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2009年02月19日
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「どうしてねこさんはもう生き返らなかったの?」

私的オススメ度 ★★★★★
子供的熟読度  ★★★☆☆


100万回生きたねこ

娘が4歳になった頃、ようやく最後まで読ませてもらえるようになった本です。笑。
一応対象年齢6~7歳に分類されているようなので、やっぱりちょっと難しいんでしょうか。
NHKの「おはなしのくに」が大好きなのですが、あれで萩原流行さんが読んでいますよね。
あれも味があってとても大好きです。この絵本自体が大好きと言うのもありますが、あの番組で一番好きなのがこれだったりします。

これも大人が読んで考えるところのある本という部類の気がします。
子供の頃に好きで印象に残っていて、見つけた時に喜んで子供の年齢考えずに買ってしまった本なのですが(そんなんばっかりだ!)、その頃にはあんまり理解しきれなかった気がするんですね。


でもこれ、子供の頃に一度でも読んだ事がある人ならぜひもう一度手にとって欲しいです。
読書の醍醐味の一つに「同じ本でも読む年齢で感想や感動が違ってくる」ということがありますが、この本はそれを十二分に堪能できると思うんです。
子供の頃に一度でも目を通した覚えがある人は、ぜひもう一度手にとって見て欲しいです。きっと違う感想が浮かぶんじゃないかな。


大人になるとわかるのですが、このねこが以前生きた「100万回」というのは人生で例えると”ちょっと若い頃”なんですよね。
なんとなく「俺は100万回死んだんだぜ!」と吹聴して回るねこの姿は、合コンで学生時代辺りの武勇伝を語って気を引こうとする男と重なります。
なんていうか、「俺は若い頃ブイブイ(死語)言わせてたんだぜ!」みたいな言葉?

でもまぁ本当に尖ってるんですよねーこの子。
ずっとずっと誰かの飼い猫で、それが100万回の後ようやく誰のものでもない、ただの野良猫になっていた。
そりゃ羽目も外すわ。笑。

その彼が一匹の雌猫と出会い、寄り添いあうようになる。
子供たちもいっぱい出来て、賑やかに暮らして、そうしてまたふたりぼっちになって、最後は一人……いや一匹で残される。


その後もう生き返らない猫に子供心にいろいろ考えたことを覚えています。

うちの娘もこのシーンまで来ると、

「どうしてねこさんはもう生き返らなかったの?」

と聞くのですが。

そこはやっぱり明確な答えを出すべきではないと思うので、この質問が出るといつも



と聞き返します。すると

「うーん、もう悲しいのいいやって思ったから?」
「ゆっくりしたかったから?」
「もう死ぬの恐かったから?」

など、小さな頭の中で毎回いろいろと答えを考えてくれます。

この時間が一番楽しみです。



最後たくさん泣いた猫ですが、100万回生きていた頃に”だいきらい”だった人たちを少しでも思い出していたらいいな、と。
なんとなく、そう思います。






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最終更新日  2009年02月19日 10時44分51秒
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