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2018.01.12
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カテゴリ: 小説/物語
そんな会話をしながら駄菓子屋の前を10mほど過ぎたとき、聞き覚えのある声が我々を呼んだ。
駄菓子屋のおばちゃんだった。

彼女は小走りに駆けてきて、まーちゃんに紙袋を差し出した。
「聞いてんで!まーちゃん今日この兄ちゃんとゲームセンター行って動物園行くんやてな。」とおばちゃん。
「そやねん。」とまーちゃん。
「この袋を兄ちゃんに渡しとくからな。電車の中で食べたらええわ。」とおばちゃんは袋の中をまーちゃんに見せた。
「あ、お菓子や。ええのん、おばちゃん。」と言うまーちゃんに「今日はあんたの冬の遠足やろ。遠足にはおやつ持っていかなアカンがな。」といっておばちゃんはにっこり笑った。

目の高さに合わせるため、しゃがみこんでいたおばちゃんに「ありがとう!」と言って抱きつくまーちゃん。
そのまーちゃんを優しく抱きながら「おお!ええ子やええ子や!」といいながら、おばちゃんは私の目を見て3回大きく頷いた。


再び駅の方に向かって歩き出した我々が3つめの角を曲がって姿を消すまで、おばちゃんは大きく手を振ってくれていた。
もちろん我々もその角を曲がる直前に、おばちゃんの方に向き直ってしっかり手を振り返した。





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最終更新日  2018.01.12 03:39:23
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