空腹ラッコの雑記帳

空腹ラッコの雑記帳

2013/03/05
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カテゴリ: ただいま学習中
1.論証の土台

「最小限の公理から」と書きましたが、諸命題に先立っておかれる項目は
3つのグループからなります。

まず、定義から始まります。

定義は

「1.点とは部分をもたないものである。
 2.線とは幅のない長さである。…」

を筆頭に23項目に及びます。
角、円(及びその中心、直径)に関する定義も含まれます。


   二つの線相互のかたむきである。  
  9. 角をはさむ線が直線であるとき、その角は直線角と呼ばれる。
 10.…
 15.円とは一つの線に囲まれた平面図形で、その図形の内部の一点から
   それへ引かれたすべての線分が互いに等しいものである…」

それに続く、一般に「ユークリッドの公理」とよばれる5つの前提は、原論では「公準」と呼ばれています。

1.任意の2点を結んで線分を作ることができる
2.有限直線を連続して一直線に延長することができる
3.任意の中心と半径により円を描くことができる
4.すべての直角は等しい
5.2直線と混じり合う1直線が同じ側で2直角より小さい


5番目がいわゆる「平行線の公準」です。

一方「原論」で公理と呼ばれている項目群もあります。

「1.同じものに等しいものは互いに等しい…」

を初めとする9つの項目で、最後にある

「9. 2直線は面積を囲まない」





 これらの土台の上に築きあげられてゆく(証明を伴う)命題群の流れを、最初の段階について示すと次のようになります。

1.与えられた線分上に(その辺を底辺とする)等辺三角形
  (原論では正三角形をこのように呼びます)を描くことができる。

  以下必要に応じ「原論」での用語も現在の一般的な用語に置き換えるなどして表現すると

2.任意の点を1つの端とし、与えられた線分と等しい線分を
  描くことができる。
3.等しくない2本の線分において長いほうから短い方の長さを
  除くことができる。

4.二辺挟角が等しい三角形は合同である
  (注:すなわち他の辺、角も互いに等しい)
5.二等辺三角形の底角、及びその外角は互いに等しい
6.二角挟辺が等しい三角形は合同である

7.線分の同側に描ける(その線分を辺の1つとし)他の2辺も相等しい
  三角形は唯一つである。
8.三辺が等しい三角形は合同である。
9.(直線)角の二等分線をひくことができる

10.線分を二等分することができる。
11.直線上の1点を通るその直線の垂線をひくことができる。
12.直線外の1点を通るその直線の垂線をひくことができる。

13.直線およびその上に端点をもつ半直線により作られる角は
  2つの直角または補角である。
14.補角の関係にある(1つの辺を共有する)2つの角は直線をなす
15.対頂角は等しい

16.三角形の外角は内対角より大きい
17.三角形の2角の和は2直角より小さい
18.大きい辺には大きい角が対する

19.大きい角には大きい辺が対する
20.三角不等式が成立する
21.三角形の内部で交わる2辺の長さ、及びなす角





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最終更新日  2013/03/05 06:50:51 AM
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