「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2022.03.24
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カテゴリ: 美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​​​​​ヨハネス・フェルメールは最初に歴史画や神話画を描いていましたが、室内画家としての模索をしている頃の2点の作品を見てみましょう



『眠る女』1657年頃

ヨハネス・フェルメール
Johannes Vermeer
(1632-1675)


1632年10月31日?〜1675年12月15日?(43歳?)

 Jan van der Meer van Delft
ヤン・ファン・メール・ファン・デルフト

オランダ(ネーデルランド共和国)の画家。

バロック期を代表する画家のひとり。


フェルメール24歳〜25歳の頃の作品


ヨハネス・フェルメール
Johannes Vermeer

『眠る女』1657年頃

油彩 カンヴァス 87.6cmx76.5cm

ニューヨーク「メトロポリタン美術館」所蔵。


フェルメールが得意とする・・・

​【室内画の単身人物画】​ の出発点となった作品 です



神話やキリスト教の説話の要素を

まったく感じさせないという点では、

初めて取り組んだ本格的な風俗画 といっていい。

ヨハネス・フェルメール
Johannes Vermeer


​X線調査で・・・

犬やほかの人物を

描こうとした形跡が明らかになっているが、


画家は最終的に 『眠る女』 だけを残したことによって、

静かな音のない室内で眠る(または思索に耽る)女

の存在を際立たせることに成功している


画面左奥の壁の絵には、

「愛」 の象徴のキューピッドの足元に​

「偽り」 を意味する仮面​ が描かれており、

恋に悲しむ女を暗示させる。


『取り持ち女』 1656年​



ドイツ「ドレスデン国立絵画館」所蔵。


やりて婆(左から2番目の黒い被り物の女)が、

男に娼婦(右端の女)をあてがう様子を描いた作品で、


当時はこのような、

娼家を描いた風俗画が流行していた。


聖書の一場面である

『放蕩息子』

宗教画や神話画を描いていた画家が、

​風俗画への転身を模索していた時期の作品​ と思われている。

左端の男性は・・・


『絵画芸術』 に登場する

画家の後ろ姿(右)と同じ服装をしており、

フェルメール自身ではないかと・・・

指摘されているクール



(写真撮影:ほしのきらり)



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最終更新日  2022.03.24 00:10:08
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