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☆にゃん太☆

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2007.09.05
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3章

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              夜

        何もかもを飲み込もうとする闇

        不安に包まれないように灯した光

            その明るさで

         1日が終わるのだと気づく



家族で食卓を囲み食べる夕食。

暖かいニオイに鼻腔をくすぐられる。



傍では手伝いたそうにウロウロしている弟がいる。

やさしく見守る両親。

どこにでもある家庭、それがひかりの家庭だ。

特別お金があるわけではない。だが、それでも幸せだと思った。

皆が笑ってすごせるようにと願った。

ずっと・・・ずっと・・・・・・





          その日の夕食は特別な味がした。









 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

凍りつく寒さの中、私は目を覚ました。

「まっくら・・・いつの間に寝ちゃったんだろう」

立ち上がろうとする・・・・・・が、動けない。



しかし意識はハッキリしている。

            ぁ・・・れ・・・??

不安と絶望を色にしたかのような闇の中、ひかりがみたものは車だった。


          家の車と同じだ・・・・


色、ナンバーから自分の家の車だということに気づく。



ひかりが知っている車の半分くらいのサイズになっている。

ただし、潰れて。

          ぃ・・・ゃ・・・・・・・・・・・!!

思ったときにはすでに車の中にいた。

中は悲惨な状況だった。

ガラスの破片、外から吹き込んでくる強い風そして雪。

体は小刻みに震えていた。凍りつくような寒さだった。

その時、暖かな赤い色が目に飛び込んできた。

正直、見たくは無かった。

だけど見ざるを得なかった。

理解できなかった。

わけがわからなかった。

なぜかって?

それは・・・・・・・・・・・・





       ジブンジシンノ モノダッタカラ







4章

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


            目を覚ます

         抱えきれない不安とともに

          当たり前だと思っていた   

        夜が来て、朝が来て、夜が来て・・・ 

           誰も疑問に思わない

      それが当たり前だから、そう信じているから

       不思議に思ってしまうほうが不思議なのだ

          そう、みんな思っている

         ココガ ドコナノカモ ワカラズニ









 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


        ボクに疑問を与えたのはたった一本の電話だった。 

            そう、ひかり・・・カノジョからの

              今ボクは走っている

          何もかもが停止したかのような静けさの闇の中を

                 たった一人   

               理由なんて単純だ

            「・・・・・・・・・ネェ・・アイタイ・・・イマスグニ・・・」 

        いつも元気なカノジョが発したとは思えぬほど弱々しい声

                失いたくなかった 


「失う・・・?ひかりを?」

                 不安だった

            孤独がつらいと感じたのは初めてだ

             走りながら独り言をつぶやく

              次第に回数も増えていった


「まさかな、消えるわけでもあるまいし」

「ははは・・・まさかねぇ・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「何で消えるなんて思ったんだろうな・・・・」

「俺は・・・知っている・・・?」

「何をだろーな・・・まったく・・馬鹿馬鹿しい」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



                  見つけた。

               カノジョはそこにいた

「ひかりぃ!!」

               ありったけの声で呼んだ

               しかし、返事は無かった 

「・・・・・・・・・・おそぃょ・・・」

                 弱々しかった

         しかし、その言葉は静寂を切り裂きしっかりと耳に届いた 

「ごめん・・・」

               どちらからだろうか

           歩み寄り、気づくと強く抱きしめあっていた

                熱いキスを交わす

          時間さえ忘れて2人はいつまでも抱き合っていた  

                   ・・・・・・・・

              時間を動かしたのはカノジョだった

「ごめんネ、陽・・・ぁたし・・・思い出しちゃった・・・」

                 イミガワカラナイ 

「・・・いみわかんねぇよ・・・どういう意味だよ・・・!!」

                八つ当たりに近かった   

                なぜだろう、焦っていた

「ぁたしね・・・死んでるんだ・・・」

                  ・・・・ん???

「・・・・・・ハァ??だってお前・・・今ここに・・・・」

                 言えなかった

                  それ以上

                  怖かった

             いや、気づいたのかもしれない 

                  ・・・彼に

「カノジョの言っていることは正しいよ、陽」

                 夢の中の・・・アイツ・・・

「お前・・・どうしてここに・・・」

「フッ・・・」

               意味深な微笑を浮かべながら言った

「陽、ここがどこだかわかるかい?」

「・・・・・・・」

「わかんないだろうねぇ・・・この世はね、3つに分けられているんだ。1つは君たちが生きていた世界。
2つ目は死んだ後の世界・・・無・・・だね。最後は・・・」

                  言うな・・・・

「言うなぁ!!」

                 いつからだろう

              青白く光る綺麗な月が出ていた

           それの光に照らされる少年に殴りかかろうとした

                が、あっさりかわされる

          月の光に照らされた少年の顔・・・今度はしっかり見えた 

「お前は・・・・・・・・」

            何事も無かったように少年は言葉を続ける 

「最後は・・・まさに今僕たちがいるココ・・・死者が見る夢の世界。
君は・・・・・・いゃ、僕たちはもう死んでいるんだよ・・・陽。」

オレガ シンデイル?

                     シヌ?

                   死ぬって何だろう・・・

            死んだらもっと華やかなところに行くんじゃないのか?

「そうだねぇ、そうだと思っていた。」

「!!」

「何を驚いているんだい?」

「どうして俺の考えていることが・・・・?」

「当たり前じゃないか、だって僕は君なんだから。」

                    あぁ、やっぱり・・・・

                    俺は君だったんだね・・・

                    理解したよ・・・全部・・・

「・・・俺も・・・思い出したぜ。」

「そっかぁ・・・」

「死んでるんだよな・・・俺たち・・・」

「だね・・・そしてここは夢の中・・・」

「あぁ、俺たちにとって都合のいい世界(ゆめ)だったんだな。」

「そぅ、そして試練の場所でもある。」

「!!!!」

「かず・・ひこ・・・?」

「ははは、俺は死んでいるんじゃないぜ。もともとここの住人なんだ。試験官ってやつかな?」

「説明・・・してくれよ・・・」

「フム・・・」

                 1呼吸置き、ソイツは語りだした

「ここは死者の夢でできた世界だ、夢というのはハッキリしないな・・・」

「そうか、だからあの時・・・」

「ぁたしと陽の夢が混じっちゃったんだね。」

「だけどな、ここはただの夢の世界じゃねぇ。転生の場所・・・つまり生まれ変わる場所でもある。」

「「うまれ・・・かわる?」」

                  見事にハモった

             生まれ変わったら歌手になろう、2人で

「誰でも生まれ変われるわけじゃない、ここが変だと気づかなければいけない。まぁ、気づくだけなら
簡単なんだよ・・・問題は・・・・・・」

「受け入れること・・・だな。」

「自分が死んでいるという事実をしっかり受け入れられること・・・デスよね。」

「そう、そして君たちは受け入れた。合格だ。」

「それじゃぁ・・・」

「あぁ、転生できるだろう。」

「やった・・・やったぞ!!」

「だがな、これだけは覚えておけ!転生したら今までの記憶、ここでの記憶が無くなってしまう。
つまり、文字通りゼロからのスタートになるぞ。」

            しばらくの沈黙ののちそいつが話し始めた

「ここで魂が消えるまで暮らすのも1つの手だ。転生しても2人一緒になれるとは限らないからな」

「「・・・・・・・・・・・・」」

                 無言で見つめ合う二人

                     そう

                  俺たちの答えは・・・

「そうか・・・ならば送ろう。」

                  周りが光に包まれる

「最後に話すことはないか?」

「ひかり・・・俺たちいつも喧嘩ばかりだったな・・・」

「・・・」

「でもよ・・・楽しかったぜ」

「ぁたしも・・・」

                   光が強さを増す

                   体が消えてゆく

「迷惑ばっかでごめんな」

                    涙がこぼれた

                      涙・・・

                 あぁ・・・思い出した、これが涙・・・

「ぁたしもね・・・ぁたしもワガママばっかりでぇーゴメンネーーーー!」

「馬鹿ヤロウ・・・・・・ひかりぃーーーーー!!」

「なぁーーーにぃーーー!!??」

「・・・・・・いや、やめとくわぁーーー!」

「言ってよーーー!」

「あっち(来世)で言うわーーーー!」

「・・・・・・絶対だからねーーー!信じてるー!!」

「おぅ!!」

                    消えてゆく・・・

                   また・・・会えるよな・・・

                 消える間際カノジョが振り返った













                   「じゃぁねーーーーー!!」





























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Last updated  2007.09.05 13:56:12
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