンソーバーの先端を小木に食い込ませました。捏ねて外しました。ところがチェーンが廻らないのです。バーの先にある歯車の軸に木屑が食い込んだのでした。倒木はそこで中断。諦めました。写真は親方が、倒したそれを玉切り易い平地に引き出すの図。彼は、軽トラがそこに出入りできるよう、取付の道も調えてくれました。 チェーンソーが動かないので、荷台が空の儘帰宅。昼をした後、バーの修繕に取りかかりました。しかし、固まって全く動きません。これは別仕立てのバーですが、先端に突起を幾つか見て取れます。これがチェーンのガイド役を果たすのです。これが回転しないと、あがったりなのです。 イノウエ機械にTEL、新品の値段を問うと30ラー(「ラー」とは岐阜県多治見市の極一部で流通の通貨、1ラー=600円。1年に240杯のラーメンを食べるブロ友さんに教えてもらいました)。修理も10ラー近く。店の大将、小さな金槌でコンコン、少しずつ回してみては、動くようならそれを続けてみてはどうか。アドバイスをしてくれました。その通りにして、事なきを得ました。 再び山へ。切り出しまでは15kmあります。軽トラを駆りました。波越の奥にエンジン音を響かせての一人作業。手を止めると途端、静寂です。強い陽射しに汗をかきました。持参のペットボトルが忽ち空に。写真は満載の荷台です。残り、3車分くらいはあるかな。立木も数本残っているので、それも倒して親方に引っ張り出して貰おう。 家に戻って午後4時半。それからが薪割りです。陽が傾き、疲れもあって、全部を始末することが出来ませんでした。体力が落ちたのかな。写真は活躍の薪割り機です。これに頼ってばかり、斧を持たずです。弱った証拠です。 片付けを終えて空を仰ぎました。コントレールが3本。何れも西から東に向けて引かれたものです。熊本空港発の便でしょう。混み具合はどうなんだろう。そう言えば今日、東北地方から長期出張を終え帰京の息子からLINEあり。新幹線の車両がガラガラだったとか。リーマンの出張帰り、列車の中にプシュッは至福です。彼、昼ビーをしたのかな。余談です。私には娘も一人あります。彼女も首都圏に暮らします。随分前から自宅にTELワーク。子どもを案じるのは皆一緒です。 風呂を浴びました。頭を拭き拭きプシュッ。当てはこれです。 今日は身体が乾いていました。もう一本プシュッ。次の当てにこれが出て来ました。 さらにプシュッ。続いてはこれ。青梗菜がいい感じです。この写真も含め、3枚の緑は全部拙宅菜園に収穫です。自慢ばかりですみません。 〆の豌豆御飯。豆は、これも収穫したて。塩加減ほんのりが絶妙でした。 ウィちゃんを舐めてバタンキュー。今日の一句子ら案じ青みを摘む手止まり気味今日のランなし今日の酒アサヒスーパードライレギュラー缶3 アイラモルト1ショット今日の写真は波越二題。1枚目は林道の図。こういうところを入っていきます。この後、舗装が切れ、尖った石のゴロゴロ道になります。軽トラの腹を擦ることもあります。もう一枚は集落に咲く蓮華です。そろそろ終わり頃です。農家はこれを鋤込み、田植え(普通作)に供えます。蓮華の根には根粒といわれる粒があり、そこには窒素を固定しています。肥料になるのです。
2020年05月01日
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Wednesday, March 25, 2020 午前4時起床。晴れ。春麗らでした。 午前7時、朝ご飯を食べ終えてピーカンの空。思案して親方にTEL。薪のストックに使うトラロープのようなものが不足していました。何か適当なものがあれば欲しい旨を、でした。彼曰く「そげなもなぁ~ねえ。そらーそうとあんちゃんよい、短けぇバールんようんもなぁあるかの?えっ?ある?ほんとか。ほいて、ホルモンもまだあるんか?よっしゃ、トラロープ、あったはずじゃー。待っちょれよ。じき持っていっちゃる。ほるもんぅ用意しちょけよ。忘るんなよ」 トラロープが届きました。彼、拙宅野菜畑を見て「あんちゃんよい、玉葱ぁおまい、今が水ぅ吸うて太るんじゃ~がよい。はよ撒かなぁ」 彼にバールとイノホルを渡し、見送った後、そうしました。 ロープが手に入ったので、薪の山を押さえる工夫に取り付きました。写真は熊野神社の森から切り出した孟宗竹です。 これを割って写真のような棒を作りました。 ビニールハウスの鉄骨を利用した薪棚です。骨材の両端に、穴が開いています。そこに向こうこっち、2カ所に抑えとなる柱を嵌めます。柱には骨材同様、同じ大きさの穴が開いています。それが上手い具合に重なるのです。そこに先の竹棒を突っ込みます。これで両者は動かない、ズレが生じないのです。 次は上です。先端に近い部分にも同じような穴がいています。そこにも孟宗でこさえた棒を突っ込みました。 骨材のもう一方の端にも同じ施しを。さて、ここでトラロープの出番なのです。両端に舫い結びで小さな輪をこさえ、柱の先端近くに差し込んだ棒へたすき掛けします。トラロープの長さは勿論骨材と同じです。これで上へも下へもズレません。 完成の図。薪を端まで同じ高さに積み上げても、両端の鉄柱がトラロープに双方引っ張られ、薪の押さえになって荷崩れしないのです。我ながらいい工面でした。明日からは薪作りが心置きなく、です。 これを終え、野菜の水遣りを終えて石拾い。このところ、毎日、籠に2杯分を拾います。いつかきっと石のない畑に。「あなた、一段落したら、花壇の草に熊手を入れて頂戴」 そうしました。彼女は昼からずっとそれに取り付いていました。カーブスに行くと言っていましたが、草取りに没頭。失念のようでした。 頃合いを見て熊手を持つ手を止めました。走ろうか。着た作業服を脱ぐため玄関を開けました。待ってたとばかり、トラが走り出ました。脱走でした。しまった。不注意でした。追いかけても捕まろうはずがありません。夜に戻るのを待つしかありません。ランの格好になって、シューズを履きました。ん?居間の外、靴脱ぎ石の上にトラがちょこん。あれっ、もう戻ったの。家の中に回り、サッシを開きました。しかし、入る気配はありません。チュールを出し、誘いました。まだ外にいようか逡巡したようでしたが、雫の匂いに抗しきれず。あっという間、彼の戸外冒険は終わりました。 以下の写真は毎度毎度のカメラン写真。春の切り取りです。1枚目は連翹(レンギョウ)です。私、以前はこれを蝋梅(ロウバイ)と思い込んでいました。 次はハナズオウです。椿といいトキワマンサクといい、この時期、赤い花も目につきます。 中川牧場の牧草畑横にソメイヨシノがあります。蕾の膨らんでいよいよです。 生目山の方を振り返りました。夕陽に霞む山桜、見飽きません。 今日は足を伸ばして林道の奥へ。近くで見るそれも悪くない。これ1本で花見ができます。(飲もう飲もうにかかっている私です) 蕨が出たかどうか見てきて欲しい、妻の言を入れ、ダムの堰堤に駆け上がりました。まだまだでした。数本の覗いているのを見つけただけでした。 代わりにということではありませんが、蟷螂の卵がありました。空のよう。 最後はタンポポです。外来種なのかな。何時も思うのですが、この花、一年中咲いている。 夕刻、妻はヨガに出かけました。汗を流し、イノホルを当てに夜のお勤め。撮りだめた吉田類が相手をしてくれました。バタンキュー。今日の一句山桜霞めよ霞め春霞今日のラン10km今日の酒ウイスキー1ショット 麦焼酎ロック4今日の写真は菖蒲です。庭先に数輪。ちょっと早咲きの感ありです。おまけはノースポール。キリッとしまった白が清楚。
2020年03月25日
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Wednesday, March 18, 2020 午前4時起床。晴れ。風のなく穏やかな一日でした。最高気温は20℃あったと思います。それでも夜明け前は冷えます。昨日は2℃。遅霜もありました。今日も5℃。と言うことで朝の内は未だストーブを焚いています。私の起きて先ず一番にすることはネコカリです。写真はそれを食べて火の前にゴロリのトラです。満腹になると、呼びかけても鬱陶しい表情でチラリ、こちらを見るだけです。 食卓の上におにぎりがありました。トラがカリカリやっているので、私もつられて一つパクリ。世の白む時刻、昆布茶を淹れての読書は至福です。 今日は終日、薪の手当てと決めていました。昨日、Kさんに紹介された現場にもう数車分が残っていました。午前と午後にそれぞれ2往復。昨日の積み込みはユンボがしてくれたので楽ちんでした。今日は枝を外し、1~2mの長さに玉切りながらでした。人力は応えます。作業を終えてグロッキー。判ってはいますが、終日の野良仕事は、ランや筋トレとは違います。それがよく判りました。写真は満載の図。 現場は私の家から車で10分、畑野浦峠の麓です。国道338号から逸れ、さらに市道からも外れた山懐。50年前まで人の住んだところです。その家も既に取り壊され、石積みだけが残っています。周囲に植えた椿や樫が伸び放題。屋敷内が広く、木々を倒して、土砂の捨て場に、とのことでした。昨今の大雨に土砂の流れ出て堆積の木立川を浚渫、ここに持ち込もうという作戦のようでした。次の写真は倒した松や椨(タブノキ)です。風から家を守るために植えられていたのでしょう。 倒木を頼まれたF君曰く「椨に穴があって、そこに梟の卵が二つあったんよ。近くに雉飼いのJやんがおって、持って帰ったわい。赤外線を当てて生きているか調べるっち」 その穴を覗いてみました。 中に鳥の毛がありました。ここで卵を温めていたんだろうか。見たかったなぁ、その卵を。 次の写真は松の切株です。昨日、切ったばかりのようです。切り口に松脂が滲み出ていました。 こちらは辺りに散らばった松毬。ヒトの拳大です。これ、焚きつけにいいと聞いたことがありますが、態々拾い集めることもないだろう。 F君のチェーンソーと油の容器です。流石です、焼酎飲みは殻になったそれをこれに使う。何とも微笑ましい。余談です。私の親方は焼酎を飲みません。養命酒の瓶をそれに使います。 ん?ユンボを運転のOのT君が難しい表情に。キャタピラーの一つが外れたのでした。向かって左です。すぐさまF君がリース会社にTEL。修理の方が駆けつけてくれました。 アームを地面に突っ張り、外れた方を浮かせます。キャタピラーの掛かる部分の中央にネジがあります。それを工具レンチで回して緩めると、前後ろのアイドラーが少しだけ近づきます。ベルトを緩めるイメージです。皆で金棒を使い、外れた自転車のチェーンをかける要領で。アイドラーにキャタピラーが掛かると、今度は元の張り具合に戻さねばなりません。グリスガンでグリスを注入すると、アイドラーが双方離れていき、キャタピラーの緩みが解消、張りが出るのです。いいものを見せて貰いました。写真はグリスガンを扱う修理の方です。手早かったなぁ。 次の写真はF君が修理の方に同時、配達を頼んだコンプレッサーと削岩機?です。 木々の立っていたところの横は水田です。そこの周囲には鹿や猪避けの金網フェンスが張ってありました。それを傷めてはいけません。倒す前にそれを撤去。木の始末がついて、再度張り直さねばなりません。金網フェンスには支柱が必要です。それを立てる為、これで石ころだらけの地面に穴を開けるのだそうです。写真は私の薪荷役を横目、その仕事を始めたF君たちです。ご苦労なことです。 夕刻、作業がお終いの図。左からF君、梟の卵を持ち帰った雉飼いのJやん、ユンボを運転のT君、地主のK兄。午前の1服午後の一服と合わせ、世間話に花が咲きました。皆、土地の方です。濃い大分弁でした。その話はまた後日。 地下足袋を脱いだのは午後5時を過ぎて。流石に疲れました。汗を流した後は夜のお勤め。今日の当てはカマスの塩焼き。これを2尾食べました。毎晩、頂き物で食事ができます。有り難いことです。 メインは葱の卵とじ。これ、好物なんです。冷酒とよくマッチング。1合ほどをのんで、座ったまま落ちました。妻がヨガから戻った音にハッ!目が覚めました。喉の渇きを覚え、再びプシュップシュッ。疲れにはビールがいいようです。今日の一句梟の洞穴悲し命絶ゆ今日のランなし今日の酒缶ビールレギュラー缶3 冷酒1合今日の写真は和尚バイクに乗るの図。薪運びの途中に見かけました。彼岸の近い。もう一枚は、風呂に入る前、庭先の棚を見ての図。おっ、橙も啄んでいました。鵯、甘い酸っぱいに文句を言わずなんだな。おまけ。居間にバタンキューの私です。
2020年03月18日
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Tuesday, March 17, 2020 午前4時起床。晴れ。 夜の白み始め、鳶口を持ちました。遅霜の降った中をいつものランコースに向かいました。と言っても軽トラに乗ってです。タラノメを収穫するためです。本腰(山に入る恰好)ではなかったので、藪には入りませんでした。鳶口で引き寄せましたが、手の届くところは先を越されていました。収穫は僅か3個。夜のお勤めの折り、それを妻が芋天と一緒、揚げてくれました。塩で食したのですが、そこはかとない苦み、得も言えぬ風味でした。硬いかと思いきや、微妙に柔らかい歯ごたえでした。 戻ります。午前、書斎に本を読んでいてTELあり。Jさんからでした。鉄のフェンスを運びたいんだけれど、積み込みを加勢して欲しい、とのことでした。家から3kmほど離れたところに彼の友人の資材置き場があります。そこに向かいました。彼は2トントラックでやってきました。作業は忽ちでしたが、フェンスは大人2人で持たないと無理の重さ。持ち帰り、猟犬の囲いにするとのこと。そうか、彼、犬を飼っているんだった。考えると、猟師と猟犬はセット。腑に落ちるまでもないことです。写真はそれとは関係ありません。ハゲの吸い物。これ、薄塩をして冷凍のものを使ったようでしたが、とてもいい感じでした。 その昼を早めに終え、近くに始まった杉の全伐現場に向かいました。先日見つけた樫をどうしても欲しく、昼休みの時間に訪ねたのでした。その旨を話すとニッコリOKしてくれました。午後の仕事に掛かる前、グラップルを装着の重機を始動。積み上げた枝類の中から引き出してくれました。写真がそれです。これを人力でとなると、とても難儀です。助かりました。 この樫、枝の先、ギョニソの大きさまでを小切りました。この1本で丁度軽トラ1車分となりました。大木も足場がいいと楽勝です。小一時間の作業でした。 樫は薪ストーブの燃料に一等です。帰り道はルンルン気分。 ん?Kさんが軽トラから薪を降ろしている。ゲッ!椿だ。樫が一等なら椿は特等。声をかけました。「H君よい、いい薪じゃろうーが。IのK兄が土地を更地にするため、伐採しているんだ。切ったものは全部始末しないといけないらしい。貰ってくれたら嬉しいと電話があったんだ。君も欲しいんだったら場所を教えるよ」 勿論二つ返事。薪小屋は既に満杯ですが、貰えるものは無理してでも、というのが薪ストーブ愛好家の鉄則。そこへ案内してもらいました。おっ、やってるやってる。 家にとって返し、樫を急いで降ろしました。椿の現場まで大急ぎで戻り、1m前後に玉切ったキンキンの丸太を満載にしてもらいました。 元の径は40cm。この芯詰まり感、堪りません。 今日はそこを3往復。樫と合わせ、都合4車分を運びました。荷を降ろすのに難儀。鳶口が活躍しました。Kさん、K兄、ユンボを運転のOさん、玉切りしてくれたNのF君、皆さんありがとうございました。 後始末、片付けを終えての風呂は格別です。薪の2ヶ月分近くを1日で誂えました。じわり、充実の気分でした。夜のお勤めも気分の悪かろうはずがありません。と言うことで前掲のウイちゃんとタラノメが図となったのです。続いて今日のメイン。こさえて冷凍のバジルソースを使い、妻が先日のカマスをムニエルに。ならば今日は白ワインだな。 うっ、アボガドを添えてある。わたし、それは食べず嫌いなんです。 いい気色になりました。疲れもあって午後9時にバタンキュー。今日の一句三年先椿を燃やす冬想い今日のランなし今日の酒ウイスキー2ショット シャルドネグラス2 麦焼酎ロック2今日の写真は橙(ダイダイ)です。Jさんと一緒した時、ヤードの端にその木が植わっていました。実を見て、スイート系のオレンジかと思いました。よし、鵯の餌にしよう、幾つかを捥(も)ぎました。Jさん曰く「それ、橙だよ」笑われました。この果物は、カボスと同じで生食に向かず、鍋の味を引き立てるポン酢などに利用。つね三はこのスマイルカットを刺盛に使います。 橙だったか。鵯は啄(ついば)むかな。試してみよう。写真は持ち帰ったそれです。
2020年03月17日
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Monday, March 9, 2020 午前5時起床。晴れのち曇り。夜の初め頃、降り始めました。 このところ、親方の山に無沙汰でした。朝のうち、彼にTEL、切り出しの状況を訊ねました。次の雨が上がったら、とのことでした。それじゃー今日は薪取りに行くか。野良着に着替えました。七つ道具を積んで畑野浦峠を越えました。写真は入津湾の海岸線を走るの図。楠本にヤマザクラを見つけました。中央上の白い部分です。 西野浦集落を抜け、仙崎の頂上に向け山道をうねうね3km。山頂近くにソメイヨシノを切り捨ててあります。友人に薪があるよ、1ヶ月ほど前、そう教えられました。以来ここに来るのは5回目です。道路脇、斜面に落ちそうとなっている丸太を木材トングでアスファルトの方に引き上げての作業でした。道路にも勾配があり、下っています。小切ったそれが転がらないよう、注意が必要でした。 軽トラに積み込んでいる最中、NHKラジオ第一が国会中継を流していました。平素は全く聞かない番組ですが、遂、聞くともなしに聞いてしまいました。検察のお偉いさんを定年延長したことがいいとか悪いとか、その決裁を口だけでしたとか、それはあり得ないとか、何だか難しい話でした。ああいえばこういう、のらりくらりに思えました。何だか水掛け論だわな。嘘発見器があればいいのに。いやまてよ。今やAIの時代です。ビックデータを使い、詭弁や忖度、嘘、こびへつらいがあるのかないのか、白黒のはっきりするシステムをこさえるのがいい。質問者や答弁者をテレビカメラが捉え、その表情、目の動き、瞬き、口の曲がり、声色、顔の表面温度、身振り手振り、それぞれの要因をビックデータに照らすんです。そして、テレビ画面の下に帯グラフを示し、今この人の発言は何%の割合で本当のことを言っている、あるいはその逆、というのを表示する。どうでしょうか。我ながらいい考えだと思うんですが。 おっとっと、つまらぬことを考えていて、小切った丸太がコロコロ、坂道を下の方へ転がっていきました。写真は満載にしたソメイヨシノです。 折角だから、つつじ公園まで登ってみよう。荷の掛かった重い車体で頂上に。おっ、咲き始めているぞ。 今月下旬にここで開催予定の「仙崎つつじ祭り」は新型コロナウィルス流行のため、中止になりました。残念です。次の写真はそれを惜しむような色合いの一輪です。 山を下りる時、こんな実の垂れているのを見つけました。うーん、見たこと無いなぁ。 正午過ぎ、家に戻りました。昼はカレーの残り。私はカレーライスを2杯でしたが、妻はカレーうどんをこさえました。 さてと、腹ごなしをするか。斧を持ちました。1時間半で薪割りを終えました。 一輪車でストック場所に。写真はそれを積んだ図です。手前の列が今日こさえた薪の全量です。 割ったソメイヨシノです。独特の色合い、模様が目を引きます。ここは枝分かれした部分です。割れにくいのですが、ダイナマックスだと難なくでした。「あなた、今日は猪鍋よ。お父さんたちにも作るから、肉は多めよ。古い方から解凍、スライスして頂戴」アイアイサー。これだけを半解凍。 切った一部に塩麹を塗りました。これはビニール袋に入れて冷蔵庫に寝かせます。数日後、フライパンで焼くと、それはもう最高のアテ。夜のお勤め用です。 その塩麹、用いたのはこれです。数年前、糀が全国的にブームとなりました。わたしのまちに、その火付け役になったお店があります。大分県佐伯市船頭町、その名も糀屋本店。ラベルにある通り、万能調味料です。 さてと、降り始める前に一っ走りするか。ランの格好に着替えました。「あなた、人参がないの。2~3本掘って頂戴」面倒臭いなぁ。でも仕方がないか。返事は「おやすいご用」 熊手で掘りました。葉を落とし、亀の子束子でゴシゴシ、水道水で泥を流しました。 次はカメラン写真です。今日も春の趨りを2枚切り取りました。1枚目は木蓮。白木蓮に1週間遅れての図です。紫が格別です。 こちらは桜。早くもです。しかし、ソメイヨシノではないよう。 くるり、一回り。走り終え、クールダウンのストレッチをしていて、ポチと目が合いました。しばらく無沙汰でした。彼を連れてもう一回り。喜びました。写真は八朔です。繋がれているところにその木があります。いくつも落果していました。それを拾ったのです。持ち帰って包丁で1/4カット、庭先にこさえた鵯の餌台に乗せます。 風呂で汗を流しプシュッ。ビールを飲むのは数週間ぶりのような気がしました。火照りの収まって、夜のお勤めモードに。テーブルにぼたん鍋が載りました。 この料理が出てきたら、合わせるアルコールは焼酎と決まっています。 妻はもう一鍋、別にこさえ、父母に届けてくれました。ブロ友・スローライフママさんと娘さんは同じマンションに住んでいるそうですが、拙宅もそれに近いんです。スープの冷めない距離。直線距離にして50mです。私はあまり孝行をしませんが、妻はよく努めてくれます。頭の下がる思いです。ママさんpapaさん、も娘さんに孝行されるんだろうな。 感謝の気持ちを表そう。グラスの形は興醒めですが、一応マティーニモドキです。 満腹になりました。妻は明日の仕事を控え、その準備。私はドラマ「新米刑事モースオックスフォード事件簿」を見ました。毎度書きますが、主人公の一途さ、知的さに惹かれます。今日の一句仙崎に愛でる人無き躑躅かな今日のラン7km今日の酒アサヒスーパードライレギュラー缶1 薯焼酎お湯割り3今日の写真は家に居着いてしまった野良猫バイカルです。ニャーニャー纏わり付いて始末に負えません。薪を割りはじめて、やっ!おいお前、怪我をするぞ。シッシッ!追っても逃げません。
2020年03月09日
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Tuesday, February 18, 2020 晴れ。北風は幾分収まりましたが、今日も寒い一日でした。 寝間着の儘、朝の内を過ごしました。陽が昇り、居間に射し込んでポカポカ。元越山の稜線を見て、今日は視界がいいな、仙崎の眺めは見物だな。そう独りごち、よし、薪取りに行くぞ。着替えました。 畑野浦峠を越えると、陽光の増すのを感じます。写真は入津湾・下り松にブリの水揚げをするの図です。佐伯は魚類養殖のメッカです。主力のブリを頭、カンパチ、マダイ、ヒラメ、フグなど魚種も豊富。近年はマグロの精算も増えています。マダイ、ヒラメ、フグ、クルマエビなどは完全養殖になって久しいです。研究が進み、近年はマグロもブリもとなりました。完全養殖とは、成魚から採卵し、孵化させて育て出荷することです。生活史を全て管理。廻るお寿司屋さんのブリやマグロは、断りがないと養殖かと。 こちらはアオサギです。水揚げの近く、ブリの餌、冷凍イワシを細断するマシンの上にいました。周りにも5羽ほどを認めました。お零れを狙っているのです。ここの上空にはトビの群れが舞っていました。考えることはアオサギと同じです。 仙崎のつつじ公園はいい眺めでした。先日に霞んで見えた深島は手に取るよう。彼方、延岡・日向の山々も遠く望むことが出来ました。 アケボノツツジでしょうか、ちらほら咲き始めていました。柔らかい色合いです。 もう一枚は太平洋。この先は遮るものの無し。遙かな気持ちになります。暫し眺めていたい。 ふり返りました。北西に目をやると、おっ、雪山だ。遙か向こうに霞んで見えました。雪雲がかかっていて、はっきりしません。、ズームを目一杯の写真です。 おおさぶ。身体を動かさなければ。道路脇に転がっている丸太を玉切っては軽トラの荷台に。30分ほどで忽ち満車。身体も温まりました。写真、車の右にソメイヨシノの株が映っています。この道路沿いに何十本も植わってあったのですが、古木となり、花が少なくなった由。地区の人たちほぼ皆伐しました。その残骸が道路脇に転がっているのです。拙宅から現地まで道中往復50km。途中に峠がありますが、現場のとりつきがいいので通うこと今日で4回。もう1~2回は採りに行ってもいいかな。 帰る途中、河内(ごうち)という漁村に、ん?、食堂のような建物が。「なごみ」という看板が出ていました。 あっ、弁当を売っているぞ。折角なので求めました。帰って妻と一緒に食べよう。彼女にその旨をTEL、斯く斯く然々で昼食用意に及ばず。電話口から喜ぶ声が聞こえました。おさんどんからの開放でした。 昼を挟んで斧を持ちました。パカンパカン、刃を見せるだけで割れました。 次の写真は、軽トラ4台分の薪です。一部に櫟が混じっていますが、殆どソメイヨシノ。燃やすのは再来年の冬かな。楽しみです。 関連でもう一枚。父の作業小屋横に積んだ薪です。手前、まだ生々しいのはこの冬に手当てのもの。向こう側の軒下に見える黒いのは2年前の冬に持ち帰ったウバメガシです。壁一面だったのですが、この冬に燃やし、残りがこれだけになりました。 始末を終えて、なお時間に余裕あり。雨に浮いた畑の石を篩いました。一輪車3台分。篩っても篩ってもですが、いつかきっと石のない土になると思い定めて。 陽が傾きました。走るか。何時ものコースを一回り。次の写真は行き遇わしたワンちゃん。着た服が可愛らしい。 戻って汗を流しました。夜のお勤めは燗で。チンの時間を間違え、中で噴火。失敗しました。当てはこれ。ブロッコリーです。大玉を収穫した後も、茎の横からピンポン球ほどの大きさがいくつも芽吹きます。それを集めたものです。 こちらは生椎茸に味噌を載せたもの。手焙りに熾火を入れて焼きました。香ばしい。今日の一句桜割る斧に挨拶尉鶲(しょうびたき)今日のラン6km今日の酒燗酒5勺 常温1合5勺今日の写真は麦畑です。畑野浦峠を木立に越え、里に下りたところに広がります。これから伸びるぞ、手ぐすねを引いているように思えるのは私だけでしょうか。
2020年02月18日
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Monday, February 10, 2020 午前4時起床。晴れ。未明から昼に掛け書斎に読書。途中、気分転換に音楽。周囲の梅に目白が賑やかでした。もう花は終わりだな。写真は朝ご飯のおかず、梭子魚の干物です。自作のものは格別です。 本を読んでいて、ん?外にうなり声。続いてギャーッという叫び。猫の喧嘩でした。拙宅周りをうろつくバイカルとアムール(昨日の青い目)が咬み合っていました。 判りにくいですが、アムール(左)はやられて顔が血だらけ。バイカルも左前足に大きな傷を負ったようです。 昼は焼き芋に香の物を添えて済ませました。ストーブの熾火を使うとホクホクになります。甘い。さてと、午後になったけれど薪取りに出っ張るか。チェーンソーを積んで西野浦向けになりました。一昨日と同じ場所です。先日一緒した連中は現役。今日は仕事なので、一人の山行となりました。海岸線を25km、軽トラを転がしました。西野浦の集落からは山道になります。こんなところを3km登っていきます。 途中、ヤマドリの雌を見ました。キジの雌に似ています。すばしっこい。 折角ですから、頂上に開けたつつじ公園に軽トラを乗り入れてみました。午前と違い、午後の海は陽光が弱ります。次の写真は先日と同じ場所、蒲江のリアス式海岸です。いい景色です。人っ子一人いない。風のそよぐ音だけが聞こえます。腰を下ろし、缶ビールを開けたくなりました。左手に深島が見えます。人口20人足らず。ダイビングや磯釣り客もありますが、猫の島としても知られています。それを目当てのお客さんも少なからずだそうです。それと、驚きですが、なんと、レストランまであるんです。 戻ります。標高400m程の所に桜を切り捨てています。今日は届いたハスクバーナの木材トングを持ってきました。これがそうです。 これまで積み込みは腰を屈め、両手で抱え上げていました。これを使うと、片手でサッと掴むことが出来、荷台にホイホイでした。一昨日の山行にK君が持ってきて、使わせて貰いました。目から鱗でした。早速注文。今日の午前に届きました。どうしても使ってみたくなって、午後の薪取りになったのでした。 玉切りの作業も合わせ、1時間足らずで満車になりました。欲張って車載規制重量をオーバーかな。帰りの畑野浦峠はサードギアでよろよろ、やっと越えました。 帰宅してすぐさま薪割り。作業の折りも木材トングが活躍。片手に斧、片手にトングを持っての作業はこれまでの腰使いに比べ、ずっと楽ちんです。いいものを手に入れました。前後します。これまで長い丸太を引き寄せる時は鳶口を使っていました。今日はこちらを用いてみました。その場の状況によってはこっちの方が勝手よいかもしれません。ちなみに価格は10ラーでした。 余談です。私の使う斧はオーストリアの逸品、ミューラーのダイナマックスです。こんな枝分かれの部位も何のその。振り下ろせば忽ち、です。 午後5時半、地下足袋を脱ぎました。一風呂浴びて、先日、キリノスケに貰った冷酒の残りをチビリ。白い紙を下に置いてみました。いい色合いをしているのが判ります。 今夜の当ては先日に続き、カマスの天麩羅。揚げたては格別。サクサクでした。右の緑、アボガドは食べず嫌い。いけません。 もう1品はロールキャベツ。昨日はトマトソース味でしたが、今日のはイリコだしと塩麹を併せたもの。いい感じでした。今日の一句水温む入津の海や春近し今日のランなし今日の酒冷酒2合 白ワイングラス2今日の写真は高菜です。干したものを玄関に。明日、妻が漬けるとのこと。好物なんです、それ。ありがたい。
2020年02月10日
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Saturday, February 8, 2020 午前4時起床。晴れ。 今日は、先月末に結成された薪ストーブ普及促進協議会のメンバーを誘いました。午前8時半前、佐伯市蒲江・西野浦の仙崎つつじ公園へ向かいました。先週に続き私は二度目です。畑野浦峠を南に越え、海岸線を走り、入津湾を一周しました。写真は楠本付近を航行する鰤養殖の餌船です。操舵室の前に遠目、冷凍鰯をミンチにする機械が据わっています。 30分走って目的地に着きました。仙崎つつじ公園は標高400mほどの高さです。眺めがよい。其処までの途中と頂近くに桜の切り捨てがゴロゴロ。次の写真は同行のT君が崖っぷちの丸太を拾うの図。下を覗くと海面まで真っ逆さまです。 私を含め4人のうち3人がチェーンソーを使います。スチールとハスクバーナを自慢試合ながらバリバリ切っていきました。あっという間に3台を満車の図。 其所でばらけて、来た道をとって返しました。午前11時帰着。今日の戦利品です。 煎餅に切らず、斧で割りました。生木なのでパカンパカン、割り易かったです。昼過ぎに地下足袋を脱ぎました。 午後、キリノスケがやってきました。本の詰まった段ボール箱4箱を受け取りに、です。引き渡しました。彼の興味を惹くものがあればいいんですが。写真は気を遣ってのことでしょう、彼が持ってきた清酒です。大分・佐伯で新たに造り始めた新酒。早速、夜のお勤めで開栓。純米酒、酒粕の香りが強かったです。有り難うね。そうそう、本入りの段ボール、まだ10箱以上あるからね。又電話するから引き取りに来てね。遠慮してはいけないよ。いや、ちがうんだ、引き取って貰わないと困るんだ、妻がうるさいからね。見送る折、その妻が彼に白菜とキャベツを持たせました。大荷物の減って、助かるからなんでしょう。それにしてもシーズン終了前の野菜は器量が悪い。鍋なんぞにしか使えないな。あっ、そうだ、思い出して、ぼたん鍋に使う肉塊も数個付けてあげました。 彼を見送って、さてと、走るか。ラジコでNHK第1を。聴き逃した「山カフェ」にチャンネルを合わせました。この番組、好きなんです。今日は八ヶ岳にある黒百合ヒュッテのご主人がゲストでした。黒百合平の自然や山小屋の暮らしなどを話しました。テレビでなくとも、その光景・様子が目に浮かぶようです。この番組、スマホでNHKのラジルラジルをダウンロード、聴き逃しをタップして土曜日の番組一覧からチョイスしたら聴くことが出来ます。生放送は毎週土曜日午前8時からの2時間です。 話が逸れました。ランの途中、Kさんが家に薪を運び込むところに行き遇わせました。 彼も薪ストーブのオーナー。先日は、彼の打った面のをアップしました。繰り返しになりますが、70歳に手の届く年齢、現役の折は造船所で船舶の設計に携わったエンジニアです。足を止め、イヤホンを外しました。午前、薪取りに行って、そこで仲間が所有の「木材トング」を使ってみたこと、その便利さに感動、帰って早速注文したことなどを伝えました。あれこれ話し込んで、うちの薪ストーブを見るかい?誘ってくれました。上がり込んでパチリ。ノルウェーのヨツールです。格好いいなぁ。 次の写真は彼がストックの薪です(一部)。特段のことはないのですが、中央部に履歴を書いた板が張ってあります。切ってこさえた日付です。こうしておくと何年乾かしたのか一目瞭然。やりっぱなしの杣夫とは大違い。几帳面です。毎日、日記を書いているそうです。早起きで、午前8時から2時間ほど山を散歩するとのこと。読書が趣味、司馬遼太郎が好きで、池波正太郎は全部読んだとのこと。今度、飲みにおいでと誘われました。嬉しいな。 おっ、満月が昇ってきたぞ。寒い一日でしたが、雲の色がなんとなく春めいた感じです。 先日、切り割って干した白菜を妻が漬物樽に漬けました。重石を載せるよう、言われました。御影のそれを洗い、抱えて載せるのは私の役目。そうしました。これ、以前は石臼として使われていた代物です。それが証拠、中央に穴が空いています。 シャワーを浴びて夜のお勤め。当ては塩を打って熟成させていたカマスです。冷酒に続き燗酒もよく合いました。写真にはありませんが、メインは豚しゃぶ鍋。餅の入って満腹になりました。バタンキュー。短歌はどうもいけません。性に合いません。俳句に戻ります。ということで今日の一句赤斧を桜に見せた香りかな今日のラン6km今日の酒冷酒燗酒都合2合 ワイングラス2 ハイボール1今日の写真はキャベツです。畑の最後を収穫。これ、明日、ロールキャベツになるんだそうです。
2020年02月08日
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Monday, February 3, 2020 午前4時起床。曇り、午後時々晴れ。早朝の外気温2℃。このところ朝は冷え込んでいます。霜降が連日です。 外のまだ暗い時刻、今日は節分をラジオが話しました。1月はあっという間に過ぎたの感です。この分だと2月も忽ちだな。その節分をして、明日は立春です。 私、春は嫌いです。その季節、不惑以降、いい思い出が無いし、寂しいことばかりでした。早春、梅、白木蓮、辛夷、桜と移り変わる季節はなんとなくもの悲しいのです。加えて春雨に煙る肌寒さは心の芯に沁みます。楽しかろうはずはありません。そんな折は、ショパンのピアノコンチェルトを聴きたくなります。春望に「感時花濺涙」とか「白頭搔更短」とありますが、その気分です。 でも、朝からアンニュイはいけません。気分を変えることに。納豆とスライスチーズを載せたトーストを紅茶で流し、襤褸を着ました。親方の山に出撃。斜面の杉を10本ほど倒しました。上り下りに足が滑り、少し難儀。それでも山は寒く、汗ばむことはありませんでした。吐く息が白かった。チェーンソーの刃を研いできたので、作業効率がよかったです。林間に響くハスクバーナのエンジン音、続いてドドーン、倒木による空気の震えは快感でした。 取り付く前、作業用の手袋を親方に貰いました。4ラー近くの値札が貼ってありました。手のひら側に硬いスポンジのクッションが入っています。手に伝わるチェーンソーの振動を抑える効果があるそうです。それを50%軽減とのこと。助かります。余談です。チェーンソー、長時間の連続使用は振動障害をもたらす恐れがあります。振動によって手の血管が収縮、血液の流れが悪くなるのです。厚労省のガイドラインによると、1回の連続操作時間は最大で10分まで。作業の中断時間は、概ね操作していた時間と同じとのこと。 この通り、親方もそれを使用しています。早速使ってみましたが、いい感じでした。 余談です。手袋をしてのこと。先日、釧路在住・ブロ友の亮さんが「手袋をはく」と書いてありました。私も北海道で暮らしたことがあります。道民はその通り「はく」を使っていました。調べました。その「はく」には「履く」「穿く」「佩く」「帯く」「着く」、5つの漢字があるとのこと。「穿く」はズボンや袴などの衣服を足をとおして下半身につけること。「履く」は足袋・靴下・靴などを足につけること。「佩く」「帯く」は刀剣などを腰につけること。帯びる、さすことです。「着く」は弓に弦を張ること。うーん、手袋をはくの「はく」はどれでもない。誰か、ご存知の方、いませんか。 一仕事終えて、斜面に櫟(くぬぎ)の切り捨てがありました。 軽トラ1車分ありそうです。鳶口を使い、引っ張り出しました。小切って始末。忽ち荷台が満車となりました。これで1週間の暖房を賄います。私、1年に軽トラ20車分を燃やします。平屋、蜜柑倉庫のようなかたちをした切妻の拙宅です。広さは150平米。天井高4mだけが自慢の荒ら家です。その暖房を薪ストーブ一つで賄っています。大型の鋳物ストーブに火をガンガン燃やさないと追っつかないのです。 帰宅は午後1時前となりました。昼をし、荷を降ろし終えたら、早くも日が傾きました。少しの時間を読書。一区切りついたところでランの格好に着替えました。写真は小中尾の林道入り口に咲く野梅です。いたるところに満開でした。 この時刻の山道は怖い。嫌な感じです。 帰宅して湯船で本の続き。長風呂はよいです。ランのあと、もう一汗かくことができました。夜のお勤め、今日の当てはアコヤガイの貝柱を玉葱と一緒のかき揚げでした。これ、珍味なんです。真珠養殖の行われている地域でしか味わうことのできない逸品。写真では判りませんが、貝柱は勾玉のような形をしています。絶妙の歯ごたえがあり、得も言えぬ甘さです。焼酎のお湯割りで流しました。今日の一首梅林に豆を撒きたる妻の手をそろり照らすは上弦の月 今日のラン6km今日の酒焼酎お湯割り2 ウイスキーお湯割り2今日の写真は玄関に闌のサクラソウです。毎日、次から次と花を付けていきます。もう一枚は豆まきに使った大豆。年甲斐もなく老夫婦、大声で鬼はそとを叫びました。
2020年02月03日
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Sunday, February 2, 2020 午前4時起床。晴れ。 朝のうち、ぼんやりサンデーモーニングを見ていてスマホが鳴りました。佐伯市蒲江・西野浦のおいやん、ミット(愛称です、本名は支障があるので証せません。焼酎ラベルにしたらいいような名前です)からでした。「仙崎つつじ公園のソメイヨシノが古木になって花が咲かない。地区の有志が出合って倒す作業中。薪に如何?」 其処までは片道30分を要します。遠いですが、折角の話です。二つ返事を返しました。着替えて七つ道具を軽トラに積んで出発。畑野浦峠を越えたら陽光が眩しかったです。写真は入津湾の下松(さがりまつ)あたりから南を望むの図です。海が燦めいていました。 海岸に沿って国道388号を南下、河内(ごうち)という集落で左に折れました。トンネルを抜けると其処は西野浦。佐伯一、いや大分県一の活力ある漁村です。小中学校は廃校となりましたが、市役所の支所、農協・漁協の支店、郵便局、保育所、診療所などがあります。鰤を中心、魚類養殖が盛んです。写真は鰤の幼魚・モジャコを洋上に追う漁船です。稼働は漁期の春だけです。 戻ります。集落の中程で海岸沿いの道に別れを告げ、羊腸の山道を登りました。標高400mほどを3kmで登る急勾配です。高度を稼ぐと、おっ、やってるやってる。幾人か顔見知りもいました。皆さん、ノーヘルの作業。危ないなぁ。 大きな枝が悩ましい方向に向かってありました。それを切るのを手伝いました。あとは勝手に始末、持って帰っていいよ、そう言われました。こんな丸太が道沿いに其処此処、ズラリです。近場だと、毎日通うのですが。早速取り付きました。割るのが面倒なので、厚さ10~15cm、煎餅に切りました。 小一時間で満車。生木なので重く、これくらいが精一杯です。 折角なので、仙崎山(標高412m)の山頂近くにあるつつじ公園に足を伸ばしました。おおっ、絶景かな。風光明媚とはこのことです。彼方に続くリアス式海岸と、水平線の左にうっすら深島が見えました。その向こうは日向灘、太平洋です。九州と四国の位置をイメージ下さい。分けへだつ海を豊後水道といいます。地図を見ると、大分県側はギザギザのリアス式海岸です。その南端あたりがここ、佐伯市蒲江なのです。 振り返ると入津湾でした。中央、湾の対岸に見える集落は畑野浦。その山向こうが私の暮らす木立地区です。今日はその峠をこちら側に越え、写真左に続く海岸線を辿ってやってきたのです。 家に戻り、荷を降ろし終えたら、午後2時を廻りました。妻はコーラス、大分に出かけて不在。1人遅い昼食は猫飯。腹のくちくなってカラヤンのオペラ間奏曲集を聴きました。ん?CDプレーヤーはDENONの10Ⅱなのですが、調子悪いぞ。音跳びです。CDを載せるテーブル(CDトレイ)のプラスチックがべとついていました。表面がドロリ、溶けているような感じです。参ったなぁ。対策はないんだろうか。 夕刻、着替えてランに出発。途中、生産森林組合の用事を思い出して、副組合長宅を訪ねました。其処で話し込み、結局走らず。家に戻って風呂。夜のお勤めは芋焼酎海童の20馬力をお湯割りで。 当てはモイカのオリーブオイル炒めとチキンソテー。戻った妻が作ってくれました。バタンキュー。今日の一首陽光に誘われ進む海岸を撫でる日向の海風やよし今日のランなし今日の酒芋焼酎正味2合 今日の写真はアムールです。時折、拙宅周りに見かけますが、今日は梅林庵から1km離れた副組合長宅にいました。彼にこの猫、うちにも来るよと言いました。彼曰く、随分前から家に来るようになり、その時は餌を当たるとのこと。キングという名を付けているのだそうです。私は触ったことはありませんが、彼にはよく慣れていました。それにしても厳しい顔をしているような。よく見ると、顔周りを引っかかれ、耳の後ろに大きな怪我を負っていました。 こちらは1週間前、拙宅裏庭にやってきたところを撮したものです(再掲)。この時、傷はなかったような。
2020年02月02日
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平成31年2月11日(月) 午前4時起床。未明まで雨でした。夜の白んであがり、終日曇り。午後になって冷たい北風が吹き始めました。 朝のうち、映画を1本。「疾風スプリンター」。舞台は台湾。国内のランクの低いプロチームの選手が世界を目指すとう設定。ストーリーはシンプルですが、流石自転車の国、コースの整備されていることが映画にも見て取れます。余談です。私の部下が自転車関連でジャイアント社を訪問しました。私のまちでツール・ド・佐伯の開催されることともあって、新たな取り組みを始めようと考えているところです。特段、参考にはなりませんでしたが、毎年放送されるツール・ド・フランスに重ね、今年もNHKで放送があればいいな。そう思いました。 見終えて午前10時、地下足袋を履きました。雨に濡れていましたが、昨日積み残しの薪を取りに。満車になりました。 荷役を終えてチェーンソーの刃を研ぎました。ハスクバーナと新ダイワのペッカー、2台の目立てをしました。それとは関係ありませんが、次の写真は鳥の巣箱です。父が毎日トンテンカンテン。先日に掲載のものは近所の電柱や木の幹にくくりつけました。猶これだけの数をこさえてどうするんだろうか。 こちらには穴の空いた板。まだ作るようです。 昼は妻の作り置き。かしわ汁とかしわ飯のおにぎりで済ませました。彼女は近所の人たちが集まって初午と称し、弁当を取っての昼食会に出かけました。かしわ汁を差し入れたようで、その残りが私のランチでした。 も一度、地下足袋を履きました。切って欲しいと依頼のあった藪中の椨(たぶ)、椿、樫に取り付きました。近くに栴檀(せんだん)の大木が立ち、それに絡むよう、枝が錯綜していました。咥えて真竹が茂り、足場が悪い。樫を倒した時、栴檀に懸かりました。引っ張りを撥ねたら、ぐるり廻り、懸かった栴檀の枝が折れ、落ちてきた樫の根元が私の右肩を直撃。上半身の骨が軋むような衝撃でした。座り込みました。折れていないか、ぐるり肩を回しました。大丈夫のようでした。5分ほど休んで、鈍痛のないのを確かめ、作業再開。小切って軽トラの荷台を満車にしました。 チェーンソーを回していたら、KのSちゃんがやってきました。曰く「この場所は私の土地かも知れない。誰に許可を取って切っているのか。警察沙汰になるぞ。私の土地に足を踏み入れた人間がもう3人、死んでいる」とこう言うのです。しかし、そう言われても・・・。FのRさんを通じて依頼があったから、と経緯を説明したら顔が柔らかくなりました。それにしても、最前の樫に直撃を受けたこと、人の土地に無断で、という彼の弁は本当なのかも知れない。妙に変な気分でした。写真は打った背中です。 前後します。午後の作業を5時に終え、地下足袋を脱ごうか。いやまてよ。梅林下のカラスノエンドウが繁り始めたな。今日、切っておくと、後の始末が楽だ。草刈り機を背負いました。ビニールの刃で撥ねて、これでしばらくは大丈夫。今年になって初めての草刈りでした。それをして、嗚呼、この季節になったな、春だな、そう思いました。これから夏、そして秋、梅林下を幾度刈るのだろう。面倒臭いな。写真は全く関係ありません。梅林隣の栗林に立つ電柱に九電工の社員が取り付いていました。高所作業車を使っています。それがあれば、背中を打たずに済んだんですが。 午後6時前、風呂に。今日も疲れました。頭を拭いて、冷酒を嘗めました。夕食はプチ焼き肉。ワインを抜栓。いい気色になりました。 次の写真は私の脛です。風呂に入る前、撮りました。藪の中のチェーンソー作業は生傷が絶えません。湯船に浸けたら沁みました。 「おい、背中といい、足といい、大丈夫か」byトラ。 「どれどれ、脛を見せてみろ」今日の類語「沙汰」 行い、行跡、操行、仕業 何れも難しい言葉です。行跡は日頃の行い。操行は道徳的な点から見た日頃の行い。仕業は「しわざ」と読みます。所業と同じです。沙汰とは問題として取り上げるような行為のこと。使用例「正気の沙汰でない」「色恋沙汰」。今日の一句いわく付き木にも精気の恨み有り今日のランなし今日の酒冷酒5勺 ワイン赤グラス3 白グラス2今日の写真は枝垂れ梅です。父の家、西側の庭に咲いていました。 花は綺麗ですが、実は生らないはず。 こちらは妻の菜園です。豌豆が花を付けました。 青梗菜も闌けて開花。春の足は早い。私の退職も直ぐにやって来そう。
2019年02月11日
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平成31年2月10日(日) 午前4時起床。曇りのち晴れ。正午を挟んで陽が差しました。暖かく感じました。 本を読んでいて、外が騒がしくなってきました。気がついたら午前8時を回っていました。梅林庵横の道を登山客がリュックを背負ってぞろぞろ。そうか、今日は元越山に登る会だった。人の話し声が聞こえて、夢の中の妻が飛び起きてきました。「もし、知った人が山登りのついで、訪ねてきた時にパジャマだと恥ずかしいわ。ところであなた、今朝は雑煮よ。お餅を焼いて頂戴」 そうしました。写真は3つしか写っていませんが、全部で9つ焼きました。 いりこだしがいい感じでした。拙宅のそれには具が混じりません。お餅の甘さと干魚の出汁、それに葱の風味だけ。これが格別です。妻は別に黄粉をまぶしてパクパク。好物なのだそうです。 さてと、今日は頼まれていた櫟(くぬぎ)を始末しようか。近所のNさん宅横に倒した大物に取り付きました。 煎餅のよう、厚さ15cmほどに玉切りました。通常は40cm前後の長さに、です。しかし、割る折、径の大きいものは労力を要します。短くがよろしい。 エンジンを回し始めて、午前11時前、一端中断。折しもNさん宅、Kやんの一周忌でした。法事があり、その時刻に坊さんがやって来て経をあげるのだそうでした。 丁度、混合ガソリンの量も心許ない。一っ走り、ガソリンスタンドへ。おっ、須留木の新地は野焼きだ。田の荒耕耘をする前、一斉に畦の枯れ草を燃やします。草茫々だと米作の妨げになりますし、害虫の卵を焼いてしまう効果もあります。この炎、煙を見ると、いよいよ春です。 家に戻り、昼をしました。妻が肉まんを蒸してくれました。 これ、福岡のSさんが送ってくれました。私、二つ、頂きました。普段、妻は私の半分の量しか食べません。しかし、この時ばかりは違いました。張り合って彼女も二つ。どうですか、この感じ。たっぷりの肉餡が堪りません。有り難うございました。 午後1時前、再び切り出しへ。櫟は硬いです。最後はチェーンの刃が切れ上がりました。この後、斧で半分、もしくは1/3に割りました。 パカンパカン、割っていたら中の割れ目にマイマイカブリの野郎がいました。深い裂け目には幾匹も。冬眠中だったろうに。すまんな。別のところに引っ越してくれ。 半分の量を積んで、軽トラの荷台が一杯になりました。これだけで1週間から10日分の暖をとることができます。日が傾きました。残りは後日だな。 帰りがけ、たまたま、隣接する藪の中を覗きました。突っ込んである枝を見つけました。一升瓶或いはバケツほどの丸太が幾つも転がっていました。欲な杣夫です。鳶口で引き出し、小切りました。これも後日、持って帰ります。 その藪に大きな雑木が立っています。最前、家の方がそれらを切って欲しいと言いました。椿や樫が混じっている。二つ返事で引き受けました。 家に戻り、薪小屋の空きスペースに荷役。「あなた、バケツに灰が一杯よ。お父さんの芋畑に撒くといいわ」そうしました。 ここに桜の木があれば花咲かじじいです。 切れ上がったチェーンソーの刃を研ごう。父の作業小屋に持ち込みました。あれっ?万力がないぞ。どこかに動かしたのでしょう。在処を訊いてみよう。しかし、午後5時でした。父はもうカーテンを閉めて鍵をかけて・・・。歳を取ると夜が早い。仕方ありません、諦め、地下足袋を脱ぎました。本を持って風呂へ。木屑塗れの汚れを流しサッパリ。頭を拭き拭きプシュッ。くわわゎ~、もちぇん。嗚呼、今日は疲れました。ご飯の前ですが、目が潰れそう。チャイコフスキーをかけてウトウト。ん?いい匂いだ。妻がかしわ飯をこさえていました。写真はまさにこれから混ぜようとするの図。 牛蒡の風味がいい感じでした。あさりの味噌汁とあわせてくれました。美味しくて、両方、お代わりました。バタンキュー。今日の類語「たっぷり」 ふんだん、充分、潤沢、湯水のよう、惜しげもなく、惜しみなく、贅沢に、多量に、大量に、有り余るほど、がっぽり、盛り沢山、大盛り、仰山、どっさり、わんさか、ごまんと、腐るほど、存分、十二分、腹一杯 どれも贅沢ことばです。その「贅沢」にも「酒池肉林」の豪遊と「ささやかな贅沢」の二通りがあります。派手な遊興は後にむなしさが残ります。後者は満足感、会心の気持ちになるから不思議です。今日の一句梅林の花が見送る登山客今日のランなし今日の酒サッポロ黒ラベルレギュラー1缶今日の写真は小池幸子「帝国ホテル流おもてなしの心~客室係50年~」朝日文庫です。私、ハウツー本をあまり読みません。しかし、帝国ホテル流ということばが目に留まり、ブックオフで手に取りました。おもてなし、接遇の心構えは新聞が新入社員に贈るマナーの中にある内容と同じようなものでした。ただ、筆者の「七つ道具」というところに興味がいきました。ボールペンとシャープペン、メモ用紙(メモ帳ではなくA41枚を折りたたんだもの)、ケータイ電話、鏡と口紅、筆ペン。この辺りまでは頑首。しかし、続いてたすき、扇子。それぞれが着物姿の彼女にとって必須アイテムなのでした。
2019年02月10日
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平成30年3月11日(日) 午前5時起床。晴れ。外気温1℃。霜降。霜は四月の中旬まで気をつけないといけません。早期米の田植えが終わっての遅霜はやっかいです。 コーラスの大会がある妻は、午前9時に出かけました。終日とのこと。写真は朝餉です。生椎茸がいい感じでした。 私も同じ時刻にネクタイを巻きました。父の香典を持って峠を越え、羊腸の半島を先端の方向へドライブ。先日に書きましたが、父が友人を会葬できず。包みを託かって今日のことになりました。AのKさん宅へ。某漁村集落。奥さんと娘さん二人が迎えてくれました。位牌に線香を手向けました。高齢の奥さんに話を伺いました。患っていた病気のことが中心でした。私は、父から聞いた某計画に対する反対運動のことを伝えました。もう30年以上前の騒動です。漁業者に同意を得るため現ナマが飛び交い、決闘もどきのこともあったことなど。これを治めたのがAのKさんです。先見性には素晴らしいものがあったとは父の話。まだ関係者が存命ですから、詳しいことは書くこと能わずです。皆鬼籍に入って、私も自由人になったらです。記そうと思います。いや、記録に残すべき内容なんです。話が逸れました。話も一段落、座を立ちました。二人の姉妹に、これを見て下さい、といわれました。父が描いたKさんの肖像画でした。 深い厚誼だったのでしょう。奥さんの人物像も1枚、氏の住む半島と灯台の画もありました。豊後鶴御崎の灯台です。元ノ間海峡からの眺め。 とって返しました。襤褸に着替えました。さてと、山に行くか。いやまてよ。出がけに妻が何か言っていたな。「あなた、ジャガイモを植える場所を変えるわ。白菜のあとにカリを撒いてトラクターで攪拌して頂戴。勿論畝もこさえてね」 そうしました。隣のおいちゃんが不在。畝作りの耕耘機を借りることができませんでした。仕方がないので嫌いな鍬を持ちました。写真を撮り忘れました。夕刻になってそれを思い出しパチリ。 前後します。早めの昼をしました。朝の残り、味噌汁を白飯にかけてネコマンマでした。おかずは香の物だけ。ギョニソを頬張りました。正午前、軽トラの荷台にチェーンソーを積みました。飽きもせずというか、殆ど病気です。親方の山に向かいました。写真は途中にある沈み橋です。きれいな水が流れていました。 山に親方はいませんでした。丸太の大物は避け、枝を払いました。ビール瓶~ソーセージ程度の大きさのものを玉切りました。しばらくすると親方がやって来ました。ユンボに乗って小枝を払ってくれました。やっぱり重機です。作業効率が違う。 大きいものを引っぱり出し、輪子の上に載せてくれました。 どうですか、山盛りの図。これ、全て樫です。薪ストーブ愛好家が見ると、涎を垂らします。全部独り占め。これだけの分量です。何日分だろう。一冬に少し足りないかな。 始末を終えた親方は先に帰っていきました。一人になると、急に空気が変わります。物の怪の気配を感じ始めます。臆病な杣夫です。急いで始末を終えました。 家に戻る途中、午後2時46分になりました。下堅田小学校を過ぎたあたりに車を停め、黙祷しました。サイレンの音が悲しかったです。家に着いての荷役中、ラジオを聴きました。NHKが震災の特集番組をやっていました。東北3県の被災者代表が意見を発表したのですが、涙を誘う内容でした。 作業のほうは、荷台の薪を一輪車に移し、梅林下に運んで積むルーチン。腕が腱鞘炎になりそうでした。薪は一輪車7台分ありました。一輪車に一盛りが拙宅の24時間を暖房です。軽トラ1回の山行きで1週間分。薪ストーブを焚くのは11月から翌3月までの5ヶ月間。余裕を持って25週分を誂えねばなりません。つまり1年に25回、2週間に一度は山行です。夏山には犬も入らず、という言葉があるように、私も梅雨時期から9月までは休みます。而して冬場は毎週なのです。 ということでトラック一車分のこれが1週間。全て親方のおかげです。 午後5時前、地下足袋を脱ぎました。今日は飲むまい、酒を抜こう。しかし、シャワーを浴びてプシュッ。意思とは裏腹、手が動いてしまいました。流石に疲れたのか、ぼんやりの時間を過ごしました。妻の帰ってくるまでオッターバを。しんみり。トラもでした。今日の一句水を吸う春樫の香やショウビタキ今日のランなし今日の酒缶ビール3缶 黒霧5勺今日の写真は苗です。親方に貰いました。何の苗か判りますか。明日、妻が植え流予定です。オマケです。茶の下に蔓延り始めたホトケノザです。春の七草。可憐な花をつけます。
2018年03月11日
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平成30年3月10日(土) 午前6時過ぎ起床。晴れ。昨晩、日付変更線近くまで粘りました。今朝は後れをとりました。朝一、トラクターに乗って熊野神社下の田を耕耘する予定でした。能わず。朝ご飯を腹一杯食べて波越向け。先日野焼き、黒一色になった沖田ですが、早くも緑に。道の遥か向こうに見える山は霊峰尺間嶽。空が青いです。 道中、丸太を積み出すトラックに行き遇わせました。これ、欲しいなあ。いくらするんだろう。退職金で買おうかな。60になって、嘱託として残る道もあります。同僚の殆どはその腹づもりです。先細りの年金を考えると、パンのみに生くる、の方途しかないのかもしれません。しかし杣夫は晴耕雨読、いや晴遊雨読がいい。これを運転しての渡世も悪くないな。 あれこれ考えているうちに切り出しへ着きました。山は春の空気。どうですか、この杉並。 親方は既にユンボの人でした。 頼まれて増水した谷筋の杉と檜を数本倒しました。そのあとは薪取り。チェーンソーを回し、満車にしました。斜面に倒れ掛かった樫は、親方が重機で引き出してくれます。それをし易いよう枝を打って5~6m程に玉切りました。写真は私の軽トラ荷台を前にする親方です。曰く「そろそろ此処も終わりじゃー。一月くれーよこおーかのう。おまいと一緒ぃ旅行してーけんど、儂が飲まんきーのぅ。ほいてあんまり遠出もでけん。お袋が心配じゃーきのぅ」 そうなんです。親方には100歳近くの母親が健在です。毎日、朝日新聞を隅から隅まで読むのだそうです。そして知らぬふりをして親方にあれこれ試すように訊いてくるとのこと。子はいつまで経っても子です。 余談です。切り出しまでの道はぬかるんだところを通ります。このとおり。 帰り道は荷がかかります。泥濘通過の折は四駆モードに切り替えます。2WDではとても無理の作業道です。 正午過ぎに帰宅。昼はハヤシライス。これ、ちょっと不得手です。食べず嫌いなのですが、今日のは美味しかった。料理を毎日手造りの妻です。頭が下がります。 午後は薪割り。ダイナマックスが活躍。重い斧は自重があってパカパカよく割れます。 それでも今日の荷は大きい丸太が多く、2時間を要しました。 始末を終えて午後4時。熊野神社下の田が気になっていました。草が伸び始めていました。何を作るというのではありませんが、農地を荒らすとなんだか後ろめたい気分です。トラクターに乗りました。 草ボーボーになる前に一廻ししておくと、後が楽です。取り付きました。烏の野郎がミミズを食べにやって来ました。近くで見るとこれが可愛いんです。 薪割りもトラクターも、日高晤郎を聴きながらでした。途中、新釧路川、釧路川の両河川が氾濫水位に達しそう、洪水の危険あり、とSTVが報じました。亮さん、走っていて流されねばいいが。 陽の傾いて風呂へ。烏の行水。頭を拭いたら、おっ!鮎です。季節外れ。勿論冷凍物。解凍してでした。天下の清流番匠川の天然物。錆の入って格別でした。ぬる燗で流しました。その後はウイちゃん。週末の夜は気兼ねなくです。今日の一句鳶の舞い白木蓮に緩り燗今日のランなし今日の酒ベルギービール1缶 燗酒2合 ウイちゃん3フィンガー今日の写真はコントレールです。斧の手を止めて空を仰ぐと、でした。私もどこかへ飛んで行きたい。その横を鳶が横切りました。裏山に巣を掛けています。毎日、拙宅を眺めているようです。鯵を料理し残滓を撒いたら急降下してきます。白木蓮が咲き始めました。これが散ると辛夷です。
2018年03月10日
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平成30年2月3日(土) 午前6時前起床。昨晩、夜更かしをしました。遅れを取りました。曇り。 朝から強い北風でした。親方の山仕事が待っていました。しかしここまで吹いては、ということで断念。午前中、野暮用をあれこれ。昼前、チェーンソーなど七つ道具を軽トラの荷台に積みました。薪の切り出しへ向かいました。途中、箒を忘れたのに気づきました。向かう先は木屑をそのままにしておけないのです。掃いて寄せる必要があります。そうと判って猶でした。この前も同じ忘れ物をしたような。向かう途中にナフコがあります。これ幸い、箒は何本あってもよい、1本1/3ラー程度だし。写真は寄ったD・I・Yです。果樹の苗が沢山でした。今、植えるのにいい頃合いなんでしょうか。見とれてしまいました。 寒い中の作業は体を動かすに限ります。暫くしたらポカポカ。防寒のウィンドブレーカーを脱ぎました。 倒した雑木を玉切っていたら、突然、目の前に物の怪の気配。視線を足元に落としていまいた。驚きました。正体は猫2匹。喧嘩をし、私の横を走り抜けていきました。心臓が喉から出そうになるとはこのことです。 そんなこんなであっても、チェーンソーのエンジンを止めると、一気に静寂となります。ショウビタキが切り屑の中を啄みました。時々、こちらを見ているような。なんだか、こちらが観察されているような気持ちになりました。ここではイソヒヨドリも見かけます。濃紺の色合いがいい感じです。写真は積んで帰った薪です。「あなた、ご飯よ」 声をかけられて昼をしました。隣のおばちゃんがこさえたという恵方巻でした。迷信は信じませんが、食べ物の決まりごとは別です。ぱくつきました。おばちゃん、いつもあれこれをありがとうございます。食べ終えて、トラックの荷台を空に。さて何をしようか。スナップエンドウの支柱をもう一畝、造らないといけません。仕立てました。その横に植えた青梗菜に目がいきました。ヒヨドリの野郎たちに見るも無残。でもこれから次の新芽が伸びてきます。よし、網がないのでタフロープを代用しよう。こんなことをしてみました。はたして効果のほどは。 その後、ビニールハウスに使ったあとの鉄骨を運びました。野菜類の支柱補強にいいんです。いちごの栽培をやめた農家から貰います。午後5時、地下足袋を脱ぎました。走ろうと着替え始めましたが、妻に止められました。程々にしておかないと、ということでした。何かしていないといけないんです。いつもうずうずしているんです。泳ぎ続けないと死んでしまうサメのようです。私、不注意に加え多動性があり、衝動的です。程度の軽いADHDと自覚しています。ここは彼女の言うことをきく如くはなし。風呂に入ってさっぱり。菊水のふなぐちを舐めました。コックリ、船を漕ぎました。そこにアオリイカの刺身が出てきました。おっ、これはいい。熟成のなってとても甘かったです。 今夜のメインは鴨鍋。鴨肉は少なく、野菜鍋でした。 今日聞いた音楽。昼、チェーンソーを止め、積み込み作業の折はブラームス。昼休みはシャカタク。これは学生時代に流行りました。夜は黒いオルフェを何曲も繰り返し。ただし、すべて違う演奏で。これをできるアマゾンミュージック、いい感じです。聴きながらマッキン、タンノイの方にも通電。エレクトーンにもそうしました。これ、先日、調律師のアドバイスを聞いてのことです。電子製品には電気が一番のご馳走とのこと。 寝る前、子供じみてはいますが、妻と二人、豆撒きをしました。居間のサッシを開け、大きな声を出しました。彼女のこだわりです。今日の一句寒風に今日が追儺と樫を切る今日のランなし今日の酒菊水ふなぐち1合5酌 ウイスキーお湯割り1杯今日の写真は春3題。1枚目は名を知らぬ柑橘です。前にも書きましたが、一昨年、妻と日南を旅行、記念に柚子の苗を買いました。ところが、です。今年、初めて実をつけましたが、似ても似つかぬ別のものが。それが熟れました。早く穫らないと「す」が入るぞ、と父に言われました。皮が厚く、なんだか美味しくなさそうな。妻に味見をさせよう。その木の周りは蕗の薹だらけでした。足の踏み場もないというと大げさですが、採ったら籠いっぱいになりそう。ヘイカケさんのところには遅れを取りましたが、拙宅もいよいよです。この膨らみをして明日は立春。
2018年02月03日
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平成29年12月30日(土) 午前2時に目が覚めました。草木も眠る時刻もまだこれから。小水に立って、さてと、どうしようか。迷いました。鶏の奴らも睡眠中。仕方がありません。今日の野良に備え、もう一度床へ入りました。午前4時起床。晴れ。外気温0℃。薪ストーブの火を大きくしました。炎が青紫です。堅木の乾燥が進むとこういう色合いを見せてくれます。アラジンストーブと同じです。 アジの丸干しをおかずの朝ご飯は、味噌汁で流し込んで済ませました。寒さ対策、厚着をして午前7時、家を出ました。鳥羽一郎「男の港」で有名な鶴見・松浦へ。同僚が歳末の水産フェアに関連していました。手伝って欲しいと言われ、朝のうち、加勢をすることにしました。写真は間縫(まぬくい)峠を越え、大野谷に下ったところです。電照栽培のイチゴハウスがボイラーを焚いていました。ここを作るの農家に同級生Hが嫁しています。彼女、独身を貫いていました。細身で色白。綺麗な人でした。50を前にして結婚。この春、夕方、ランの途中に行き遇わせました。顔が日焼け、手の甲は真っ黒でした。こんなふうに書くといけないのかもしれませんが、面影はあるものの、野良の仕事をしてなのだろう、窶れ感がありました。「苺作り、楽しいわよ」微笑んで見送ってくれた白い歯に、幸せそうを感じました。 おっと、話が逸れました。閑話休題。水産物の直売所に着きました。頼まれたのは鰤の三枚下ろし。魚を購入のお客様がそれを望んだ場合、サービスにそうしてあげるのです。元締めは1尾に付き1ラー弱を余分に頂くようです。それはさておき、下ろすまでの下処理が面倒です。鰓取り、腹出し、頭落とし。手間を喰います。加えて手薄だったので、そちらに廻りました。皆さん、薄手の手袋をしていますが、私は素手の方がいい。かかってこい。頑張りました。写真は次々に持ち込まれる丸々太ってつい最前に締めたものを血の池地獄に落とすの図。有次が活躍してくれました。 約束の1時間が過ぎた頃、大分・臼杵にある海洋科学高校の生徒さん4人が到着。元締めがアルバイトを雇ったようでした。私はそれまでの繋ぎでした。彼等に道を譲り、解放されました。道具は見た感じ、皆、安物の出刃でした。しかし、よく研いであるようで、捌く手元の切れ味はいい感じでした。三枚下ろしは私よりもずっと上手。流石水産を学ぶ高校生です。素晴らしい。下処理に廻っていてよかった。私の3枚が赤っ恥をかくところでした。 あっ、ハメがあるぞ。これ、何に使うものか判ります? これがあると便利です。頭を半分にする押切です。こうして使います。持たない私は包丁で難儀。欲しいな。いくら位するんだろう。あとで調べたら15ラーほどでした。薪割り機が300ラーするので斧で我慢、押切が15ラーをして包丁で我慢。何だか似ているな。 私はある事情あって、現金謝礼を受け取ることが出来ません。駄賃に代えて、鰤の半身を貰いました。肥えて脂の乗った養殖は親方の好物です。そうだ、一年、薪を手当てしてくれたお礼だ、彼にあげよう。ということで、家に戻って襤褸に着替えました。波越を訪ねたら、明日が大晦日というのに、まだユンボに乗っていました。 杉の丸太が欲しい、父が小枝を始末するのに、受けの台が欲しいというんだ。積んで貰いました。写真はそれを家に置くの図。父が早速取り付いていました。前後します。それを積みながら「あんちゃん、パソコンを見てくりぃの。年賀状が行かんのよ」仕方がありません、昨日玉切った樫の切り残しを積んだあと、彼の家に廻りました。無料ソフトはがき作家をダウンロード。一応の体裁を整えました。 次の写真は干し芋です。親方の奥さんに頂きました。妻の好物です。これとは別にあんこ餅二つを出してくれました。美味しかったです。 山で千両を見つけました。実が少ないですが、仕方ありません。これで我慢です。 荷を下ろして、再び切り出しへ。今日2台目の満車です。これで今年の薪取りは打ち止め。 父に勧められ、作業小屋の軒先を借りました。これで軽トラ5台分です。3年後の冬用です。この分量で一冬の1/4~1/3をしのぐことができます。 今夜に燃やす薪を居間に運び込んで今日の野良はお終い。妻が不在なので、着替えて少し歩きました。湯を張り、浸かってラジコを聴きました。日高晤郎ショーが終わり、STV寄席が始まりました。ぼてふりの話でした。のんびり身体を沈め、聴き入りました。いい話でした。頭を拭いた後はプシュッ。エビスは甘露です。駅に着いた娘を連れて妻が帰ってきました。トラは1年ぶりの娘のことを覚えています。まとわりつきました。その横で妻が手早く晩ご飯をこさえてくれました。 うん、今日の酒は美味い。今日の一句晦の夜を凌いで苺育く青白き炎を燃やす山の木よ鰤の血も人の血も赤歳暮れる今日のランなし ウォーク30分今日の酒エビスレギュラー1缶 ふなぐち2合 白波5勺今日の写真は玄関のシクラメンです。夕陽を浴びていい感じでした。もう1枚は沖田に据えてあった測量器具です。私の若いころはテープを持っての距離測定でしたが、光波に変わって久しいです。それにしてもです。この押し詰まって猶、設計会社の皆さん、お疲れさまです。オマケです。儂にも正月は来るのか?byトラ。大丈夫、来るよ来る。明日、豊後水道のキンキンバチバチ、大島の釣鰤を馳走してあげるからな。
2017年12月30日
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平成29年12月26日(火) 午前4時起床。晴れ。北風が吹いて寒かったです。北海道・東北は大荒れとニュースが報じました。亮さんはじめ北国にお住まいの皆さん、さぞかしでしょう。写真は天気に関係ありません。大根の漬物です。秋田のベッタラ漬けに近いといえば近い味です。冬の味覚。ご飯がすすみました。 午前中、デスクワーク。債権管理についての勉強。ものの本よりもネットのほうが情報を集めやすい。しかしフェイクもあります。注意が必要です。午後、ポカ休を取りました。明日と合わせ1日半、私用で休暇。年末のこの時期に休みの取れるのはありがたい。人気のないところにいつもの道具を積んで出発。ウバメガシを倒木。切り刻みました。この現場、急ぐんです。 足場のいいところです。軽トラがすぐに満車。枝を始末するのが面倒なだけです。それにしても堅い木です。乾きが遅いです。燃やせるのは早くとも2年後。薪ストーブの中で熾火になったものを墨壺に入れて消し炭に。それを用いて干物を炙ったらいいだろうな。チェーンソウを廻しながら、そんなことを考え、ニヤニヤする杣夫です。 帰宅したら母からTELあり。知り合いからイトヨリを貰った、欲しければあげるよ、とのことでした。二つ返事でした。有次の出刃と並べて撮しました。大きい。 早速2枚に卸しました。これを焼いて今夜の当てにしました。 あらかじめ、いつものスーパーへ寄って小鰺を買ってありました。これはトラへのクリスマスプレゼントです。チャチャッとやっつけました。さあどうぞ、いくら食べてもいいよ。彼と分け合いました。 而して満腹の図。一切空厄(一切喰う役)ではあります。 猫は酒を飲みません。人間は飲まないといけません。苦行です。流した酒は土佐鶴純米。マワシの締まっていい感じでした。 これがうまいんです。野菜の煮物。青梗菜と親方にもらった生シイタケ。肉厚の食感がたまりません。蒟蒻は隣のおばちゃん手造り。これもいい。 右手が左手に。勧君更盡一杯酒です。妻はヨガ教室へ出掛け不在。止め役がいないと困ります。いい気色になりました。 酒を終えた後、録画し其の儘になっていたビデオを見ました。プラタモリです。地学が切り口です。書き込みをしてくれる道産子の祐子さんに勧められた番組です。舞台は室蘭。彼女、そのまちの近くと言えば近くに住んでいるようです。さて、ここは製鉄と地球岬。番組冒頭にコンビナートの夜景が映りました。観光資源になっているようです。写真はまちの全景。野球の試合で訪ねた室工大はどのあたりかな。 灯台からの眺めは絶景とは祐子さんの弁。 この日の道案内は室蘭栄高校の教諭でした。大学の折、その学校を卒業した同級生がいました。どうしているかな、彼。祐子さん、素敵な内容の番組でした。有り難うございました。 さて、酔いが覚めました。本の整理、続きをするか。次の写真は新潮現代文学の第1巻です。手にとって開いてみました。文字を追い始めたら手が止まりました。いけません。中断したまま、その本を寝床に持ち込みました。今日の一句猫と食う刺身の味やクリスマス今日のランなし今日の酒冷酒2合 焼酎1合今日の写真は妻に届いたクリスマスカードです。ウニセフです。彼女が大学の頃から交誼を頂くYさんからでした。小物類が同封したありました。ネックレスは手造りとのこと。価値を判りませんが、多分いいものを使っているんでしょう。くまもんに赤十字マークが付いていました。いい感じです。
2017年12月26日
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平成29年12月23日(土) 午前4時起床。晴れ一時曇。きつい霜でした。冬至を過ぎて、日の入りは少しずつ遅れ、日の出が早くなる。いいぞいいぞ。しかし、実際はそうなりません。日没は既に遅くなりはじめています。逆に日の出は明けての一月中旬近くが一番遅いです。黄道と天の赤道に20度あまりの傾きがあることと、地球の公転軌道が楕円であるため、です。 おっと、外が明るくなってきたぞ。朝ご飯は炊きたての白ご飯と味噌汁に香の物。寝ぼけ眼の妻に見送られ、波越の切り出し向け。集落に入ると、いつものおっさんたちが火を囲んでいました。辺りは霜で真っ白。 親方は?そう訊くと、最前、奧に入ったよ。ちょっとだけ火に手を翳し、アクセルを踏みました。やっ!もうユンボに乗っている。 私も取り付きました。谷筋、足場の悪いところを幾本か。その後は緩斜面でした。ガレ場のようなところでした。割れた石がゴロゴロ。加えて椎が混じっていました。倒すのに、全て矢を用いました。やっつけながら、土の少ないところだな、植える際、水持ちが悪かっただろうな。4~50年生を倒しながら、植林した人たちの苦労を思い遣りました。 今日は詰めました。11時半を廻りました。これくらいで堪えてもらおうか。 親方に、薪の輪子が欲しい。頼みました。切り捨ててある竹如何。軽いし、今時分に切ったものは腐りにくいとのこと。じゃーそれを。軽トラの荷台に積みました。ロープで縛りながら、これ、門松にいいな。でも面倒です。止めておきます。 山を下りたら、最前の焚き火に親方が待っていました。よーい、椎茸をやろう。 この時期です。成長の遅い分、芯詰まりの良品でした。嬉しいな。 帰宅し、竹を下ろしました。父の作業小屋、トタンの屋根から雨垂れ、或いは霜の溶けて雫の落ちるところに並べました。次の写真は、配達を頼まれた薪です。父のアトリエにもう一つ薪ストーブがあります。その炉の燃料も私が賄います。 昼は鯖の煮付けと香の物。カレーの残りがあったので、それと一緒に掻き込みました。午後はチェーンソーを積んだままの軽トラを運転し、市街地に。依頼された木の伐採でした。某所に繁り過ぎ、倒木、引き取りを頼まれたのでした。樫とウバメでした。二つ返事で引き受けたのでした。これはほんの一部です。 独り作業なので、小枝の始末が難儀でした。手子がいたらいいな。夕刻、荷台が一杯になりました。どうですか、この薪。キンキンバチバチ。重量感があります。タイヤが軋みました。帰宅してそれを降ろし、本日打ち止め。疲れました。足腰に加え、肘や肩が軋みました。 前後します。妻は昼に近所の主婦グループと忘年会。山奥の宇目にあるレストランでランチしたそうでした。夜はコーラスのこれまた忘年会。ということで夜の私は冷や奴に冷酒。生ハムを出し、チーズとパン。ワインを抜栓。昼に録画したラグビー大学選手権を観戦しました。慶応、惜しかったです。 ほろ酔いになりました。勃然、よし、本棚を組み立てよう。説明書を開きました。二人での作業が望ましい、とありました。えい、かまうもんか。それにしてもネジが多いな。此所までに1時間かかりました。 これを立てて、あっ、そうだ。付属のスパナでは埒があきません。ソケットレンチだ。どこにあったかな。探しました。見つけました。これ、便利なんです。クイクイ回していきました。と、その時、痛っ。左手親指を詰めてしまいました。血が滲みました。丁度妻が戻って来て、カットバンを張ってくれました。止めた止めた。残りの作業は明日に。二人して録画したフィギュアスケートを観戦。流石宮原でした。それにしてもオリンピックを前にしての悲喜こもごも。人生をこれ一本に絞って挑んだ日本選手権ではありました。写真はスケートとは関係ありません。ソケットレンチです。就寝は日付変更線を越えました。疲れて過ぎて目が硬かったのでしょう。今日の一句冬の谷厳と立つ杉幹堅し今日のランなし今日の酒ふなぐち1合 冷酒1合 ワイン200ml 焼酎5勺今日の写真は波越からの帰り、沖田に見つけたトラクターです。田を鋤いていました。早くも来春の田ごしらえです。これから大晦日、正月、小寒、大寒・・・ですが、このアタッチメントを見て春遠からじ。
2017年12月23日
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平成29年4月2日(日) 午前4時起床。晴れのち曇り。正午頃、いきなり雷雨。湯布院に雪の舞うニュース映像がテレビに映りました。こんなこともあるんだ。北風強く寒し。 朝の8時まで読書。コーヒーを淹れてチョコパイを食べました。妻が起きないよう、クラシックは極小の音量で。その後野良着に着替え、チェーンソーの刃を研ぎました。山への出発準備完了。ペットボトルを取りに勝手口を入ったら妻が起きて朝餉を準備。ありつきました。腹一杯食べて切り出しへ。今日は新たな現場です。着いて振り仰いだら山桜がいい感じでした。吉野のそれには遠く及びませんが、この景色それなりにいい感じです。 さあ切るか。親方が御神酒を渡してくれました。チェーンソーのバーに清めの雫です。 「この油を使え。今日も頼むぞ」 木に挨拶です。50年ほどを生きてきました。敬意を表さねばなりません。今から切らしてもらうよ。ごめんな。 スロットル全開の図です。切り屑が足下に散ります。この感覚、これがいいんです。 どうですか、この切り口。吉川英治「宮本武蔵」に柳生石舟斎芍薬を斬るの段があります。その逸話に例えるには無理がありますが、それをしてのこのテーブル状、真っ平ら。自称セミプロです。自慢話で申し訳ありません。 着る作業服は息子のお下がりです。胸に原子力発電会社のロゴマークが入っています。東日本大震災の前年、そこに就職が決まりました。あの津波を経て以来この方、肩身の狭い思いをしてきました。昨秋退社し転職。新天地で頑張っています。 余談でした。倒した木、後は親方の出番です。 辺りの万両はそろそろ赤い実を落とす頃です。 午前11時までに20本あまりをやっつけました。親方が「今日はこれくらいで堪えてやろう」エンジンを止めました。駄賃はこれでした。生椎茸一袋。 オマケがありました。「一升瓶、ビール瓶の大きさだぞ」丁度いい大きさの樫です。昼が近づいたのですが、玉切りました。向こうに大きなのがまだ3本ばかり立っていました。あれも私にくれるそうです。嬉しいな。 写真の小さなチェーンソーを使いました。この太さなら、片手で扱うことの出来るぺっかーの方が便利です。タンクを満タンにして給油なしで終えました。その程度の量でした。 帰宅し、降ろしていたら降り出しました。急ごうとして途端に雷鳴。放りだしました。チェンソーだけは濡らしてはなりません。倉庫に持ち込みました。驟雨に慌てるの図、久しぶりでした。作業着を脱いで、昼ご飯。以降、ウトウトしながら読書とプロ野球観戦。DNAがヤクルトにサヨナラ負け。広島は連勝。阪神に勝ち越しました。ドラゴンズはどうしたのでしょうか。金満球団に三連敗。なすすべなしです。 「早くもBクラス確定か」 byトラ。空を仰ぐの図です。中日ファン、多治見の黒猫ゆう君のことを思ってでしょうか。 雨のあがり、ランの格好に着替えました。始末を終えていなかった軽トラの荷台を片付けた後、6km。走っていて遠くから選挙カーの連呼。市長と市議会議員選挙が始まりました。帰宅してシャワー。プシュッ。一息ついて、親方が荒神に供えた日本酒を飲みました。これをやると、何だか敬虔の気持ちとなるから不思議です。今日の一句山桜値千金鄙に咲く今日の写真はテンパッテいたジャガイモです。妻が切り破りました。夜になって明朝の気温が3℃の予報を知りました。霜が降らねばいいが。もう1枚は山茶花の下に咲いた黄色です。名を知りませんが、そこはかとない上品さがあります。オマケ。夜、午後9時を過ぎて妻が明日のお汁を仕込んでいました。コンニャク、親方にもらった椎茸。豚汁かな。楽しみだな。
2017年04月02日
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平成29年3月12日(日) 午前6時起床。晴れ。後れをとりました。夜の白んで珈琲タイム。新聞を読んで本を手に。妻はコーラス発表日。午前8時半、いそいそ出かけていきました。外は快晴なのに、昼前まで寝間着でした。あっ、気がついて、パジャマ姿で海鼠を料理。昨日、鶴見半島先端に浮かぶ大島のKさんに戴いたものです。一本釣りの漁師です。私の兄が指針の治療院を営んでいて、そこの患者さんなんです。あれこれあって私も知遇を得。先日、高菜を始末した折に、幾分かを送ったのでした。お返しということではないんでしょうが、嬉しいです。 輪切りがいい感じです。この後、出汁、味醂、砂糖、塩、酢を適当に混ぜた中に。夕方、出来上がります。 どうですか、この色合い。母の好物です。明日、妻に届けてもらいます。 えっ、コノワタ?見逃すはず無いじゃありませんか。塩と日本酒を混ぜ、冷蔵庫に保存。明日に始まる小会議が落ち着いたら、日本酒で流そうと思います。 昼はご飯に朝の残りの味噌汁をかけたネコマンマ。着替えて薪割りをしました。午後4時半まで頑張りました。折角なのでCDラジカセを持ち出しました。カール・ベームの古い録音をを聴きました。モーツァルト、シューベルト、ウェーバー、ベートーベン。CDを4枚。斧を振り振り没頭。 次の写真はレイバンです。シューターは3本目です。モスグリーンです。自分には似合わないのですが、野良仕事に重宝します。このサングラスとの出会いは大学3年、乗船実習の折でした。前半のグループは函館乗船、サロベツ沖で鮭の稚魚をサンプリング。私は後半組でした。函館から稚内まで列車の旅。そこで入れ替わりました。オホーツク海でプランクトンネットやナンゼン採水器、当時数千万円するDSLの試験などしながらの遊覧でした。ある夕刻、浜頓別沖、なだらかな陸地越しに利尻岳が見えました。当時、練習船北星丸の船長は山本さんでした。細身の小柄。その船長がシューターを掛けていて、真っ赤な太陽がレンズに映え、妙に素敵なのでした。惹かれました。函館に戻り、船を降りて早速真似をしました。以来ずっとです。・・・それはそうと、昨年は築地の思い出を書いてみました。今年は学生時代のことを書いてみようかな。水産学部はマイナーなので、それもいいかもしれないな。 閑話休題。午後の陽気に、手押し車を突っぱって母がやって来ました。疲れるだろうと言い、蜜柑を一つくれました。食べている間、身体の弱ったこと、孫二人の東京生活、薪をくれる親方の人となり・・・、あれこれの問わず語りをしていきました。それにいちいち会津値を打つのも親孝行の一つです。 さても薪です。2月のはじめから毎週頑張りました。波越の山から運び出した時はこんな山でした。 週末、時間を見つけては精を出しました。来週末に始末がつきます。やれやれです。 明日は雨の予報。割ったものに雨除けを施さないと。 こうやっておくと大丈夫です。このまま、陽に照らすと温室効果。木の水分が蒸発します。 陽が傾きました。西日を浴びる菜の花です。薪もいい感じです。 陽の傾いて、走ろうと着替えました。あっ、忘れていた。妻に猪の肉をカットするよう言われていました。早速取り付きました。こういう折は金剛兵衛源盛高が威力を発揮します。鋼は青紙スーパーです。 忽ち終えました。妻はコーラスから未だ戻らず。トラにネコカリをやるよう書き置きをし、走りに出かけました。ラン8km。2月は運動不足、加えて暴飲暴食のせいで体重アップ。85kg近くまで太りました。このところの山仕事と週末ジョグで何とか80kgまで戻しました。4kg減。体調頗るよしです。 走り終えて風呂。帰宅していた妻が「あなた、帰るのが遅くなったわ。猪は明日よ。今日は蟹鍋にするわ」。これはこれで悪くない。野菜がたっぷり入っていい感じでした。 プシュッ。3缶やっつけました。朝にこさえた海鼠がいい感じでした。 冷酒に切り換えました。西の関の冷やを嘗めました。バタンキュー。今日の一句ここにもか磯鵯を一羽見る菜の花や老母の語り問わず訊く今日の写真は白木蓮です。父の庭に咲き始めました。咲く先から色が変わり興醒めになって散ります。楽しむ時間の短い花です。
2017年03月12日
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平成29年3月11日(土) 午前4時起床。薄かったですが霜が降りました。この時期に至っても猶ストーブの火が恋しい。週末の未明、暖を取りながら本を片手の珈琲タイムが至福の一時。 拙宅、隣家と適度に距離があり、この時刻であっても音楽を大きな音で聴くのに支障はありません。しかし、隣の部屋に山の神が惰眠を貪っています。能わず。而して本に向かうのです。 さて、今日はドピーカン。椎の裏山は春の色、蒼空に浮かぶ雲も春の形。 山に行こうか。その前にチェーンソーのメンテをしました。刃を研いで潤滑オイルの絞り具合を確かめました。チェーンの弛みチェックは必須です。万力が役をします。これ自体、固定するといいのですが、適当な台がないので其の儘にしてあります。いつかこさえなければ。 始末のついて、気が変わりました。よし、今日は終日薪割りだ。物置からダイナマックスを持ち出しました。4kgあるオーストリア製。使い始めて2ヶ月近く。やっと勝手が判ってきました。半分の重さのものをもう一本欲しいところです。グレンスフォシュブルークスの442がいいな。 昼を挟んで午後4時過ぎまで頑張りました。玉切った櫟丸太の山が低くなりました。無心になって割る私を見て「少し休まんかな」。隣のおばちゃんがポンカンをくれました。甘い。薪割りに加え、陽気も相まって汗ばんでいました。嬉しいな。これ、好物なんです。温州とは違い、甘さ濃縮。今が旬です。 次の写真はCDです。ベルリンフィルの古い録音10枚組。薪割りの最中、ツーシーター4駆のCDプレーヤーで訊きました。ヨッフムの英雄、クナのブルックナー8番がよかったです。 割っていたら、TのMさんがやって来ました。従姉です。母方。私より一回り歳上です。いまも綺麗ですが、昔は大層美人でした。夫を亡くし、今はまさに「花の咲く」溌剌さ。自転車のペタルを踏んで、父母の顔を見に、とのことでした。赤いダウンを纏う姿はSTYLE抜群。立ち話をしました。声が若々しい。手元の斧を見て、持たせて欲しいといいました。オーストリア製と教えたら彼女、遥かな目つきになりました。写真を撮り忘れました。残念です。代わりに割った薪を。。Mさんは陽に焼けないよう気をつけて白い肌ですが、木肌は陽に乾いて焼けます。左側は今日割ったもの。右は割って1ヶ月。少し黄みがかっています。少し軽くなってもいます。しかしまだ燃料にするには乾きが足りません。最低1年は置かないと、薪ストーブには使えません。このままでも燃えるには燃えますが、火の温度が高くならず、煙突内に煤の溜まる原因となります。 もう止めようかという時刻になって父がやって来ました。横に座り、あれこれ問わず語りを始めました。 「先日、剪定した柿の枝を畑で燃やせ。そうすれば薩摩芋がよく出来るようになる。製材所から運んだわき落としのセビンタも一緒にな。それはそうと、お前の家は薬罐の蒸気で湿度が高いだろう。カメラのレンズはどうしているのか。黴が生えないか。除湿機能のあるカメラ収納ケースが欲しいなあ。カメラといえば、FのTっちゃんが死んだ。昔、彼に8ミリカメラと映写機を貰った。お前の幼小や死んだばあちゃんの映像がある。それらは皆お前にやるから大事に管理しろ。今から取りに来い」 かんべんしてよ、でした。野良着だし、見ての通り薪割り中。加えて夜は出かける用事あり。そういうと、トボトボ戻っていきました。 午後4時半、斧を置いてランの格好に着替えました。林道を8km。シャワーを浴びてプシュッといきたいところでしたがグッと我慢。ラフな格好で講演会を聴きに。次の写真は木立のマジックアワーです。出がけの途中に撮りました。満月が松浦越の稜線から昇ってきました。いい感じ。ドビュッシーが色合いです。輪廻転生若しくは法悦にカラーがあるとするならばこの様な感じでしょうか。 「和楽」という施設を訪ねました。昔「サインはV」という番組がありましたが、それに出演していた岸ユキ氏が講師でした。「日々輝いて~私と農業と絵と~」と題し1時間あまりの体験談。南ドイツやサハラ砂漠への取材旅行、山梨県で200坪の畑を耕し30年、絵筆を取っての生活、あれこれ楽しい話でした。締めくくりに「小さくは一粒の種から植物が大きく育ち、畑の小虫にも生活がある、大きくはそれらも含め地球を取り囲む宇宙の広さと不思議さ。目の前の小さな命をして宇宙の無限と広さを想うこの快感じみた気持ちが若狭の秘訣」というような意を語りました。それはそうと、会の始まりと終わりにキンノジが挨拶をしました。いい感じでした。 午後9時帰宅。家の周囲に薪ストーブの香りが立ち込め、月の光と相まって春宵一刻値千金。プシュッ。嗚呼、今日はビールが美味しい。今日の一句 元越に煌々と降る春の宵今日の写真は花二題。何れもポンカンをくれた隣のおばちゃん宅に咲いていました。1枚目は沈丁花。 2枚目はこれ。いい感じの桃色です。
2017年03月11日
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平成29年1月15日(日) 午前4時起床。晴れ。 午前7時、週末の妻は寝坊助です。一人、朝ご飯。写真は今朝の早立ちにと昨晩、彼女作り置きのおじやです。大根と里芋は拙宅菜園。人参は地域おこし協力隊のS君が育てたもの。香の物でパクパク。いい感じの味付けでした。 午前7時半、襤褸を着、七つ道具を積んで波越の切り出しに向かいました。写真は山へ向かう途中、津志河内橋袂の信号停車の折、写しましたものです。消防団の小型ポンプ車です。今日が出初め式でした。向かう途中なのでしょう。寒い中、皆さん大変です。 山も昨日の風が残っていました。寒むかったですが、空は高い。チェーンソーのエンジン音がこだましました。櫟を玉切っていたら、親方がやってきました。杉を5、6本倒して欲しいとのこと。合点承知の助。とりあえず軽トラの荷台を満載にし、家に戻りました。荷を下ろし、切れ上がった刃を研ぎました。とって返し、親方の注文をこなしました。注いで満載2車目。帰宅して荷役を終えたら正午前になりました。余談ですが、波越の切り出しまで片道10kmの往復と積み降ろしの時間は、軽トラのカーステレオがコンサート会場。今日はホロヴィッツのチャイコフスキーとシューマンを聴きました。没頭出来てよかったです。無心になれました。週末の樵はこれでお終い。昨日は4往復。今日は都合2往復。いい仕事をしました。冬3ヶ月分ほどの燃料を確保したことになります。嬉しいな。写真は、毎度、薪の山をアップするのも興醒めにつき、往復の道中に見つけた柑橘です。八朔なのか甘夏なのか判りませんが、美味しそうでした。 戻ります。昼はオアカムロの塩焼き。これが美味しいんです。大きさはホッケの特大とくらいです。味は鯖に近い。写真のないのが残念です。午後、こどもミュージカルを見に行くという妻が出がけに曰く「あなた、お父さんがMさんから小鯖を戴いたらしいわ、それを私に何とかしろと言うのよ、そこに置いてあるからうまくしてちょうだい、わかったわね?」。参ったな。都道府県対抗女子駅伝を観戦しようと思ったのに。仕方がありません。頭を落として2枚にしました。10%の食塩水に1時間漬けるの図です。この後、水洗いして寒風に干しました。へっへっへ、酒の肴に持って来いです。 その後珈琲タイム。午後4時まで読書。途中ウトウトしました。着替えて走ろうとしていたらNのT兄がやってきました。モチノキを切ったんだが、薪に如何。彼の家は500mほど離れています。走って見に行きました。胴回りの直径が40cm。二つ返事で引き受けました。来週の仕事ができました。その後、ラン6km。汗を流し、録画した駅伝を見ながらiichikoを1合。当てはこれでした。 見終えての後、さあトラ、Bachを聴くか。今日の一句寒鯖を風に晒してほくそ笑み今日の写真は枇杷です。波越集落の奧にありました。「枇杷の実」の季語は梅雨時期ですが、その花は初冬です。松の明けるこの頃は興醒めということでしょうか。でもいい感じでした。
2017年01月15日
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平成29年1月14日(土) 午前4時起床。晴れ。終日、北西が吹きました。寒かったです。 朝8時、襤褸に着替えました。チェーンソーを研ぎました。終日山。kusuhito氏との待ち合わせ場所へ急ぎました。現場に着いたら親方がいました。私「今日は大風が吹きよるきー木は倒せんな-」親方「そうよのー。ほじゃーけんどそこん股ぃなっちょるやつー1本倒してーんよのー」そうしました。ひっぱりをきちんと残し、ユンボのアームで押しました。ドドーン。この感触、たまりません。写真は親方です。倒したあとは彼の仕事です。切り口を整え、枝を打って玉切ります。 その後、kusuhito氏のために重機で薪を寄せてくれました。彼のレガシーも忽ち満車。あっという間の作業でした。 さあ、私の番です。櫟は硬いですが、流石ハスクバーナの550です。刃を見せるだけ。サクサク切っていくことが出来ました。 ところで野良仕事、時折、手を止めて小休止します。その際は空を見ます。今日はゴーゴー、山が鳴っていました。強風に煽られ、稜線の木々は折れんばかりでした。雑木林は葉の表裏を交互に見せ、遠目だと山腹を伝う風の道が判るようでした。その音に機械音が混じりました。白い機体が蒼空の中を滑るよう北東に向かっていきました。日中、この辺りを飛ぶのは熊本発羽田向けです。真っ直ぐ飛んでいるようで、南に流されているのが判りました。 前後します。これ、一昨日に持ち帰ったものです。軽トラ1車分。 こちらは今日の成果です。昼を挟んで合計4往復。午後4時半に作業終了。明日も頑張って運びます。それにしてもこれ、割るのが大変だな。Kさんに薪割り機を借りてこようかな。 やれやれ。片付けをしていたら、父がやってきました。「大根と芋を植えていたところをちょっと耕耘せよ」。指令が出ました。寒い中を一廻し。これも親孝行のうちかな。そういえば昼時にやってきて「漬物を漬けているが糠が足りない、買ってこい、たった今じゃ」。この注文には最が応じてくれました。 陽が落ちたら寒さが応えます。北風が身に凍みました。冷たい。薪を居間に運び込んで今日の作業は終わり。湯船に身体を沈めました。冷え切っていたので、湯の温度の下がっていくのが判りました。大げさですが、お湯に氷を入れたような感じです。風呂から出ての晩酌はiichikoのお湯割り。今日は1合だけにしておきました。昨日が昨日だったので。当てはヘルシー。キャベツを蒸したもの。Kがくれた塩ポン酢をかけました。うん、これはいける。 週末、土曜の夜は音楽です。今日はブゾーニ編曲のBachを聴きました。ピエトロ・スパダのピアノでBWV565,532等です。外の風音を忘れるほどの熱演でした。今日の一句大風に木の精までが飛ばされて寒中に奥山で垂る粒汗か今日の写真は里芋です。夕餉を終えた後、なお妻は台所でした。何ができるんだろう。私はバタンキューでしたが、彼女は夜なべのようでした。
2017年01月14日
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平成29年1月12日(木) 午前4時起床。外気温2℃。氷点下を覚悟していましたが、そんなに冷えませんでした。日中は10℃くらいだったかな。曇り時々晴れ。 ストーブの火を大きくし、珈琲を淹れました。台所の鍋にベジブロスがありました。昨夜、妻がこさえたようです。屑野菜を煮出しました。ポトフに使うんでしょう。楽しみだな。柔らかくなったキャベツ、葱、大根なんぞはポン酢をかけて食べることができないかな。鰹節を振って醤油でもいいかな。当てにいいと思うんだけれど。 午前中デスクワーク。仕事のことはあまり書かないようにしていますが、今日は少し愚痴っぽい話を。立場上、営業の稟議書が回ってきます。社長決裁、或いは永年保存のものに不備があるといけません。指摘する時に気を使います。幾つもの営業部を経て後のものは、差し戻すとまた一からやり直しです。手戻りというか二度手間になります。担当へのものの言い方に注意しなければなりません。高飛車、上から目線、決めつけ、荒い言葉遣い・・・、何れも法度です。勿論嫌われたくない。言葉を選び、スマートに話そう話そうと心がけたつもりでも、思い返してつい諄(くど)くなったり。スマートさが必要ですが、この歳になっても身につきません。年度末を控え、社内が慌ただしくなってきています。稟議書が多くなります。私自身、まわしを締めてかからねば。以上、ぼやきでした。 書類をめくっていたら鶴女が「お昼、ラーメンを注文する人がいるんですが、〇長はどうします?」。ははーん、ドラエモンたち、昨晩、梯子を上ったんだな。dateline、キリノスケにジャニーズが付き合う形でした。私、昨日もだったんで躊躇しました。しかし、禁玉さんの顔が浮かび、つい便乗してしまいました。今日は12時10分到着。昼休みは15分からです。事なきを得ました。食べ物は無駄にしてはいけません。汁も当然干しました。 午後、今日も野暮用がありました。幸いなことに、たて込んだ用事はなし。後を部下に託し、会社を後にしました。昨日に続いてのポカ休。用事を済ませました。会社に戻りませんでした。妻にTEL。何かすることはあるか。彼女「里芋を掘ってちょうだい、霜のせいで煮えたらもともこもないわ」。帰宅して熊手を持ちました。わけのない作業でした。忽ち掘り上げました。一杯引っかけるにはまだ陽が高いし、仲間はまだ仕事中です。親方にTELしました。「まっちょるぞ、早く来い」。二つ返事が返ってきました。チェーンソーを荷台に積みました。早くも日の傾きかけた道を波越向け。写真は、途中、江国寺前の堅田川です。鴨がいい感じでした。鳥インフルに罹るなよ。 山に着いたら親方がお年玉をくれました。安心院ワインと菊水ふなぐちの1リットル缶、栗饅頭に蒲江の名産「うずまき」、それに生シイタケ。有り難うございます。 小一時間で15本ほどを倒しました。終わり間際に親方のユンボが不如意。キャタピラーが外れました。作業は終了。写真は材木の品質悪しを指して嘆く親方です。これらは全て豊後大野市にあるバイオマス発電所に運ばれていきます。発電ボイラーの燃料になります。下世話な話ですが、これだけで親方の手取りは3万円くらいかな。もっとあるかな。 お年玉は酒だけではありませんでした。これです。どうですか、櫟の丸太が山積み。椎茸の原木には大きすぎる丸太を、これも発電燃料にとストックしておいたのでした。「運ばれていく前になら自由にしていいよ」といってくれました。これも二つ返事。ごっつぁんです。発電用に燃やしても、拙宅の薪ストーブで燃やしても、バイオマスに変わりありません。週末の仕事ができました。腕がムズムズしました。 まだ陽が残っていました。折角ですから、玉切って軽トラの荷台を山盛りにしました。一玉の重いこと。 帰宅して、荷台の櫟をおろしました。後日、割ります。それはそれとして、妻が帰宅して、掘った里芋に取り付いていました。付き合いました。洗って髭を毟りました。スーパーの買い物籠に山盛り1杯ありました。始末を終えたら真っ暗。ランは諦めました。写真はその里芋です。あれっ?トラ、お前、ガムを噛んでいるのか? 乾かさないといけません。テーブルの上に新聞紙を敷き、その上に広げました。拙宅にはシーリングファンがあります。これを回すとすぐに乾くんです。大きいのから小さいのまでを眺めて妻曰く「1年生から6年生までだわ」。うーむ、何が流石かわかりませんが流石元教師です。 里芋は屋外の水仕事でした。体が冷えました。風呂に入り、温まりました。iichikoのお湯割りが美味しかったです。妻も早速ロゼを抜栓。楽しみました。親方、有り難うございました。お年玉を。今日の一句この歳になっても嬉しお年玉里芋の髭を毟りて十五夜に今日の写真は馬酔木です。親方の山で撮りました。蕾が大きくなっていました。大分の藪山にはこの植物が多いです。 もう1枚はニャンコ。波越の林道で出会いました。私は里向けに、彼は山奥に向かって小走りで消えていきました。この時刻です。これからどうするんだろう。もう1枚、オマケです。玉切った櫟を荷台に積んでいたら、低空をプロペラ機が旋回。自衛隊のものかな。翼が胴体の上に付いてありました。
2017年01月12日
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平成29年1月9日(月) 午前4時起床。晴れ。正月明けのブルーウィークリーを経て今日も休みの3連休。ありがたいことです。こんな日はチェーンソーを回したい。昨日、薪ストーブ仲間、同じ木立に住むKさんと打ち合わせを済ませていました。午前8時に待ち合わせ。写真は彼の家に向かう途中、朝日の昇る前の岡の沖です。部分的の朝霧に幽玄の図。いい感じでした。 彼の家は白壁のメルヘン調。どうですか、この煙突。もくもくの煙が温かさを醸していました。 彼を誘い、波越の山へ。親方が櫟を寄せてくれていました。玉切るだけにしてありました。薪ストーブ愛好家垂涎の極上薪です。早速玉切りました。 チェーンソーは私。Kさんが荷役です。忽ち荷台が一杯。30分で満車となりました。二人の作業は捗ります。斧で割らずに、丸のまま持ち帰りました。 立派な樫も誂えてありました。ありがたい。こちらもチョン切りました。それにしてもKさんはよく働きます。体力があります。 親方、有り難うございました。今日の薪、私の仁義に使わせてもらいます。実を言うと昨年末、Kさんに次男が生まれたんです。そのお祝いにこの薪をと考えたんです。人のもので仁義をする杣夫です。大分・佐伯弁でいうと「こしい」私です。有り難うございました。変わりと言ってはなんですが、今度、山で杉を沢山倒してあげます。待っちょってくんなさい。写真は波越沖、駒打櫟販売所に缶コーヒーを飲む彼の図です。 Kさんの家にとって返しました。奥さんが美味しい珈琲を馳走してくれました。写真は彼の家の薪ストーブです。横長のモダンでした。こりゃーいい。 赤ちゃんの顔を拝見。美人の奥さん似でした。丸々と太った男の子。赤子を近くで見るのは久しぶりです。幸せな気分になりました。 さて、次は薪割りです。Kさんの家には薪割り機があります。エンジン式です。15トンの油圧式。 バリバリ割っていきます。斧をハネ返す節があってもなんのそのでした。これ、いい機械です。欲しくなりました。でも拙宅の大蔵大臣は許可しないだろうな。元気のあるうちは、斧で我慢だな。オーノー。 今日の成果です。私からの誕生祝いです。乾いて燃やせるようになるには、あと1年必要です。気の長い祝いの品です。 帰宅しての昼食は昨晩の鍋を雑炊にしたもの。掻き込んで満腹になりました。本を読んでいて眠くなりました。午睡1時間。目の覚めて着替えました。強風の中、ラン10km。5kmを過ぎて調子がでるようになりました。そろそろレースを考えてもいいな。そろそろインターバル練習を交えようかな。 戻ったら大相撲が佳境。残念ながら嘉風は負けました。1勝1敗。頑張れ。今日の当てはチダイの塩焼きと刺身でした。九平次、北雪、いい酒は全部飲んでしまったので、菊水ふなぐち熟成を流しました。バタンキュー。写真はその刺身です。軽く漬けのタレをかけました。深くも甘い味でした。今日の一句初仕事松の明けても鯛尽くし今日の写真は、過日も掲載した隼です。薪取りの帰り、津志河内橋から写しました。此処でよく見かけるということは、縄張りとなんでしょう。Kさんは一目見て直ぐにその名を言い当てました。流石です。
2017年01月09日
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平成28年12月11日(日) 午前4時起床。新聞を捲って明日の休刊日を知りました。新聞には月一ありますが、私にはありません。その酒を美味しく飲むため、今日も野良着に着替えました。昨日、持ち帰った丸太を薪にするためです。取り付く前に、親方の山が気になってTELしてみました。「ちょいと倒してもらいたいもんが20本くらいあるんじゃがのぅ」。先日、切り残した杉の始末がまだのようでした。それならばとチェーンソーの刃を研ぎました。丁寧に仕上げると、作業効率が上がります。それに何より、切り口の断面が真っ平らになる快感。これがいいんです。写真は愛機ハスクバーナの刃です。使う丸ヤスリも消耗品です。 準備万端。さあ出発です。何時もの道を通りました。国道388号を左に折れ、津志河内橋を渡りました。木立川と堅田川の合流するところです。川の上空を通る電線にクマタカと思しき鳥が留まっていました。写真に撮りましたが、アップするレベルではありません。代わりに飛来の水鳥を。江国寺前の水面です。賑やかでした。クマタカは作業を終えて刈る折にもまだ其処にいました。 次の写真は波越の奧です。前にも同じところを写したものをアップしましたが、この色合い、得もいわれぬ感じです。 切り出しに着きました。親方はまだきていませんでした。あたりを歩いてみました。先の道といい、櫟林の冬枯れはいい風情です。紅葉や櫨の赤よりもこの手の色合いが好きです。 足もとにはマンリョウ。赤い実が特徴です。友人に植物博士がいます。kusuhito氏です。以前、葉の上に実をつけるのがセンリョウ、下にあるのがマンリョウと教えてくれました。これ、掘って鉢植えにし、道の駅で売ったら商売にならないかな。今度駅長のNさんに訊ねてみよう。 親方がやってきました。相変わらずです。温々とした格好です。 写真は着工前。 ユンボとの共同作業だったので、1時間足らずで始末を終えました。途中、風が吹き始め、難儀しました。木切りは無風に限ります。強く吹くと矢はおろか引っ張りも効かず、思わずの方向に倒れてしまいます。今日の1本がそうでした。冬の倒木は風のない朝の内に限ります。写真、断面の左下がその引っ張りです。倒す時、ここは必ず切り残さないといけません。 而して竣工写真。 とって返しました。木立に戻りK林業へ。フォークリフトを借り、杉のセビンタを家に運びました。 これにチェーンソーの刃を入れます。茹でる前の素麺束をイメージして下さい。それをザクッザクッと切っていくような感じです。40cmほどの長さにです。これが焚き付けにいいんです。新聞紙を丸めた上に重ねるだけで火が熾ります。 11時を過ぎて、さあ取りかかるぞ。椎が3割ほど混じっていました。樫を選っては玉切りました。大きいのは斧で割りました。刃の立たないところは15cmくらいの厚味に輪切りました。写真奧にそれが写っています。椎は後日始末予定。 午後4時、一通りケリがつきました。走ろうか迷いました。なんだか身体の芯が冷えて、折れました。そういえば今日は汗をかきませんでした。私、野良の折は薄着です。斧を使う時は汗が出ますが、今日は寒風にさらされたところでの立ち仕事でした。風呂に入って暖まるに如くはなしです。そうしました。 妻は研修で朝から大分向け。帰宅は午後7時をまわるとのこと。間に合いません。プシュッ。次いで熱燗を1本つけました。いい気色になってふなぐちの熟成をパカッ。「パカッ」という音、これ、開けたことのある人でなければ判りません。プルトップではなく、缶詰仕様になっているんです。嗚呼甘露。当てはこれ。北海道・野付漁業協同組合の逸品です。札幌に住むA先生にいただきました。大振りの貝柱は格別です。沢山いただきましたが、晩酌には2つもあれば十分です。今日の一句角鷹の何を狙うか右左水鳥の群れて長旅癒やしけり天道の一粒居りて小春かなきょうの写真はその天道虫(テントウムシ)です。薪を玉切っている時、木屑の中に見つけました。お前、まだいたのか。もう1枚、椿です。冬空に鮮やかです。
2016年12月11日
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平成28年12月9日(土) 午前5時起床。昨夜は遅くまで音楽三昧。而して寝ぼけ眼。朝の内をダラダラ過ごしました。ブランチをして午前11時前、作業着に着替えました。今日は薪取りでした。NのT君裏、牛小屋の横です。平場です。写真がそれです。既に倒し、寄せてくれていました。引っぱり出すのに鳶口が活躍しました。 おっ、牛だ。 先日、T君の奥さん、Yちゃんが「牛は人の顔を直ぐ覚える」と言っていたのを思い出しました。近寄ってきました。掻いてやりました。角のあたりや目尻の下を喜ぶようです。 本日延べ3往復。始末を終えました。先週の土曜日に1車持ち帰ったので、合計4車分です。 この後、少し玉切って、孟宗竹の上に並べてみました。大きいのは斧で割りました。これを燃やすのは3年後の冬です。汗をかいて一息の時間がよいです。母が蜜柑を持ってきてくれました。渇いた喉に甘さが広がりました。空を仰ぐとコントレール。写した写真を拡大したら、尾翼に鶴のマークがありました。 午後4時、着替えて走りました。1週間ぶりでした。林道を7km。野良仕事で強張った身体がほぐれました。ある意味、ジョギングは疲れを取る最良の方法です。汗を流してプシュッ。久しぶりのビールででした。私、このところ最初から日本酒或いは焼酎です。何が「いよいよ」か判りませんがいよいよおっさんの仲間入りです。大分・佐伯のおっさんはビールを飲まず、最初から焼酎や日本酒をやるんです。 続いてふなぐち熟成をパカッ。昨日、このリットル缶を買って帰った刹那、これが届いたのでした。先日、Amazonを覗き、ポチしたのでした。酔った勢いでの購入、悪くない。衝動買いの一形態ですが、本能のなせる業ですから後悔を伴いません。 嗚呼甘露甘露。後悔のしようがありません。 当ては蒸した里芋。ゆるりとまいろうぞ。 蕪は隣のおばちゃんに頂いたもの。日本酒によく合います。 これだけではちょっと物足りない。相伴の妻が「あなた、昨晩、シシャモを食べたでしょう。私にも焼いてちょうだい」合点承知の助。 今日はシゲティのBachを聴きました。中古ショップに1枚欠けての2枚が100円でした。夜の静寂に沁み入るような響きでした。 トラも聞き耳を立て、やがてうっとり。 ラフロイグを嘗めながらの週末は至福です。今日の一句蕪喰うて里芋喰うて夜の更くる今日の写真は熊野神社の公孫樹です。秋に銀杏を沢山落としました。今日は葉を落としていい感じです。もう1枚は須留木の下手に鎮座の地蔵です。赤の布を纏っていました。見るにつけ、木立の集落、辻々に地蔵が座っているなと思いました。
2016年12月10日
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平成28年10月1日(土) 午前6時起床。晴れ。湿度が高く、暑い一日でした。30℃を越したと思います。昨夜の深酒で午前中、頭が重かったです。日高晤郎ショーを聴きながら、新聞とネットサーフィン。行乞記を読み終えてひさしいです。尾崎放哉も何時か征服と考えていました。嚆矢にする日はこんな気分の時がいいなと思い、青空文庫を紐解きました。 気がついたら正午を廻っていました。エアコンの必要な昼下がりでした。よし、昨夜の酒を絞り出すぞ。襤褸を着ました。軽トラの荷台にチェーンソー、鳶口など七つ道具を載せました。波越の奧へ薪採り。写真は道中、津志河内橋を小島の方へ渡ったところで写した入道雲です。10月というのに、まだ夏空だ。そういえば部下のジャニーズ、今日は上野小学校の運動会だといっていたな。娘3人の長女が小学校3年生。一番いい時だな。晴れてよかった。 切り出しの現場は、先般、大木を倒したところです。親方がユンボで櫟の丸太を寄せてくれていました。玉切っては荷台に放り込みました。汗びっしょりになりました。加えて、チェーンソーの刃が刻む切り屑まみれ。 丸太は大きいのもあり、割ろうと斧も持参。しかし、割るほどのものは玉切りませんでした。拙宅ストーブには直径25cmまでのものが入ります。長さも45cmまで可。私、手を開いて指先から手首までが20cm、肘までが45cmです。これを目安にしています。ということで、斧の出番はありませんでした。 スズメバチがブンブン、櫟から沁み出る樹液にありつこうとしていました。目視で10匹ほどいました。嫌事をしなければ大丈夫なのですが、間違うと大変です。まだ、刺されたことはありませんが、あまり気分のよい作業ではなかったです。明日は止めておこう。秋が深まるまで様子見と決め込みました。 栗の木がありました。下に毬が落ちていました。少し探してみました。ありました。山栗です。おいしいんです、これが。 写真は林道脇に咲いた花たちです。1枚目はイタドリ。先般、白を載せましたが、ここ、波越奧のは赤が混じっていました。 黄金のススキ。これを見ると、早10月であることを実感。いい色合いです。 彼岸花です。先日も黄を載せましたが、ここの色合いは真の黄色です。 家にとって返しました。薪小屋は既に満杯。これまでに追加の分は、梅林下に孟宗を輪子にして積んでありました。雨を避けるため、イチゴハウスのビニールを掛けています。それを剥いで、今日の分も降ろしました。再びビニールを被せました。台風が近づいています。飛ばされないよう、きちんと結んでおく必要があります。 休日は1日2食が多いです。今日もブランチでした。地下足袋を脱いで午後5時。妻は陽に焼けぬよう、陽の傾いて外に出たようでした。鎌を持って薩摩芋の弦切。週明けにサポステの利用者が掘りにくるとのこと。試し掘りをしたようですが、まだ小振り。人間の都合に合わせるべくもないのは承知ですが、残念です。腹が減りました。シャワーの後は当然プシュッ。プシュプシュッ。晩ご飯の前に4本開けてしまいました。後でシャワーの妻「冷蔵庫にビールがないわ!」私「飲んでしまった、ハイボールをこさえてあげるよ」そうしました。濃いめにしてやりました。旅の宿ではあります。 食卓の上にゴーヤチャンプルーと、あっ!また茄子だ。 メインは、道東・厚岸産の汐サンマでした。カボスは日向木挽のブルーロックにも搾りました。いい気色になりました。今日の一句簪と拓郎の言う神無月山ゆかむ木霊に会いに我杣夫今日の写真は、一仕事終えて仰ぐ空の図。ゆるり、鳶が舞っていました。
2016年10月01日
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kusuhitoさん、クヌギを手に入れました。
2016年09月16日
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平成28年5月5日(木) 午前3時起床。晴れ、夕方から曇り。 毎朝、お茶をします。比率は珈琲が5割、紅茶が3割、日本茶が2割といったところでしょうか。余計な話しですが、朝ビーはしません。今日は紅茶にしました。普段は日東のティーパックです。今朝はアールグレイ。スマートな味がしました。CO・OP、侮れん。 ブログを書いて、朝食は午前7時。おかずは鯵の干物と納豆でした。前者は上乾でした。硬い。でも咀嚼すればするほど得もいえぬ味がします。ご飯に合います。 食べ終えて、作業着を着ました。息子が送って寄越したお古です。今日初めて着ました。会社の名前が胸に刺繍してありました。野良仕事にはこういうのがよいです。チェーンソーの刃を研ぎました。それと鳶口を軽トラに載せました。波越向け。kusuhito氏と製茶工場の跡で待ち合わせ。先日、親方に誂えて貰った薪を、彼と二人、玉切って持ち帰ろうという算段でした。そう、彼も薪ストーブのオーナーです。スチールのチェーンソーを持っています。早速取り付きました。小切るのは忽ちでした。写真は作業を終えて車に薪を積み込むkusuhito氏の図です。 彼、もう1車分、欲しいようでした。私が軽トラに満車して持ち帰ったら、ここのは殆どなくなります。拙宅の薪小屋は満庫です。全部、彼に譲りました。明日、天気次第ですが、もう1回、積みに来るそうです。ということで私は空車のまま帰宅。 昼にまだ少し時間がありました。よし、除草剤を撒くぞ。ラウンドアップを使いました。黄色の背負タンクに100倍に希釈した液を10リットル。これを3セット。合計30リットルを散布しました。右手に散布ノズル、左手にポンプレバー。運動量の多い手は後者です。キコキコレバーをアゲサゲすします。この散布機、サウスポー用に出来ています。私は左利きです。嬉しいな。 次いで少しの時間、トラクターに乗りました。里芋の土寄せをするため、畝の横を一廻し。ついでに玉葱の収穫後や春菊の列もやっつけました。妻が出てきて、生姜を植えました。遅い昼は豚汁でした。乾いた身体に沁み入りました。 走ろうかと思いましたが、お腹を落ち着かせなければいけません。カープの試合を見はじめました。菅野が好投しました。0対3になったところで諦めました。着替えてジョグシューズを履きました。ラン7km。今日もいい汗をかきました。 帰宅してシャワー。妻は隣のおばちゃんと井戸端会議。当ては出てきません。ならばと、これを机に並べました。 いや待てよ、玄関に何か届いていたな。ハイボール用のブレンデッドウイスキーと強力炭酸でした。先ずはスコッチの味見。安酒ですが、悪くありません。 右は、kusuhito氏に頂いたコノスル。これ、ワンランク上です。シラーです。夏に合う赤です。 そのkusuhito氏、前にも書きましたが、かつてはサブスリーのランナーでした。今朝、山での会話。私「飲んでますか?」彼「飲んでます。毎日、先ずはビール。最近は1缶ですね。次いで焼酎か日本酒。それらワインに。飲み過ぎて、朝が辛いです。」私「日本酒ですか。パック酒にもいいのがありますよ。白鶴の純米酒。これはそれなりの美味しさです」彼「パック酒ですか。ちょっとそれはね」私「ところでkusuhitoさん、一冬にどれだけの薪を燃やすんですか」彼「軽トラ換算で6台分くらいかな」(ちなみに拙宅は20台分)私「へー、少ないですね。拙宅と違い、機密性の高い家なんでしょうね」彼「いえいえ、普通の注文住宅、木造ですよ。少し空気の入れ替わる方がよいです」私「火の番はもっぱらあなた?」彼「私は単身赴任中です。家は大分ですから、もっぱら妻が焚いています」彼は薩摩隼人ですが、奥さんは北海道の人です。知り合ったきっかけを以前聞いたことがあります。札幌のロマンスはそれとして、一度、御宅を訪ねた折、彼女に会ったことがあります。珈琲とケーキを馳走になりました。知的で背が高くスリム、たいそう綺麗な方でした。 閑話休題、カップ酒と缶詰をしまい、その白鶴を燗にしてみました。 そうだ。鰤の当てがあったな。味が沁みて格別でした。この腹身だけでありがたくなりました。 夕刻、Bachを聴きました。カザルスの古い録音。しめやかを感じました。 トラも同じ思いなんでしょう、きっと。 今日の一句薫風に純米酒よし鰤もよし今日の写真はジャケツイバラです。美しい花です。今日、山に咲いてありました。これ、茎というか蔓というか、それに突き出た棘が凄いんです。根元から先までビッシリ。藪に入ってこれ絡まれたら大変です。外すこと能わずの仕儀になります。漢字解釈は蛇結茨。ヘビをも捕まえてしまうということからでしょうか。名は、kusuhito氏に教えてもらいました。彼との山行きは、毎度のことですが勉強になります。博識です。山椒にも本山椒と犬山椒とがあり、その違いも教えてもらいました。
2016年05月05日
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平成27年12月5日土曜日 午前4時起床。晴れのち曇り。体が疼いて仕方がありませんでした。ウィークデーの間、山に焦がれていました。待ちに待った週末でした。その前に薪のストック場所をこさえるため、その準備を。UのHちゃんが所有の竹藪へ行きました。輪子にする竹をもらいました。古い椎の丸太にこれを渡すと上げ底になります。薪の保管は土から離さないといけません。木は接しているとすぐに腐ります。 朝ご飯を食べて波越の山に出撃。写真は軽トラの荷台に積んだ七つ道具です。 取りかかりました。場所は、先週に倒したところです。親方がユンボで一所に寄せてくれていました。玉切るのが楽ちんでした。いつもより長めのサイズにしました。長さ50cmまでであれば、直径も25cmサイズまでなら、炉の中に入ります。夜寝る折、朝まで火を保たせるには、大きい方がいいのです。長時間火保ちしますから。加えて、樫など堅い木であれば言うことなしです。 1時間強の作業で忽ち満車になりました。玉切って放り込むだけです。楽勝でした。この場所、日中も陽の当たらぬ山陰です。すぐ近くに人焼き場の跡があると聞いたことがあります。なんだか気持ち悪いです。 親方が覗いてくれました。茶の差し入れがありました。来週あたり、次の山に取り付くので加勢してくれと言われました。アイアイサー。 戻り、輪子の上に並べました。昼を挟んでもう一度山に。2台目の写真です。 急ぐ必要がありました。午後3時25分がステイヤーズステークスの発走時刻でした。このレース、その名のとおり長丁場です。3,600m。G2ですが、レコードはまだG3だった頃、ダービー2着、菊3着のエアダブリンがこさえました。その年の有馬はナリタブライアン。もう20年以上も前の話です。話がそれました。長距離レースが好きなんです。血統がものをいうからです。私、馬券は騎手や枠順、人気を重要視しません。血統による脚質に力点を置きます。特に末の切れる馬にたまらぬ魅力を感じます。入社したての頃、先輩セリ人に連れられ、銀座の場外へ行きました。ダービーでした。買った馬券はミナガワマンナ。カツトップエースが1着でしたが、大外一気のサンエイソロン。急襲は後一歩及びませんでした。懐かしいな-。あっ、また話がそれた。ということで、とにかくゲートインの前にテレビの前へ座る必要があったのでした。ということで、薪割りを急ぎました。結果はドボン。続いての金鯱賞もドボン。トホホ。有馬記念の資金がなくなりました。 日のあるうちにシャワーを浴びました。冷酒をコップ酒。午後6時には出来上がりました。早く寝ます。 今日の一句 蟷螂の動き鈍りし師走昼 今日の写真はそのカマキリです。首をくるり、こちらを見ました。想いをわかるような気がしました。 もう一枚、隣のA姉にもらった柚子です。器量は悪いですが、味は負けません。
2015年12月05日
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平成27年5月23日土曜日 午前4時起床。本を読んだり新聞をめくったり。だらだらの朝でした。朝ご飯は鳥飯のおにぎりでした。ゴボウの香りがよかったです。昨日、妻が握ったのでした。私のためにではなく、支援学校への差し入れとして。今日がそこの運動会。昨日はその準備だったそうで、教師の小昼にと、人数分をこしらえたのでした。食べたのはその残りでした。ということで、彼女は朝からそれを見に出かけました。再び、本を持って横になりました。忽ち睡魔。昼前まで眠り込んでしまいました。着信のあるのに気がつきました。親方からでした。新しい山に取り付いた、少し雑木があるから見に来るんだったらいいよ。二つ返事、午後出かけることにしました。 昼に食べるインスタントラーメン(うまかっちゃん)をこさえながら、TELをいくつか。某全国紙記者のSさんに送った子規写真メール、届いたかどうか気になっていました。否との返事。アドレスを確かめて、間違っているのに気がつきました。そのやり取りはそれとして、彼は話し好きです。鹿屋の純喫茶「和光」のこと、ジャン=ジャック・アノー監督のこと、唐津洋々閣のこと・・・。興味を惹かれる話が受話器の向こうからオムニバス、溢れました。茹でた麺が伸びてしまいました。 午後、襤褸を着て波越向け。指定の場所にキンバイが待っていました。少しだけ異臭も。なんだろう、目をこらすと、大きなミミズがキャタピラーに轢かれていました。なーんだ。待っていたら、親方がやって来ました。作業にかかる前、フマキラーを取り出しました。彼は、自分の足腰に吹き付けました。何をしているのと訊いたらダニ対策とのこと。私はこれまでやられたことがありません。ダニにも好みというのがあるのかもしれません。早速取り付きました。切り出しで始末をしたものを、彼がユンボで運んでくれました。運転は慣れたものです。 車寄せのいい場所に忽ち山が出来ました。親方は先に返りました。1人、これをストーブの炉に入る長さに玉切りました。軽トラの荷台にポイポイ。一仕事終えたら、雨が落ち始めました。山の中、夕方の雨降りはいけません。ゾクゾク感を覚えました。私、臆病なんです。お化けの出そうな気配でした。帰りに運動公園を走ろうと考えていましたが、その考えは吹っ飛びました。写真は帰宅しての1枚です。カシは半分ほどでした。これを庭先に積み終えて今日の作業は終了。風呂上がりは、イカの干物を焼いて樽酒2合。音楽を聴く前に寝オチの仕儀でした。 今日の一句降りかかる森閑に立ち震え来る今日の写真は、これから切ろうとする杉です。倒すのは私の役目です。
2015年05月23日
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平成27年4月18日土曜日 午前6時起床。二日酔いでした。頭が重かったです。妻にその旨を言われました。図星でした。が、そこは見栄っ張り。「全然」と見得を切りました。でも鏡を覗いたら、目が散っていました。晴れ。 「明日は雨よ、野菜畑は今日中に始末を終えてね、わかっていて」午前8時、襤褸を着ました。重い足を引きずり、薪ストーブの灰と牛糞を撒きました。 トラクターに乗って攪拌。マルチを敷きました。2時間かけ、なんとかノルマを果たしました。 一息ついたところへkusuhito氏がやって来ました。長男のK君を連れていました。それじゃーと、裏山へ筍掘りに。数本しか出ていませんでした。小中尾へ廻りました。こちらは掘り放題でした。K君もがんばりました。ついでということで、タラノメの穴場を覗きました。一家族分は優に収穫できました。 家に戻り、竈と釜を出しました。火を焚いて湯がきました。写真はタケノコの皮を剥くK君です。 kusuhito氏親子の来宅目的は、薪取りでした。午後、波越の山で再会することを約し、見送りました。昼を馳走するとよかったのですが妻不在。野菜の苗を買いに農協へ出かけたのでした。後で聞いたのですが、親子はつね三に突っ込み、鯵寿司ごまだしうどんセットを食べたとのこと。私はサッポロ一番味噌ラーメンとギョニソで腹を満たしました。インスタントであっても二日酔いにはいいんです。 山行の準備をし、待ち合わせ場所へ。こんなところを分け入りました。春です。新緑の若芽が目に優しかったです。 写真は樫の大木です。kusuhito氏の姿をしてその大きさが判ります。 狙い通りの方向に倒すことが出来ました。その際、花粉が飛びました。写真では判りませんが、花をつけていたのでした。 親方のユンボが加勢に来てくれました。先日、杉を倒した駄賃がこれです。重機があると製木・玉切りは忽ちです。 あっという間の仕儀。2時間足らずのうちに始末が完了。kusuhito氏のルノーも満車になりました。 家に戻りました。妻が煮た筍を水に漬けてくれていました。これと野菜畑に出来た新玉葱を土産に持たせました。K君、一日仕事でした。楽しんでくれたかな。 「あなた、まだ畑仕事が残っているわよ、それに茶畑の看板を頼むわね」もう一畝こさえ、マルチシートを張りました。その後、支援学校の生徒たちが茶摘みにやって来るという茶畑に、手作りの看板を立てました。ボロボロになりました。地下足袋を脱ぐのが億劫なほど疲れました。文庫本を持って長風呂。一汗かきました。こうなればもうプルトップを引くしかありません。麒麟の首を2本落とし、黒霧を5勺、燗ピンを1本倒しました。プロ野球の結果をチェックしました。カープはドベゴンズに惜敗。ふてくされバタンキュー。今日の一句薫風に燕の並び見下ろされ今日の写真はそのツバメです。のろのろ仕事をする私を「なにやってんの」という感じで眺めていました。可愛いかったです。
2015年04月18日
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平成26年12月21日(日) 午前4時起床。晴れ、午後は曇りました。 午前9時前、地下足袋を履きました。軽トラにチェーンソーと鳶口を積みました。オイル缶を持って、手応えのないのに気付きました。U石油に向かいました。木立にあるエネオスステーションです。家族経営です。拙宅とは父の代からの古い付き合いです。土地の人には売り掛けです。今時珍しい。軽トラへの給油と混合ガソリンをこさえてもらう間、出光と昭和シェルの合併話をしました。若は初めて聞いたようでした。新聞のニュースはスクープだったのかな。写真は国道388号沿い、吹きっさらしにあるそのスタンドです。 先ずはウラ(枝の先の方)の始末でした。他所様の土地に倒しています。小枝は燃料にするには細すぎますが、放って置くわけにはゆきません。今日も4往復。午後になって風が止んだので、燃やし始めました。しばらくすると吹いたり止んだり。運んだ五分の一も焼かず終い。 切り出しに戻りました。幹のほう、胴回りを玉切りました。重くて、動かすのに難儀しました。鳶口が活躍しました。更に小切って、煉瓦ブロック数個分の大きさに。写真はその図です。 鳶の野郎がいました。頭上を通る光ファイバーの線に留まり、こちらを見下ろしていました。何を考えているんだろうか。この日は野鳥も多かったです。そこは栗林です。シジュウカラの群れが幹の何かをついばんでいました。丸く膨れたショウビタキは無言ででした。 前後しますが、昼をしに戻ったとき、義母がいました。妻と年賀状をこさえていました。私もまだ印刷していません。今年は思い切って枚数を減らすつもりです。 薪運びは夕方までかかりました。始末を終えたとき、ちょうどUのKさんが父の家を訪ねてきました。ダム管理人を定年退職した方です。父が豚の人工授精を生業にしていた折り、養豚を営む彼の父が顧客でした。家も豚舎も私の家から1時間近く走った山奥に傾山の麓でした。今もそこに住んでいます。父が彼の月下氷人なのです。40年以上も前、彼のお嫁さんにと親戚筋を紹介したのです。以来、欠かさずの挨拶にやって来ます。思い出があります。まだ小学生の頃、父と一緒に北川ダムへ案内してくれました。アーチ式の大きさに圧倒されました。湖面のモーターボートに乗せてもらい、風を切ったことを覚えています。 閑話休題、風呂に飛び込みました。今日の褒美はこれです。 当ては氷下魚の一夜干し。亮さん、美味しかったです。今日の一句冬枯れの幹を啄む四十雀 今日の写真は枯葉に埋まった瓶です。鳶口を持っていて、目を足下にやりました。薬瓶がありました。薪取りの栗林、隣は、民家を取り壊したままになっています。腐りかけた木材、散らばった割れ瓦。小さい頃、このあたりも勢力範囲でした。その家には郵便配達夫をしていたという年配のおじさんが住んでいました。目を患っていました。歳がいったのか、もう仕事はしていませんでした。見つけた瓶に眼科医の名称があり、もう記憶の彼方に埋もれて思い出すことのなかったであろう人を思い出し、しんみりしました。
2014年12月21日
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平成26年5月16日(金) 終日晴れ。日中は汗ばみました。 午前3時半起床。文庫本を手にとって、白み始めるのを待ちました。作業着に着替えました。4時半に家を出ました。鶴見半島へ向かいました。月が綺麗でした。 梶寄への途中にある漁村・島江へ。桜の名所・浦代峠を越えました。米水津の湾岸を走り、も一度トンネルを抜けました。鶴見・中浦へ出ました。そこからはもうすぐです。ヒラメの陸上養殖場があります。海水をくみ上げて陸の池に流し込んでいます。それから溢れたものがザーザー、波打ち際に流れ出ていました。掛け流しです。現場についての積み込みは楽勝。放り込みの仕儀。10分でこんなになりました。 もう少しで陽が昇ります。 帰りの峠で鹿を見ました。ピュッ、ピュッ。鋭い声を掛け合っていました。秋に聞こえるピューとは違います。緊迫感がありました。注意を喚起するような響きです。 帰宅して、荷を下ろしました。シャワーを浴びサッパリ。朝餉をして出勤。終日デスクワーク。午後遅くにお客様がありました。金融機関の方でした。債権回収の話でした。弊社の支援する会社が厳しいのです。辛いな。 前後します。昼休みに東和機械を訪ねました。修理に出していた新ダイワのチェーンソーを引き取るためでした。まだ治っていませんでした。もう30年近く前の代物です。交換するキャブはとうに品切れ、代替のものを考えているとのこと。このことをして、オーディオの師匠が言を思い出しました。日本と欧米のもの作りに対する考え方の違いです。以前に師匠曰く「日本は製造中止にしたら数年後に部品のストックも打ち切る、これが海の向こうだと末代まで面倒をみてくれるんだ、やりっ放しの姿勢が透けて見える」御意にござりまするです。 陳列棚のチェーンソーに目が留まりました。片手で扱うことの出来るハンディ型。梅の剪定に重宝しそう。小径の薪作りにも使えます。衝動買いしました。あーあ、これでニコンの1眼は遠のきました。 会社が引け、真っ直ぐ帰宅。作業着に着替え、朝の現場へ向かいました。もう1車。積み込む途中、ふり仰ぎました。法面はこんなです。ここに生えていたウバメを持って帰るのです。 作業中、県道を通る車はほとんどありませんでした。九州最東端、10km先は灯台です。行き止まり。寂しいところです。写真は夕暮れの海です。 もう一枚、道中の小浦集落です。判りにくいけれど、大分バスが停まっていました。ここは路線の終点です。静かな漁村、迫る夕暮れにバスが折り返していくの図。風情があります。 先月、購読を始めた小学館ジャズ耳養成マガジン隔週刊「JAZZ100年」、今日、第4号が届きました。特集は「チュニジアの夜・テナーは太くたくましく」です。それはそれとして、チュニジアです。12年前、日韓W杯の際、彼の国のナショナルチームが直前キャンプを私のまちで張りました。いつも走る運動公園が、調整のためのフィールドでした。ただそれだけのことですが、関連してあれこれを思い出したり、連想するのがよいです。大げさですが、偶然の関連に運命的な意味がありそうで、何となく遙かな想いがするんです。私は、そのために読書するのかもしれません。聴きながらウィスキーを嘗めました。薬を内服中ですが、一杯だけ。今日の一句春宵はコルトレーンを竹鶴で今日の写真は、持ち帰ったウバメガシです。kusuhito氏が羨ましがるだろうな。
2014年05月16日
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平成26年5月10日(土) 午前4時半起床。晴れ。週末の晴天は大切にしたいです。ということで午前8時前に地下足袋を履きました。相も変わらず薪取り。取り付けの軽トラから切り出しまで30m。丸太を抱えて運びました。でも私、腰には自信があるんです。そのかわり五十肩、右腕つけ根が足を引っ張ります。斧を振り上げたときの痛みといったらありません。 1車を終え、早昼をしました。新ダイワの調子が悪く、東和機械に持ち込みました。 キャブがいかれているとのこと。取り替えを頼みました。部品取り寄せになる由。ついでにハスクの分解掃除をしてもらいました。減ってしまった刃を交換。薪造りもお金がかかります。写真は店内に陳列のチェーンソーです。目移りしていけません。欲しくなります。私の使うサイズは1台15万円を超えます。高嶺の花です。 草刈り機と刃も並べてありました。以前、チップソーに「鬼の爪」というのがあったことを思い出しました。命名した人、ユーモアがあるな。その人、飲んべえかな。酒にも「鬼ころし」や「Tiger killer」というような名前があります。同じセンスを感じます。 ここは林業機械の専門店です。茶摘み機のことを専務に尋ねました。先週、茶摘みの際、手バサミに往生したからです。拙宅の茶、まじめに摘むと100kgは優に超えます。それを機械で何とかならないかと考えました。OCHIAIとカワサキのカタログを見せてもらいました。一人で扱える製品もありました。それでも10万円を超えます。いま、デジタル一眼を欲しくてたまりません。これを諦めると買うことが出来ます。来年に向け要検討です。写真はこの店の看板猫タマエです。メス。すり寄ってきました。首輪に所属と電話番号が書いてありました。 と、そこにTELあり。本匠のマタギOさんからでした。持ち込みの茶が炒り上がったとのこと。先週と同じ道を山奥へ。丁度昼時でした。製茶工場の皆さん、昼をしていました。ムカゴのおにぎりを馳走になりました。珍しい。柔らかく、えもいえぬ山芋の風味がありました。アユの甘露煮を頂きました。昨年獲れた天然物です。絶品でした。写真はそのおにぎりです。Oさんの父親と山仕事に花が咲きました。ムカゴ穫りの要領を教えてもらいました。蔓に付いてはいますが、揺すると直ぐ落ちるそうです。コウモリ傘をひっくり返して下に置くことで楽々の収穫になるとのこと。巧いことを考えたものです。 とって返し、再び城八幡の森へ。今日は都合2車。疲れました。作業着を脱いだのは午後6時。シャワーの後、広島が勝利したこともあり、缶ビールを4本やっつけました。 今日聴いたのはフルニエです。薪の作業中、ずっと流しっぱなしでした。Bachの無伴奏チェロとドヴォルザークのコンチェルト。延べ5回リピート。ロンドン響は素晴らしい。余談ですが、このオケ、癖のなさという意味では一番だと思うんです。個性のないという意味ではないですよ。今日の一句おにぎりに零余子(むかご)の混じり風亘る餌を狩る燕の速く空高し今日の写真は3枚。一枚目はウメです。生りは昨年に比べ若干少ないかな。梅干し、梅酒にしたい人、ただでさし上げますよ。ジャガイモの花が咲き始めました。もう1ヶ月で収穫。楽しみです、ポテトサラダ。男爵ですから。妻の花壇です。テッセンのようなものが植わっています。
2014年05月10日
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平成26年3月29日(土) 午前3時起床。未明のコーヒーは別世界に誘ってくれます。 予報は夕方に降り出すとのことでした。しかし、明け方にパラパラ落ち始めました。支援学校有志による花見は中止。体育館でゲームをするといいながら妻が出かけていきました。私も襤褸の格好で雨の止むまで本を読みました。午前10時前にあがりました。鳶口だけを持って城八幡の森に出かけました。切り倒していた雑木、以前、神社総代のK兄に貰えないか訊ねたんです。その際は先客ありとのことでした。その人、ピザを焼くのにカシが欲しいとのこと。それだけを持ち帰り、多くのシイは残っていたのでした。先日、K兄から残りを如何のTELがありました。二つ返事で頂くことにしたのです。軽トラは薪に乗りつけること能わず。20~30mの畦道を経て現地でした。途中からまた降り出した中を濡れ鼠になって運びました。 2往復。昼を挟み、長靴を地下足袋に履き替えて、拙宅車庫でこれを玉切りました。大きいのは割りました。シイですから斧を見せるだけでパカンとなります。過日、農協から貰った鉄枠に積みました。向こうとこちら側にそれぞれ置いて、間にリンコを敷きます。次の薪はこの上に積んでいくと、今日の荷重で重くなった鉄枠が支えとなり、荷崩れしない。我ながらよい作戦です。ここで事務連絡を。kusuhitoさん、まだ沢山ありますよ。 現地積み込みの時はカサドのBach無伴奏チェロを、自宅の荷役時は高校野球のラジオ中継を聴きました。広島新庄と桐生第一、素晴らしい投手戦でした。プロ野球も昨日開幕。シャワーを浴びた後、インターネットで試合経過を追いました。広島がドベゴンズに2連勝。後の4チームは1勝1敗。現在、カープが首位です。 今夜の当てはカツオのタタキでした。これは解凍物。常山で流しました。雨の週末にゆるりのぬる燗はよろしい。今日の一句春山に薪を集め小糠雨今日の写真は花です。これ、名前を知りません。これはノースポール。ブロッコリーは終わりです。もう一枚、雨に煙る元越山です。ピークは雲の中です。写真にははっきり映ってはいませんが、ヤマザクラの点在がよろしい。
2014年03月29日
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平成26年2月2日(日) 午前6時起床。暖かい朝でした。未明にパラパラあったようでした。夜の白んで、霧の深いことといったらありません。別大のkusuhiso氏や県内一周駅伝予選会のKさん、このコンディションはどうなのかな。 昨日の作業が祟ったのか、身体の節々が強張っていました。加えて倦怠感。こんな日は休養に限ります。午前中、コーヒーの香りと音楽を楽しみました。クナのブル5、ベルリンフィル。この指揮者、熱狂的なファンを持っています。カラヤンの対極にある棒捌きです。枝葉末節にこだわらず、骨太です。エピソードも多いです。 昼前、親方にTELしました。彼のブログを読んだからでした。私、先日、日野直子さんのことを書きました。彼は彼女のことを調べ、大学の同窓会名簿に見つけたと書いていました。へーっ、親方は稲門だったのか。学生時代を都会で過ごしたとは思えない。田舎者、田吾作です。おっと、横道に逸れました。彼の学歴なんかどうでもいいんです。元に話を戻します。年明け、杉を倒し、小銭が儲かった由。それならば二八萬石へ連れていけ、と電話口で言ったのです。請求書をまわせと返されました。一緒するのが面倒くさいんでしょう。彼は下戸なんです。 正午、別大マラソンが始まりました。映像に、高崎山の前、国道10号を跨ぐ歩道橋が映りました。先日、亮さん一行と行ったところです。画面を見て、霧の深いのがわかりました。kusuhito氏を探しましたが、大勢の人数です。見つかろうはずもない。レースは藤田が2時間10分を切りました。 ウトウトなっていたとき、YのHさんがやってきました。昨年末に倒した椎を始末して欲しいとのこと。大きい幹が、Iさんのシキミを敷いていたのです。 地下足袋を履きたくなかったのですが、仕方ありません。午後3時前に取り付きました。チェーンソーの音を聞きつけて、近所のS兄が加勢に来てくれました。小切って始末を終えたのは、午後5時前。木屑と粉まみれになりました。疲れました。 一風呂浴びてプルトップを引きました。当てはブロッコリーです。拙宅の菜園産。 ビールがすすみます。次の当ては里芋でした。これも自家製。掘ったばかりです。 野菜のつまみだと、ものたりません。何かないかというと、こんなものが出てきました。三昧は味気ない。でもレギュラー缶が6本空きました。今日の一句大寒に温んで霧の立ち籠むる週末に木屑まみれの汗をかき催促を紙で返せと下戸が言い今日の写真はミーコです。IのA姉溺愛のメスです。こちらを見つめる目つきといったらありません。
2014年02月02日
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平成26年1月18日(土) 午前4時起床。外気温1℃。晴れ時々曇り。寒し。 朝ご飯の前、香ばしい匂いが立ちこめました。妻がポテトチップスを揚げていたのでした。今日は私設成人式でした。かつて受け持った生徒さんたちが二十歳になるんでした。美味そうでしたが、手を出すのを止めました。食べてしまったら叱られます。 今日は土曜日。週末の楽しみは日経プラス1です。この1面に「何でもランキング」という特集があるんです。これがよい。今回は「通勤カバンこれで決まり!」という見出しでした。私、毎日の愛用は、もう10年近くになります。そろそろ暇を出そうかな、と考えていたんでした。この記事、買い換えの後押しをしてくれそうです。さて日経イチオシはというと、吉田カバンのポータークローヴ。2位がエースジーンEVL。3位がトゥミのアルファ。流れはカジュアル化・軽量化だそうです。今使っているのは革製。重いんです。軽いのにしようかな。そのほうがいいわな。 朝を済ませ、チェーンソーの刃を研ぎました。昨年末に倒しておいたクヌギの始末をしました。近くの枯れ川に打ちかけていたんです。直径15cmくらいまでの枝は、シイタケのコマ打ち用にします。隣家のS兄にあげました。それより大きいところは薪にします。写真は取りかかる前の図。 途中、石を切りました。刃がいっぺんに切れ上がりました。面倒ですが、研ぐにしくはないです。丸やすりで10分を要します。万力がないので、うまくいきません。現場での仕儀はどうしても仕上げがやっつけになります。写真は、一応の始末を終えたところです。幹の部分を玉切るのは後日です。大物は刃をメンテしてからです。 午後は、講演会を聴きに行きました。講師は、日田で会社を経営する方でした。体験談でした。ソリューション営業、M&A、斎藤茂吉、桃太郎のきび団子・・・。どれも蘊蓄にとむものでした。引き込まれました。話が終わると、酒席になりました。会場は港の「のんき」でした。その前に少し時間があったので、近くの居酒屋「甚八」に突っ込みました。旋網漁船の模型がありました。手作りでした。生ビールを1杯。うがいをし、10分で店を出ました。 今日の宴会は、コース料理に飲み放題が付いて5千円。私、セットものは得意ではありません。最初に出てくる刺身はこんなでした。 唐揚げやクルマエビの塩焼き、パスタ・・・。最後はアイスクリームでした。講師の先生が、梅酒を披露してくれました。「樽仕込高級梅酒ゆめひびき」200mlで2,500円。その写真です。講師経営の会社謹製です。舐めてみました。樽の香りがしました。ちなみにこのボトル、イタリア製だそうです。空瓶を貰って帰りました。私、瓶フェチなんです。 ちょっと物足りないんで、つね三へ廻りました。西の関を燗にしてもらいました。当てはスルメの肝臓です。絶品でした。 小腹が空きました。握りを頼みました。美味しい。今日の一句寒風に木屑を散らし機械吼ゆ烏賊腸に西の関沁む冬の夜今日の写真は日田・大山産の梅酒、梅ポン酢、梅ジュースなどです。一番左はANA国際線御用達だそうです。
2014年01月18日
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