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2018.08.04
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カテゴリ: エッセイ
セイリングではクルーの指示の下でお客さんに舵輪を任せたり、帆の上げ下げを手伝ってもらったりするもの我々の仕事のひとつだった。

我々はそれを最大限に利用して、エリとホストファミリーたちの距離をグッと近づけた。

ディセイルの日程を終えてあと30分ほどで帰港となったとき、エリは舵輪を担当していた私のそばにきた。
そしてこの日一日の全てのことに感謝の言葉を述べてくれた。

私も彼女にこれだけみんなとコミュニケーションを取れたらもう残りのホームステイ期間は問題ないだろうと伝えた。
その言葉に彼女は微笑みを見せて大きく頷いて、そのまま目線を沈みゆく夕日に向けた。
私はしばらく風に髪を揺らめかせながら夕日に染まる彼女の横顔に見入ってしまった。

その横顔に不安な表情を見出してしまったからだ。

1分ほど経ったころだっただろうか、、、


ここは優しく励ますところなのは十重理解していた。
今のように携帯電話やEメールでもあれば連絡を取り合って困りごとをフォローすることもできたのだろうが、当時そんなものはまだそれほど普及はしていなかった。
この船を降りた後は彼女がひとりでやっていかなければならない。

だから私はその思いをそのまま伝えた。
彼女の方を見ないで、船の進行方向を見たまま言葉短かに伝えた。





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最終更新日  2018.08.04 02:11:37
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