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「もしかして、ホンダイスさんですか?」
残念ながら、その帽子をかぶっていたのは、ホンダイスさんではありませんでした。
その帽子かぶってたのは、別の人でした。
おしい、残念!・・・でも、ホンダイスさんは、その人のすぐ脇に腕組んで立っていました。
【Pocket Rocket 】の『ロマンチックCAP/大浪漫主義棒球帽』が、まだ見ぬ友人を引き合わせたよ!
右も左もわからないアスファルト・ジャングル。
この『STUDIO HONDICE』のブログで見覚えのある帽子を被ってる人に声かけたんだってさ。
握手したり、ハグしたり、 ドラマチックな友人との出会い。
・・・この帽子をかぶってる人がいなかったら、ボクら見知らぬ他人のままだったね!
この『ロマンチックCAP』に新たな伝説が生まれた瞬間だった!
もともと 『POCKET ROCKET』のコンセプトは、【ミス・マッチ】
豊かだった1950年代のアメリカっぽさと、怪しげな光を放つ香港テイスト・・・。
私の好きなジャンルをごった煮にしてみようと試みたのが始まりです。
これから、いろいろな衣服を展開していこうと策略していますが、
ただ服をデザインして売るのではなく、『ラブ・ストーリー性(物語)のある服』もコンセプトなんです。
帽子、Tシャツ・・・それぞれにオリジナル・ストーリーがあるんです。
香港に長期滞在している主人公『ボク』と、香港人の女の子『ミキ』のふたりを軸に展開している物語が衣服になっているんです。
このロマンチックCAPの物語はこれです。

「ホラ、急いで!ファイ・ディー・ラーッ!」
天星小輪(スターフェリー)のデッキで、ミキはオーバーにボクを手招きする。
香港島に出掛けたボクらは、セントラル(中環)からフェリーに乗ってクーロン(九龍)に渡るところだ。
チムサーチョイまでわずか7分間の小旅行。
地響きがするようなけたたましい音を響かせてエンジンが回りだす。
全身青い色のセーラー服の船員が岸からロープをほどくと、
海に浮かぶ木の葉のようなフェリーが走りだす。
初夏の生ヌルい風がビクトリア湾を渡ってくる。
でも、こうしてのんびりした午後を
異国の地で風に吹かれてるのも悪くない。
前方にはチムサーチョイの大きな時計台が、振り返ると香港返還式典の行われたコンベンションセンターが見える。
香港を訪れてからどれくらい時間が流れただろうか?
午後の日差しを反射しているセントラルのビル群を眺めていると
どんどん現実逃避してしまう自分がいる。
いまごろ日本も暑いのかな・・・?
ドンっ!
急に肩を叩かれて現実の世界に引き戻された。
「ネェ、見て。公司三文治(クラブサンドイッチ)買ってきちゃった!」
ミキは軽食専門店マキシム(美心)の袋を手にぶらさげていた。
いつのまに購入したのだろう?セントラルの乗り場付近で、ボクが雑誌売場をみているときに
購入してきたらしい。
「エッ?まだ食べるの?さっき雲呑麺(ワンタン麺)食べたばっかじゃないか!?」
「これはおやつよ。あなたの分もちゃんと買ってあるんだから!」
香港の女性はよく食べる。
あきれるほどよく食べる。
一日中なにかを食べているが、不思議と太らないし、スレンダーな人が多い。
「ほら、このトマトが甘くておいしいの。」
彼女は子供のように三文治(サンドイッチ)をほうばっている。
「どうしたの、食べないの?」
ミキは心配そうにボクの顔をのぞきこむ。
「ミキは『大食人』だな。もう満腹で食べれないよ。」
「大食人はアナタでしょ!なに笑ってんのよ。」
「ゴメン、ゴメン。」
「こうみえても私はいつだって、ダイ・ロウ・マン・・・・・・んん??」
ボクは胸のポケットからメモ帳を取り出し、彼女に差し出した。
広東語がよくわからないボクと、日本語がよくわからないミキは
こうやってメモ帳に字や絵をかいてコミュニケーションをとっている。
三文治(サンドイッチ)を片手に、ボールペンを片手に持った彼女は白いメモ帳の上にこう書いた。
『 大 浪 漫 主 義 』
日本語としても通用するような広東語だ。
彼女は、「いつでも私はロマンチックだ」と言いたかったのだろう。しかし、マーガリンが口のまわりについている彼女をみて
そのギャップでボクは吹き出してしまった。
「なんなのよ!また笑って・・・アッ!」
「アーッ!」
スターフェリーに突風が吹きつけたので
ミキのかぶっていたベースボールキャップが
風にあおられてビクトリア湾におちた。
「ネェ、はやく取ってきてよ!」
「エッ!?無理だよ!海の上だよ。」
「私はあの帽子が気に入ってたのよ!」
あのキャップはボクが日本で購入してきて
彼女にプレゼントしたものだった。キャップは無常にも、ビクトリア湾の水面(みなも)を
ゆらゆらとただよっている。
「無問題(モーマンタイ)。また、日本に帰ったら買っておくよ。」
「・・・・・。」
ご機嫌をそこねたミキは、沈黙してしまった。
しかっめっ面のまま彼女は、二人前の公司三文治(クラブサンドイッチ)を全部たいらげてしまった。


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MATHEMATICS GIVES ME LOVE
1950'S + HONGKONG = POCKET ROCKET
SO LET ME FEEL WHAT IS LOVE
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一九五零年式 + 香港 = 袋中火箭

【 横濱コレクターズモール
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Antiques & Collectibles
営業時間 11:00~19:00
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