Hālau Hula Nā Lei ʻO Hokuloa Diary

Kapuahaulaniです。今日は祝日で、街はクリスマス一色
綺麗なイルミネーションが輝いています。

そんな中、私は以前 ラジオにも出演して頂き 、フラカンファでもご一緒した、
Ｔ先生のお誘いを受け、彼女のスタジオにお邪魔して参りました
とても綺麗で、ハワイアンな雰囲気満点の素敵なスタジオでした。
今日は本場タヒチからタヒチアンダンスの先生をお迎えしてのワークショップが行われていた
スタジオでＴ先生とお話をしながら、タヒチアンのワークを見学させて頂きました
初めて見るステップ、素晴らしい技術と躍動感に非常に感動しました
フラとは全く違いますが、同じポリネシア文化の中枢を担うタヒチアンダンス、
なかなか間近でじっくり見る事が出来ないので、こんな機会を
与えて下さったＴ先生にとても感謝しています。先生、ありがとうございました

本題に入りますが、先日 Hokuloa先生がご紹介 したワイピオ渓谷、今日は私と主人がワイピオ渓谷のホースバックライディングツアーに参加した際の
お話をしたいと思います。

Hokuloa先生が写真をアップしていたwaipio look out（展望台）から、
もう少し先に行くと、谷の下に向かう道路があるのですが、国道から右折してその道沿いに
ドライブして行くと、ちょっとした住宅街があり、その一番奥に、
ツアーを主催している会社の事務所があります

普通の車で入って来られるのはここまで！ここからまず写真の様な馬車に乗り、
渓谷の中にある馬牧場まで移動します。馬車の中ではワイピオ渓谷の
歴史や伝説などのアナウンスがあり、周りにうっそうと茂っている植物などの説明も
受けながら、暗く、湿ったジャングルの中をのんびりと進んで行くと、
ジャングルが切れた所に広大な草原が広がり、そこにぽつんと馬牧場がありました
（途中にはタロ芋の畑、タロパッチもありましたよ。日本のお米の水田みたいな畑です。）

馬車に揺られながらのんびり移動

大草原の小さな家？と言う感じ

ここからは一人に１頭の馬が与えられ、渓谷の更に奥まで乗馬を楽しみながら
入っていきます。写真の奥に見える丘にも馬で登って行きました。
かなり急な坂で細い道なので、とても恐かったのですが、慣れているのでしょうね、
馬達は難なく坂道を登り、私達は上からの素晴らしい眺めを楽しむ事が出来ました

私は過去に何度か乗馬経験がありましたが、初体験の方もいて、
いきなり牧場の外に出ると危険なので、まずは枠の中を何周か練習させてくれました。
それにしても、初乗馬で、あの渓谷越えはなかなかの大冒険だったでしょう

水の中も平気で渡って行く馬達

渓谷の聳え立った崖には無数の滝が流れていて、馬で移動していると水の流れる音が
聞こえてきます。私達の他には誰もいない渓谷の静けさの中に、マイナスイオン一杯の滝の音は、まさに神が住んでいるに違いないと思わせる様な、
神聖で、ミステリアスな雰囲気をかもし出してくれました。

このツアーは、道なき道を馬で移動し、渓谷の滝の中でも水かさの多い滝まで向かい、
そこでランチをとって、滝つぼで泳ぎ、戻って来ると言う内容でした。
しかし、この日のビッグアイランドは朝から雨模様で、私たちが移動中も、降ったり
やんだりの繰り返し。気温も低かったので、とても泳ぐ勇気は出ませんでした

私たちが泳ぐはずだった滝壷

勿論全員が水着は持参していたんですけれどね。ランチ終了後、
それぞれが写真を撮影し、寒いので予定より早くその場を離れる事になったのですが、
滝つぼで泳ぐことが一番の楽しみだった主人が、どうしても諦め切れない様子で、
名残惜しそうに水温を手で確認していたら、カウボーイでもある現地のガイドさんが、
「Hey! You should jump in! Come on!」（飛び込めば良いじゃないか！）と一言

その言葉に俄然やる気になった彼を見て、回りのツアー客（この時は我々以外に
６名、アメリカ本土・カナダ・オーストラリアから参加していました）までもが、
「Jump in! Jump in!」と掛け声を叫び始めて、大合唱になってしまい、
長袖を着ていた私が寒いくらいだったのに、調子に乗った彼は、いきなり上着を脱ぎ捨て、
滝つぼにJump inしてしまったのでした・・・・

身体を動かさないと冷え切ると思ったのか、飛び込むと同時に泳ぎ始めた彼を見て、
そこにいた全員が、彼はクレイジーだと盛り上がり、皆が彼の写真を
撮りはじめたのです。しかも、これで泳げる滝に行ったと言う証拠写真が出来たと
皆、喜んでさえいました

唇を紫色にして、ぶるぶる震えながら上がってきた彼を見て、皆、Good job!と
声を掛けていましたが、私は「これで風邪引いたら笑い話にもならないぞ・・・」と心の中で
呆れ果てながら、幸い風邪を引く事もなく、無事に帰国出来たので、
それ以来は文字通り、「笑い話」にしてこうして皆さんにお話している次第です

何だか神聖な神の宿る渓谷での体験にしてはお粗末な話ですが、
大自然と一体になれ、美しい景色を堪能出来、昔ながらのハワイアンの生活の様子も
所々で垣間見る事が出来た、想い出深い体験となりました