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2018.03.18
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カテゴリ: 小説/物語
あのとき母は一体どれくらいの時間私を抱え上げたままでいたのだろう。
どう思い出しても10分以上はあったはずだ。
そしてあのときの私の体重はどれくらいだっただろう。
三歳児の平均体重は14kg台だったはずだ。

私の母は逞しい体系でもマッチョでもない、どちらかといえば小柄で華奢な人だ。
体重14kg前後の子供を10分以上持ち上げるのは、そんなに容易なことではなかったはずである。

窓の高さ的に肩車してしまうと私の目の位置が窓枠のさらに上にいってしまい景色が見えない。
だから母は両手で私を持ち上げ続けてくれた。
なのに、一言もしんどいと言わずに私を両手で持ち上げ続けてくれた。

我が子に大好きなウルトラブンを見せてやりたい、、、それだけのために持ち上げ続けてくれた。

あのときの私は、当たり前のようにパレードを見て当たり前のように喜んだ。

私がそれを見るために母がどんな思いをしていたのかなんて、この瞬間まで考えたことすらなかった。

あのときは考えが及ばなくても、それからいくらだって考えることはできたはずである。
しかし私は考えようともしていなかったのだ。

やはりこれが子供というものの愚かさか、、、
そう思い知らされた。





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最終更新日  2018.03.18 02:59:47
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