「きらりの旅日記」

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2016.04.13
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カテゴリ: アメリカ・カナダ

ニューヨーク「グランド・セントラル駅」Grand Central Station・・・とは?

グランド・セントラル駅(Grand Central Station)

IMG_7557.jpg



正式名称は、グランド・セントラル・ターミナル(Grand Central Terminal)

単に「Grand Central」とも

所在地はミッドタウンのパーク・アベニューと42丁目の地点である。


“マンハッタン3大ターミナル”ほか2つは

ペンシルベニア駅

ポート・オーソリティ・ターミナル

のうち最大のものである。

駅近辺の鉄道はすべて地下を通っているため、

44面67線の広大なプラットホームはすべて地下にある。


【歴史】

メトロノース鉄道のグランド・セントラル駅は、通勤列車が多く発着するターミナル駅で

地下に29面のホームと、46の発着番線を持つ。マンハッタンを代表する歴史的建造物である。

1871年10月にニューヨーク・セントラル・アンド・ハドソン・リバー鉄道、

ニューヨーク・ハーレム鉄道そしてニューヨーク・アンド・ニューヘイブン鉄道により

旧駅施設(グランド・セントラル・デポ, Grand Central Depot)が完成・開業した。

この駅舎はen:John B. Snookによる設計

コーネリアス・ヴァンダービルトによる融資で建設された。


1899年から1900年にかけて、駅舎の大規模改装が行われた。

3階建てから6階建になり、ファサードも全面的に新しいデザインとなった。

この駅舎の設計者は鉄道建築家のen:Bradford Gilbertであった。

この新しく改装された駅施設は

グランド・セントラル・ステーション (Grand Central Station) と改名された。


現在の駅舎は、1904年に改装・修復工事が始まり、

1913年2月1日にグランド・セントラル・ターミナル (Grand Central Terminal)

として開業した三代目の建物である。これは、

1901年に建設が始まったライバルのペンシルバニア鉄道によるペンシルバニア駅に

対抗するため、より豪華な駅舎を建てる必要があったためである。

この建物は、古典主義風のボザール様式(アメリカン・ボザール)の建築物である。

この建物の設計は、

コンペで選ばれたen:Reed and Stemおよびen:Warren and Wetmoreによるものである。

床面は大理石が使われ、天井には星座が描かれている。

1966年には、

ペン・セントラル鉄道

(ライバル同士であったペンシルバニア鉄道とニューヨーク・セントラル鉄道が合併した鉄道会社)

によって高層ビルを建てるため、駅舎を取り壊す再開発計画が公表された。

しかし、ニューヨーク市やジャクリーン・ケネディ・オナシスなどが反対し、

連邦最高裁判所まで争った末に、計画は撤回された。

1998年に再び内装をリニューアルオープンした。

これは、この少し前に荘厳なボザール建築の旧ペンシルバニア駅舎が

マジソン・スクエア・ガーデン建設のために取り壊されたことにより、

歴史建造物保存の機運が高まった結果であった。

1991年には、アムトラックのサービスが全てペンシルバニア駅に移され、

それ以降はメトロノース鉄道のみがこの駅から発着している。


1999年8月18日には、45丁目から48丁目と

パーク・アベニューまでの拡張であるグランド・セントラル・ノースが開業した。

2013年2月1日に駅舎生誕100周年を迎え、記念式典が開かれた。

また併せて2014年に駅舎生誕100周年を迎える

日本の東京駅と姉妹提携を結ぶことも発表された。

日米両駅で姉妹提携を結ぶのは初めてである。

現在、2019年から2023年の開業を目標に、

ロングアイランド鉄道の同ターミナルへの乗り入れ工事が進行中である。


構造【線路】

このターミナルには44のプラットフォームがあり、

単一の駅としては世界最大である。

駅構内の位置に応じて線路番号が割り振られており、

67の線路は通常の旅客用である。

上階には42の線路があり、

1から10番線路は、現在はストレージとして用いられている。

旅客用は、東から西へと11から42である。

22から31は、1990年代にグランド・セントラル・ノースのコンコース建設のために取り潰された。

12は、11から13の間のプラットフォームを拡張する際に取り潰された。

14は、ゴミ運搬用の列車専用となっている。

下階には東から西に100から126の27線路が存在する。

現在、102–112と114–116が旅客専用である。

奇数番の線路は東側に、偶数番の線路は西側にある。

116-125番線路は、ロングアイランド鉄道の乗り入れ

プロジェクトイースト・サイド・アクセスのために解体されることになっている。

ロングアイランド方面の線路は、301-304および401-404の8線路が新設される予定である。

その他にも、プライベート専用線、61番線路が同駅の地下に存在する。

これはもともと、フランクリン・ルーズベルト大統領のために建設されたもので、

この線路専用の入り口とエレベーターが存在する。

彼の死後も時折使用されている。

この路線はウォルドルフ=アストリアへとつながっており

67、1929年のニューヨークタイムズに最初に記載されたが、

最初に使用したのは1938年のジョン・パーシングである。


『駅構内】

駅構内の中央は、

東西275 ft (84 m)、南北120 ft (37 m)、高さ125 ft (38 m)のコンコースとなっている

日中は多くの人でごった返しており、待ち合わせ場所としてもよく使われる。

メイン・コンコース内には、チケット販売ブースが設置されているが、

現在では駅構内各所に散らばる券売機が主に用いられており、

このブースは別の用途で用いられるようになっている。

メイン・コンコースの中央には、駅のメイン・インフォメーション・センターが置かれている。

このインフォメーション・ブースの屋根の上には、四面の真鍮の時計が設置されている。

これはen:Henry Edward Bedfordによるデザインで、

コネチカット州ウォーターバリーで鋳造された。

四面のそれぞれの時計盤には、直径24インチのオパール様のガラス

(オパール・ガラスまたはミルク・ガラスとも呼ばれる)がはめ込まれている。

都市伝説では、これは本物のオパールで

サザビーズやクリスティーズは1000-2000万ドルの価値があると推定しているという話がある。

ブース中央の大理石と真鍮でできた塔には、

秘密扉があり、内部には地下のインフォメーション・ブースへとつながる階段がある。

メイン・コンコースの天井には、

高さ125フィートのプラネタリウムを想像させる星座が描かれている。

この星座を描くとき、鏡に映しながら描いたため裏返しの星座が描かれている。

これは天球を外側から俯瞰した、神の視点による星座を表現している。

これは、en:Whitney Warrenとen:Paul César Helleuによる発案で、

James Monroe HewlettとCharles Basingが施工した。

メイン・コンコースの周囲には乗り場へとつながる階段やホールがある。

また、メイン・コンコース内には電車のスケジュールを随時表示する掲示板が設置されている。

駅構内には、

数々のショップやレストランなどもそろっている。代表的なものは、

アップル・ストアやオイスター・バー(同駅内で最も古くから続いている店)

マイケル・ジョーダン・ステーキハウス、

シェイク・シャックなどである。

メイン・コンコースの地下は、ダイニング・コンコースとなっている。

メイン・コンコースの東側には、グランド・セントラル・マーケットという食料品市場がある。

また、ニューヨーク交通博物館の別館も同駅構内にある。

ヴァンダービルト・ホール (Vanderbilt Hall) は、

メイン・コンコースの隣42丁目側にある多目的ホールである。

出入り口は、パーシング・スクエアの地点にある。

その名前は、同駅の出資者で所有者であったヴァンダービルト家から付けられている。

以前は駅のメインの待合室だったが、現在はクリスマス・マーケットや

特別展示、またはプライベート・イベントなどを行うスペースとなっている。

キャンベル・アパートは、エレガントなカクテル・ラウンジで、

43丁目とヴァンダービルト・アベニューのすぐ南に入り口がある。

かつては1920年代の実力者ジョン・キャンベルのオフィスであった。

これは13世紀のFlorentine palaceのギャラリー・ホールを模して建設された。

グランド・セントラル・ノースは、

45丁目から47丁目および48丁目の間にある同駅に通じるエリアである。


【駅外装】

42丁目側の正面ファサードには13フィート (4.0 m)の時計が飾られており、

この時計には世界最大級のティファニーのガラス細工がはめ込まれている。

このガラス細工の周りは

商業の栄光 (Glory of Commerce) と呼ばれる彫刻群が取り囲んでいる。

この中の三体の像は、

ミネルウァ、ヘラクレス、そしてメルクリウスを表している。

この彫刻は、フランスの彫刻家en:Jules-Felix Coutanによるデザインで、

John Donnelly Companyによって制作された。

1914年にこの彫刻が公開された時、

この48フィート (15 m)の三体の像は世界で最も大きい彫刻群であると見なされていた。


【駅から発着している鉄道】

メトロノース鉄道(ニューヨーク市~アップステート・ニューヨーク/コネチカット州/ニュージャージー州) ハドソン線
ハーレム線
ニューヘイブン線(ニュー・カナーン支線、ダンベリー支線含む)

将来ロングアイランド鉄道 イースト・サイド・アクセス


【隣接している駅】

地下鉄ニューヨーク市地下鉄グランド・セントラル-42丁目駅 4号線(レキシントン・アベニュー線急行)
5号線(レキシントン・アベニュー線急行)
6号線(レキシントン・アベニュー線各駅停車)
7号線(フラッシング線各駅停車)
S線(42丁目シャトル)


【引き込み線】

近隣にある高級ホテルである「ウォルドルフ=アストリア・ホテル」への引き込み線がつながっており、過去にはフランクリン・D・ルーズベルト大統領やアドレー・スティーブンソン国連大使などが使用していたが、現在は使用されていない。

【周辺施設】

クライスラー・ビル
ヘルムズリー・ビル
メットライフ・ビル
ワン・ヴァンダービルト (en)

・・・ウィキペディアさま参照・・・・写真「きらり」

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最終更新日  2016.04.14 10:18:33
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