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2009年02月16日
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ママの腕の見せ所、です。


さんりんしゃにのって

私的オススメ度 ★★★★★
子供的熟読度  ★★★★☆

以前にも紹介した「ももんちゃんシリーズ」の作者さん、とよたかずひこさんの絵本です。

ももんちゃんシリーズは本当に気に入っていて、一冊買ったら可愛くて可愛くてハマってしまい、その時出ている分すべてを一気買いしてしまったんですよね。

で、それだけでは飽き足らず作者であるとよたかずひこさんの作品を手当たり次第に漁りまして、辿り着いたのがこの「うららちゃんのりものえほん」シリーズだったりします。

とよたさんの本ではやはり「ももんちゃん」シリーズが一番有名なようで、これは大抵どこの本屋でも置いてあるんですよね。
が、他のシリーズとなるとなかなか見かけないんです。
他のもので「いっぽくん」シリーズはたまに見かけますし、バルボンさんは図書館でも見かけるのですが、このうららちゃんシリーズはなかなかないんですよね。


これ、結構オススメです。

うららちゃんシリーズは3冊あるのですが、中でもこの「さんりんしゃにのって」はかなりお気に入りの一冊です。

三輪車に乗ったうららちゃんが公園で動物さんたちを相手にバスごっこを始めるのですが、誰も乗り込んでくれません。
そうしてとうとう終点まで来てしまったうららちゃんは、考える。
お友達と一緒に遊ぶために、どうするか。

うわ、うららちゃんやるなぁ。

って思ったんですよ、最初に読んだ時。
バスごっこだけどうららちゃんが乗っているのは三輪車で、だから定員はひとり。
みんなで遊ぶためにはどうするか、を考えたうららちゃんはスゴイ。
特に三輪車の使い方が上手いんですよ。柔軟ですよ発想が。
そしてすぐに乗り込んでくる動物さんたちも反応早くて嬉しくなってしまいます。



この絵本、すごくすごくいいなぁと思うんですけど、裏腹に子供に伝えるためにはある程度お母さんの読み聞かせスキルが必要なんですよ。

というのも、うららちゃんはバスの「行き」と「帰り」の間にある工夫をしてみんなで遊べるように仕向けているのですが、それ、文章では最小限にしか表現されていないんです。

主にイラスト。そしてほんの少しの台詞の追加。
そこにうららちゃんの工夫が練りこんであるのですが、それだけに「行き」と「帰り」のうららちゃんの心情の違いをどうわからせるかは読み聞かせるお母さんの演技にかかってくる部分があるんですね。

もちろんイラストで表現されている部分が大きいので、それほど難しいわけじゃありませんが。


そう考えるとこれ、「読み聞かせ」の醍醐味を味わえる絵本だとも思います。
行きは一人ぼっちだったうららちゃんが、帰りは沢山のお友達と遊べた。
なんでだろう? どうしてかな?
それを話し合えることもとても素敵。

3冊で終わってしまっているこのシリーズですが、もうちょっと読みたいな、と思わせてくれる絵本です。





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最終更新日  2009年02月16日 12時59分17秒
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