2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全2件 (2件中 1-2件目)
1

夜のとばりがおりて半分くらい灯の消えた繁華街をトボトボ歩く。腕時計を見ると午後9時をまわったところ・・・。平日、この街の界隈はこの時間になると閉店してしまう飲食店が多い。観光客相手の商売だからだろう。意外と食事処がなくて困ることがある。腹をすかし、なにを食べようかと街を徘徊しているオレの目にボッと灯った一軒の店の紅い看板が入った。『馬さんの店』ウマ????「えっ・・・なにっ!?お、お、おウマさんの店っ?」店内に馬がいるのか?マジかよ! ・・・オレの住んでいる街にも『けん太の店』というのがある。たぶんブリーダーの店だと思うが店さきの小屋に犬とロバがいる。近所の人たちからこの、どっちがけん太なんだろう?・・・と噂になっている。しかも、いつ通り掛かっても店員がいる気配がないのでこのどちらかのけん太が店の経営者ではないかという噂までたっている。(んなワケないか・・・)『馬さんの店』・・・この店、ウマがいるのか?店内を優雅にたて髪を揺らしながらウマが走り回っているのか?JRA公認なのか?予想屋がいたりするのか?それともウマが好みそうなニンジン料理ばかりだす店なのか?あやしい・・・。・・・あやしいよ。あやしすぎるよ、馬さんの店っ!怪しいからこそ、入ってみたくなるオレ様。ウマが見たくてこのやじ馬根性!芸能人もたくさん来店しているらしく店先に写真がたくさん貼ってある。長渕剛、アグネス・チャン、パンチ佐藤・・・。店のドアをくぐり明るい店内へ。「いらっしゃいませ~」すると突然、店の奥からこちらをめがけて暴れ馬が・・・来なかった。 店内はいたって普通の中華料理屋でウマなんかどこにもいないじゃんっ!いやっ、最近は常識を逸脱したような奇妙な事件がおきる世の中だ。この店の中でも、ボーッとしてるといつウマが現れるかわからない。用心のためオレは、入口に近い四人席に座った。テーブルに置かれたメニューを見る。・・・いたって普通の中華料理屋さんのメニューだ。ラーメンが食べたい気分だ。『ネギそば 温・冷』ネギそばでも温かいのと冷たいのと2種類あるようだ。なんか暑いから、温かいのを食べるのもなんだなぁ~。冷し中華か、つけ麺みたいなの食べたい気分だな。・・・じゃあ、こっち!『冷やしネギそば735円』店員さんにオーダーして料理が出てくるのを待つ。「冷やしネギそばお待たせしましたー」ドンッ!「えっ!?えーっ!?ウソだろーっ!」本気かよ?ギャグでやってるのか?だって・・・だって・・・普通のラーメンに氷が浮いてんだぜっ!!! ワーオっ!これはナシだろーっ!松田優作じゃなくても言いたくなるよ。 なんだこりゃ?ラーメン、冷たい麺、僕イケめーん、フゥーッ! ウマがいないならオレ様がいななくぞコノヤローっ!「ヒヒーンっ!」あああああー、久々に変なの注文しちゃったぜよ・・・。半透明な醤油ベースと思われる普通のラーメンに長ネギと千切りのキュウリと千切りのチャーシューとありえないくらいの氷がトッピングされている。ラーメン・オン・ザ・ロック!とんだ三年奇麺組が来ちまったよ。うしろゆびさされ隊?後ろ指さされたいからこんなラーメン頼んだんじゃないぞー! ドンブリに触れてみる。・・・冷たい。キンキンに冷たい!麺と具を少し掻き混ぜる。カラン、カラン。店内に、氷がドンブリにぶつかる音が響き渡る。ちょっとイヤな予感がするが箸で麺をつかんで一気に口の中へ。半透明なので薄味かと思われたスープは結構しっかりした濃い醤油スープだ。麺も、氷や冷製スープでよく絞まっていてオレ好みの固めの麺だ。麺といっしょに口に入ってくる長ネギとキュウリの食感もいい。シャキシャキしてて、すごくいい。特筆すべきは、千切りになっているチャーシューだ。中華風チャーシュー特有の甘辛い味がスープと麺に新たな変化をもたらしてくれる。チャーシューを口の中で噛んでおいて飲み込む寸前に麺をすすっていっしょに食道に流し込む。ひんやりした喉ごし。これ、サイコーにうまいです!『ウマさんの店』じゃなくて『うまいさんの店』ってなまえを変えたほうがいいのでは?あ、あ、思い出した。ウマはどうした?ウマは出てこないのか?あっ!壁に貼られている雑誌やタウン誌の切り抜きを見てナゾが解明した。さっきからオレの前の二人掛けテーブルに座って背中を丸めてスープをすすっているおじいさんこそ馬さんだ。ウマさんじゃなくて、マーさんだった。ジイさんでも、バーさんでもなく、もちろん、おウマさんでもなく、マーさんだ。馬さんはこの店の店主で、今年84歳だそうです。その後、この店に何度か足を運びお粥や牛バラかけご飯やら食べたけれどどれもおいしい!朝7時から深夜2時まで営業しているので小腹がすいたらちょっと気軽に立ち寄れるような横浜中華街の中でかなり重宝な店だと思う。ホームページがあるみたいなのでぜひ見てみてください。馬さんの写真が左右反転しちゃってるのが笑える(エプロンのKIRINの文字が逆さ)****************************************************** 馬さんの店 龍仙http://www.ma-fam.com/神奈川県横浜市中区山下町218-5電話 045-651-0758午前7時から翌日午前2時まで営業年中無休JR根岸線「石川町」駅より徒歩6分。みなとみらい線「元町中華街」駅から徒歩7分席数35席
2008/06/13
コメント(5)

『看板に偽りなし!』・・・ってやつですかね。どんだけの不細工がいるんでしょうかねどブス・・・じゃなかった。『ドヴステーラー』上野・アメ横にて(中田商店の向かい側です)
2008/06/13
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1

![]()
![]()